つれづれなるままに…そこはかとなく…

ひのえさる…
誰に見せたいわけではないが、
心に留めておきたいことを文字に残したいと思い立ち…

北国の春

2015-04-28 01:22:45 | 日記
先週、友が、北の国へ引っ越しました。この暖かさで、一気に花が咲いているでしょう!
いい季節に引っ越しました。ツイてる奴です!

「4月に引っ越すよ!」と聞いた時は、春が遅いと雪が残っているんじゃないか?と心配しました。実際、先週までは、雪や嵐の予報が続いていましたから、だいぶ気を揉みました。

普通の身体(状態)じゃないのに!と。

彼女にがんが見つかったのは、去年。腹が張って痛いと診察を受け、がんと分かった時はすでに腹腔内に広がっている状態だったので、一時は、着物の整理して形見分けの真似事をしてみたり、死に装束を選んだり…。見てるのが辛かったな。

厳しい選択を迫られながら、一つ一つクリアして、何とかコントロールできる状態になった時、「引っ越すことにした!」と。その話が出たのは、抗がん剤がよく効いて、一度は断念した手術ができることになったと聞いた日でしたから、ちょっと驚きました。

「手術が終わって、術後の抗がん剤が一段落したら引っ越す。週末に見に行って、家も決めてきた。治療を引きくけてくれる病院も近くに見つけた。」わぉ!

もともと人生達観したところがあり、独立独歩、即断即決、悩む前に行動する性質なので、実に彼女らしいファイティングスタイルだと、着物の整理なんかしているよりずっとマシ!と、ちょっとうれしくなりました。

「引越は、お任せパックってやつにしたよ!全部やってくれるって。抗がん剤の最後のクールの入院中に決めた。」

そんなにうまくはいかないかも…?

案の定、血液検査でひっかかって、1つ前の投与が1週間ずれて、引越の次の日が通院治療に。朝、夫君は引越し先へ、かのじょは病院へ。そして、血液検査の後、治療を待って、夕方、飛行機で北へ発ちました。

「付き合おうか?」と聞くと、「治療を待つ間に、入院中の同病仲間を見舞いたいし、移動はタクシー使うから大丈夫!」と。相変わらずタフなヤツです。「しばらくジェット通院だ!」と変な自慢(?)をしてました。

今日、予定通り(?)入院したと連絡ありました。4日後には、また、北へ飛んでいきます。「元気がもらえるから、顔見に行こうかな?」と言ったら、「薬の塩梅で体がキツイ時があるから、来る前に電話して!」だって。

今、このブログを書いていたら、年上の友達から、メールが来ました。
「夫が逝きました。いろいろ世話になったのに、ごめんね。ありがとう。」と。
悪性のリンパ腫でした。治療のことや病院のことで、何度か相談を受けていました。
「風邪から肺炎になってしまって、治療が進められないんだ」と聞いたのは、つい2週間ほど前でした。

私の女友達は、みんなたくましく、めそめそイジイジしていないところが自慢です。

事をなす人は…

2015-04-17 00:12:59 | 日記
物事を成し遂げる人は、できない理由を数える人ではなく、できる理由を見つけられる人だと言います。

中断中の断捨離を再開できない理由ばかり数えている私は事をなせぬ人なのでしょうか…。

息子の引越荷物が、断捨離部屋(と私が決めた部屋)を占領しています。
玄関には、息子の靴と靴箱が、片づけてくれと言っています。
厚い布団と毛布も干してしまってしまいたいです。
息子の部屋に、置かせてもらっていた本棚をたたんだので、本が廊下で立山の雪の壁のようです。
捨てようと思ったゴルフクラブとスキー板も雨をよけて、納戸に置いたので、加湿器とストーブも仕舞えていません。

それなのに!
今日は、久ぶりに清々しい空、しっとりと気持ちのいい散歩日和です。
洗濯だけして、出かけてしまいたい気分です。
明日からはまた天気が下り坂なようです。

だから、今日片付けなさい!と、私の中の、事をなすべき私が言います。
でも、こんなに気持ちのいい日に、ほこりまみれになるの?と、事なさぬ私が言います。

…。

私は、事なせぬ人でした。

息子が帰ってきました。

2015-04-13 01:34:30 | 日記
上の息子が、友達とのルームシェアを解消して、帰ってきました。

家族4人が一つ屋根の下に揃うのは12年ぶりです。
夫の海外勤務先から、受験のために一足早く帰したのが18歳の時。それからずっと外でしたから。

最初の数か月は夫の両親の家に居候していましたが、大学決まった途端にそこを出て、アパートで独り暮らし→下の娘とアパート暮らし→会社の寮→ワンルームマンションで一人暮らし→友達3人とルームシェアと気ままな暮らしをしていた息子が、急に帰ってくると言い出したのは、きっと夫の体を気遣ってのことでしょう。

ルームシェアしていた友人の一人が彼女と暮らすことになり、それと、更新時期が重なって、もう一人探すのも面倒だから、家に帰るよと言ってきたのは2月頃だったかしら?主のいない息子の部屋は、ちょっと物を置くのに便利で、ちょっと置かせてもらっている物がだんだん増えていたのですが、「たいした荷物はないよ」という息子の話を真に受けて、気楽に構えていたら、アニハカランヤ!30男の荷物は其れなりに多く、慌てて下の和室に…。下の和室は、断舎利進行中の「捨てる物」「あげる物」の山がすでにあったので、足の踏み場もない状態になってしまいました。断舎利はしばらくお預けです。

