前の書き込みでアップした動画の中で弾いていたギターはこれです。
Ornettsのレスポールです。Schecterというギターを知って、それのOEMというか、カリフォルニア製で
ないバージョンを製造するのを請け負っていたというのを知り興味が湧いた。
で、もうかれこれ7-8年前になると思うが、そのとき入手できるのは PRSを真似たタイプの
ギターだけだった。PRSはこの頃持っていたので、唯一、手元に置いたことがなかった
レスポールに興味があった。実は、30年以上も前に、後輩がGRECOの特注のレスポールを持っていて
弾かせてもらった。弦高が低くて、テンションも弱く、気持ちが悪いほど「弾き易かった」。
そのときは、ES-335を持っていたので、「こんな弾き易いのは向いてない」と決めつけた。
以来、ずっとレスポールとは距離を置いてきた。
が、いろんなギターを弾いたのに、レスポールをちゃんと弾いておくべきではないかと
思い、情報を集めると、なんでも 下手な本家を超える音を出すらしいと知った。
ということでnet上を調べると、吉祥寺だったか そのnet上のshopが持っていた。
で、たまたま出張があったので訪ねてみた。そこは店舗は持っていなくて、マンションの
一室を倉庫にしていた。で、マーシャルのスタックに繋がせてもらって弾いたら、その記憶にある
Grecoとは違って、手強い感じだった。なので、即、買った。
そして、ハイポジションが弾き易いように 自分で削った。ま、本家のGibsonであれば
とてもそんなことはしなかったと思うが。
で、これが PUの出力が ズバ抜けて凄くて、Distortionも良くかかる。そんなとき、本家のヒスコレだか、リイッシューだかの レスポールを
数日借りる機会があり 弾いてみたら、これが また良かった。よく言われる、ネック側のPUにすると Ornettsの音が、立ち上がりが良くて
ガンガン前で出てくる、尖った音なのに対して「甘い低音が出る」のでした。
なので、やっぱり Gibsonの LesPaulが欲しくなり入手したのが Gibson LesPaul DC だ。
これは、今のところ評価がむづかしい。ダブル・カッタウェイなので、ハイ・ポジションが
弾き易いだろうと思い込んでいたのに、実際に弾くと切り刻んだ、Ornettsの方が弾き易い。
でも、出て来る音が、評価が難しい音だ。タッチはすごく柔らかくて ブルージィーな生音が出る。
内部に空洞があるらしいので、アコーステックな立ち上がりのいい音だ。でもエフェクタの掛かりが
ちょっと弱い感じでもある。
やっぱり、この手のギターはPRSと同じようなフィーリングなのかも知れない。