手づくりオーディオで聴く JAZZ

1960年代の後半、BEATLESがまだ現役だった頃に、初めてアンプを作った。ときどき火がつく。

PRS CE というギター

2013年09月16日 00時56分05秒 | Guitar


PRSというギターのことが気になりだしたのは、いつの頃だろうか。
正式にはポール・リード・スミス( Paul Reed Smith)社、略してPRSと呼ばれている。

 Paul Reed Smithはその創業者( 1956年2月18日 - )の名前だ。設立は1985年だそうだ(Wikipediaより)。
高級ブランドとして売り出したので、地方都市の楽器屋ではなかなかお目にかかれなかった。
2001年から学生向けということで韓国製の SEを冠した手頃な値段の製品が発表されている。
私が知ったのは、これよりも後のことだろう。

その頃は、GibsonのES-335とG&Lのテレキャスがあれば、他にギターは必要ないと思っていた。
が、そろそろ私の人生も節目(? 人によって違うと思うが)だと感じていた頃だったので、もっとギターの世界を
知りたいと思った。憧れていたNew YorkやLiverpoolへ行ったことも関係していると思う。

ということで、世にある それなりのギターを手にしてみたくなったのだろう。
で、いつだったか(2002年頃か)、行きつけのMusic Farmさんの店に行ったときに、PRSが下がっていて
それを弾かせてもらったのがPRSに直に触れた最初だった。
値札を見ると、思いのほか安い。どうやら試供品みたいな位置づけで飾ってあるらしい。ただし色が全く
好みではなかった。が、とにかく巷に聞くPRSの値段に比べると格安だった。

それが、これだ。



残念ながら、その頃はいいギターというのがどんな物なのかがよくわかっていなかった。なのでそれ程すごい
ギターとは思えずに 単に「色」が好みでないということで手放してしまった。
 音はというと周りの音に埋もれることなく、ちゃんと存在感を示す音がしていた。

その後は、人並みにストラト系のギターにも興味が出て来てSchecterやMoon、Valley Arts,Fenderの
Claptonモデルなどを入手してみた。この間10年程。いろいろいいギターも手にして 少しは良いギターが
わかるようになった気がする。なので手放したことを悔むギターもあった。
素人が狭い部屋に置けるギターの数には限りがある。オーディオの占める部分も大きいので。
意外にばかにならないのがハードケースだ。
ということで、手元に残ったのは実にありきたりのモデルということになった。LesPaul系2本、ストラト系2本、
Telecaster系1本、ES-335、Ovaton1本。で、結果的に足りないのがPRSということになった。
で、1年ほど前にブラリとMusic Farmさんの店を訪ねたところ、何やら程よい感じのPRSがぶら下がっていた。
値段を見るとバカに安い。ヘッドにSEと書かれている。SEというのはStudent Editonということらしくて、
製造が韓国だ。でも韓国製にしては少しばかり高い。メーカーからの宣伝用ということで特価で出していいとのこと。
私が気になっていたアーム無しのモデルだ。このクラスのギターだとストップテールピースで、オクターブ調整が
できないタイプはちょっと心配だったが、「大丈夫」とのことだったので、衝動買いした。



が、自宅でじっくりと弾いてみるとやっぱピタリと音が合わない。6本の弦からの出音がまとまらない。
手持ちのオクターブ調整が出来るストップテールピースに替えてみたが、チューニングは出来ても音がまとまらない。
これは、ギターの出来具合というか、造り込みのせいなのでどうしようもない。音もイマイチだった。
ということで、これはハズレだった。幸いオークションでも人気のあるモデルらしくて、すぐに売れた。
特価で入手したので、あまり痛手はなかった。

それから1年ほど、たまにネット上を物色していたが、先日、掘り出し物を見つけた。結構傷があり、使い込まれた
もので、PUが取り換えられていた。そしてストップテールピースだ。こういうのは、オークションでは人気がない。
最近は出品も買い取りも業者が多くなっているので、目立つ傷があるものや、改造物には値が付かない傾向にある。
ということで、先日、入手できた。1998年製だ。



 見かけは、万人好みではないが、これが予想していた通り、「いい音」がするギターだった。当たり!だ。
生音は、ストラトみたいで、ハムバックのPUはオリジナルとSymor Dumcan だ。ちょうどストラトに
ハムバッカーを付けた音に近い。が、当然のことながら、ダブルカッタウェイなので、とても弾き易い。
LesPaulでもストラトでもない音だ。これでもう当分は買い足す必要はなさそうだ。


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