「ケバブ遠征」と称して、ときどき日本や世界のドネルケバブを食べに行きます。今まで国内は九州、関西、名古屋、北海道に行きました。海外はトルコ、ロシアに行きました。
このたびは2017年12月と2018年1月の2回、たまたま札幌に行く機会があり「ケバブ遠征」をしてきた次第です。札幌のケバブ屋は以前も紹介しておりましたが、今回で行きたかったお店はすべて回れました。
札幌は「何を食べても美味しい街」で、まさに食べ物にとっては「試される大地」と言っても過言ではありません。そのためケバブを食べ歩いた感想としては、街全体のレベルとしては札幌が一番高いです。どこを食べても外れることはなく、みんな美味しい。
巡ったケバブ屋・トルコ料理屋を下記の通りまとめてみました。記事公開から半年以上経ったお店もありますが、全てのお店は、2018年2月13日現在も営業しております。
■ドネルケバブ・アイチェ(2017年5月訪問)
https://ameblo.jp/kebablover/entry-12272003407.html
私に初めて「ドネルケバブ」と「ピクルス」の食べ合わせを教えてくれたお店がこちらでした。彩り豊かなドネルケバブサンドはマイルドな味わいで、ホットソースやピクルスと合わせるとまた違った表情に。予約制でトルコ料理屋として営業されることもあり、今度はぜひトルコ料理を頂きたいと思っています。
■バラン・バー・ケバブ(2017年5月、12月訪問)
https://ameblo.jp/kebablover/entry-12272024838.html
ケバブバーを名乗るお店は数あれど、ここまで徹底しているお店はありません。すすきので深く愛されている夜間営業のお店です。本場トルコでは、お酒を飲みながらドネルケバブを食べることはイレギュラーなことですが、このドネルケバブはビールにもカクテルにも本当によく合います。ちなみに私はコロナビールがお気に入りの組み合わせ。
■THE KEBAB GROUP(2017年12月訪問)
https://ameblo.jp/kebablover/entry-12349922136.html
北12条の「The Kebab(ザ・ケバブ)」さん、平岸の「Kebap Station(ケバブステーション)」さんを営まれる、「THE KEBAB GROUP」さん。長年の試行錯誤で出来上がったビーフとチキンは、それぞれぜひお召し上がり頂きたい一品。特にビーフは国内では珍しいミンチ肉を使用しています。バーガースタイルで食べられる国内のドネルケバブの中で、こちらのお店の「ケバブバーガー」が一番好きです。
■トルコレストラン&バー LALE(2018年1月訪問)
https://ameblo.jp/kebablover/entry-12350473562.html
随所にこだわりを感じられる、たくさんのトルコ料理が味わえます。こだわりの詳細は上で紹介のブログ記事へ。時折、トルコ料理と聞いて辛そうなイメージを浮かべる方がいらっしゃいますが、LALEさんはどなたでも食べやすいお味でオススメです。私が訪れた後、新メニュー「トルコバーガー」が誕生し、「また札幌に行かなくては」と思っている次第です。通常の営業以外にも、料理教室や「パンDay」など、他のトルコ料理屋では中々見られない活動をされています。
ケバブを食べるためだけに地方に行くケバブ遠征。今まで名古屋、九州、大阪そして新潟と巡ってきましたが、いよいよ北の大地こと北海道に行ってきました。
北海道のケバブ屋は少ないものの、寒さに負けない熱い気持ちでケバブを作っている方々がいます。
▼北海道のケバブ事情
・パンはトルティーヤで巻くスタイルが主流で人気。
・お肉はチキンが主流。屋台によってはビーフを出すところもある。
・常設店は札幌に2~3店舗。それ以外はイベント出店や移動販売車。
今回訪れたお店は下記の3店舗です。
・ドネルケバブ アイチヤ(札幌・トルコ料理屋とイベント出店)
↓2018年2月13日追記
レベルが高い!札幌のケバブ屋・トルコ料理屋一覧