3人のそれぞれの引越しを5人の友達と2tトラック1台で一日でやっつけてしまうのはうらやましいほどの若さです。荷物を運んでいる最中も、荷造り荷解きの最中も、まるで学園祭の前後のように、それはそれは楽しそうでした。調子に乗って、帰りは空のトラックの荷台にみんなを乗っけて帰ると言った時は、さすがに「学生じゃないんだから、新聞に会社名が出ちゃうからやめなさい」と止めましたが、「やっぱ、まずいっすよね。」とあきらめる辺りは、社会人の自覚を持ってきたんだなあと、感心しそうになりましたが、みんなもう社会人7、8年目!全く何考えてるんだか!とあきれるべき場面でした。学生時代から見知った子たちなので、どうも甘くていけません。反省。

今日は、残りの荷物の移動と引渡しの後、断れなかった休日出勤だというので、自転車を直しに行ったり、駅前の駐輪場を借りて行ったりと、イソイソと(夫曰く)出かけていたら、夫は「過保護だ!」と笑われました。

そうでした。保護者と庇護者という関係ではないのでした!近くにいた娘とは、何となく、お互い必要以上に手を出さない距離感ができているのですが、18歳で一人日本に帰えし、節目節目では帰国して世話を焼いたものの、助けがほしい時に側にいてやれなかったという負い目があるのか、どうも手を出してしまいます。もともとあまり手のかからない子で、何でも自分のいいようにする方なのですが、やってくれるなら拒まないというところがあり、立ってるものは親でも使え的な手前勝手な所もあるので、いいように使われてしまっている(娘曰く)節があります。大人な距離感を覚えなくてはいけません。

でも、気になっちゃうんですよね。ちゃんと掃除はしてきたのか?とか、住民異動届はちゃんと出したのかしら?ガスや水道や電気は止めたのかしら?なんてことが、どうも「ちゃんとしてない」疑惑を持ってしまうんです。夫もそうなのですが、仕事以外の些末な(!?)ことはどうでもいいといい加減にするところがあり、一つきちんとやっておけば、後が楽なのに、いい加減にしておいて、お鉢がこっちに回ってくることが多いので、気になっちゃうんですよね。

と、ぶつぶつ言っていたら、夫に「うれしそうだね!」と言われました。うれしいか?まあ、うれしいかもね。

でも、さっき、友人に息子の引越し完了の報告をしたら、「気をつけなさい!電気とガスと水!スイッチ切らないし、エアコンガンガンかけるし、シャワーは出しっぱなしで入るし。電気代とガス代、水道代、食費、3倍になるよ~~!」だって。う~~む、敵もさるものひっかっくものだ!「光熱費と食費位は入れさせないとだめよ!」確かに!それが、大人な関係というものだな。うん。

せっかく咲いたのに…

2015-03-29 17:16:36 | 日記
ようやく桜が咲いたのに、やっぱり雨ですね。

昨日、帰りにちょっと寄り道して、近所のお寺の枝垂桜を見てきました。
路地をちょいと入ったところにひっそりと佇む小さな社、
相変わらず、いい枝振りで、夜空にホワッと

いやいや、くっきりはっきり浮かんでいます!
しっかりライトアップされて、柵までついて、
警備員らしき制服のおじさんまでいるではないですか!
しかも、路地には車の列。
狭い境内は、桜と写真に納まるために場所待ちの人と人が重なって、フラッシュパシャパシャ。

いやはや、これでは、風情も何もありません(+_+)
ゆっくり見るのはあきらめて、
それでもと、人の頭を避けて手を伸ばして撮った写真は、手ブレの上に白く色が飛んでしまって…。

ま、拝観料取らないだけいいとすべきなんでしょう、ご時世ですから。

ちょっと物悲しい春の夕べでした。

ホーホケキョ

2015-03-26 08:26:51 | 日記
毎年この時期になると、うぐいす(もどき?)がやってくる。
我が家の庭に…ではない、向かいの家のこんもりとした生垣にやってくるのだ。

今朝も早よから、鳴きの練習
ホーホケッ?フーフケック?…なかなかホーホケキョにならない。

うぐいすの鳴き合わせというから、
師匠がいないとうまくいかないいのかもしれない!
まず第一声がうまくいかないホーーっと気持ちよく伸びない。
ホーッ、ホーッと練習している。音の高さも

今朝は、調子がいいのか、長々と練習している。
ホーホケキュ? …あれ?最後がちがわないか?
ホーー、ホーー …そうそう、第一声は大事だよ!
ホーーホケッ? …おしい!
ホーーホケ!ホーーホケキョョ…おぉっと!
ホケキョ、ホケキョ…お?後半の練習か?
ホケッ、ホケッ …基本に戻って、発声の練習か?

カラスや車(人?)に邪魔されながら、練習に余念がない。
あ、あきらめて、食事にでも行ったかな?

ちゃんと嫁が来るほどにうまくなるだろうか?
隣人と私は気をもんでいる。