これから訪れたお店の見聞録を書く前に、関西のケバブ事情について感じたことをまとめたいと思います。京阪神、意外とそれぞれに特徴がありました。
京都
・HAMIちゃんのキャバブ(京都・三条)
・ZAZA PUB(京都・三条)
・Mezopotamia(京都・四条)
京都では3つのケバブを食べました。
京都のケバブ屋は、地図で赤く囲った三条から四条にかけて集中しています(地図の左下は京都駅)。
三条と四条を実際に歩いてみると、三条は歌舞伎町のように夜のお店が多いイメージで、四条は吉祥寺のようにオシャレなお店が平面的に広がっていました。三条のお店は2店行きましたが、どちらも夜19時頃開店と夜間の需要を狙っています。こうした開店時間のお店は東京にもあって、錦糸町にも三条のケバブ屋とほぼ同じ開店時間のお店があります。また、眠らない町と名高い六本木のケバブ屋は24時間営業です。
神戸
・カッパドキア(神戸・ハーバーランド)
・アリババケバブ(神戸・元町)
神戸ですが、こちらは街全体にケバブ屋が点在している印象です。行ったケバブ屋はハーバーランドと元町の2店で、歩いて20分ほどの距離でした。しかし、この他にも六甲アイランドや学園都市といった、街の中心から電車で30分かかるニュータウンにもケバブ屋があるようです。
ちなみに神戸は日本で初めてモスクが建設された地です。
大阪
・ドネルケバブ チャオ(大阪・恵美須町)
・アラプスン(大阪・大東)
・ナザール(大阪・心斎橋)
大阪のケバブ屋およびトルコ料理屋の多くは、大阪環状線の内側にあります。大阪環状線の内側は、難波を中心とするミナミと呼ばれるエリアと、梅田を中心とするキタと呼ばれるエリアで2分されていますが、ミナミはケバブ屋、キタはトルコ料理屋が多いです。京都の三条のケバブ屋は夜に営業しているので、ミナミのケバブ屋もそうなのかと思いきや、遅い店でも23時で店を閉めます。トルコ料理屋の店数は京阪神ではトップで、トルコ料理屋めぐりだけで3日必要でしょう。
全体
京都、神戸、大阪をそれぞれ一言でまとめると以下の通りです。
・京都…多くは三条~四条にあって、夜間営業の店が多い。
・神戸…都心部や郊外に満遍なくお店が分散している。
・大阪…キタはトルコ料理屋、ミナミはケバブ屋が多い。
ちなみに、地方にケバブ遠征する際は、必ず食べログなどのグルメサイトのお世話になるのですが、関西は共通して「ケバブ 地名」で検索すると、たくさんのインド料理屋が出てきました。検索結果からケバブ屋やトルコ料理屋など、ドネルケバブが食べられそうな場所を選別するだけでも一苦労でした。
また京都の四条にあるMezopotamiaは、HAMIちゃんのケバブにて出会った方に教えて頂き、初めて存在を知りました。グルメサイトには載っていないケバブ屋でした。以上のことから、関西にはグルメサイトには載っていないお店が、実は数多く存在するのではと睨んでいます。ご存知の方、ぜひ教えて頂けると幸いです。
クリスマスの3連休、いかがお過ごしでしょうか。自分は宣言通り、関西へケバブ遠征をして、そしていま帰宅しました。今回の旅は、未だかつてないほどにたくさんの出会いがありました。本当に2泊3日なのか自分でも疑う程に濃密で楽しい時間でした。出会った全ての皆様、本当にありがとうございました!(大阪って本当に人が温かいですね)
今回、関西に行った理由は2つあります。
・TwitterやFacebookで大阪の友人が増えたこと。
・12月25日をもって、『トルコで私も考えた』という漫画の作者である高橋由佳利先生とご家族が営まれているトルコ料理屋「ケナン」が閉店すること。
行きたいお店を含め、23日から25日までの間に訪れたお店は12店。ケバブは12食食べました。目的は大いに達成できましたが、これでもまだ行けなかったお店はあるので、また機会があれば関西に行きたいと思います。
23日
・HAMIちゃんのキャバブ(京都・三条)
・ZAZA PUB(京都・三条)
・Mezopotamia(京都・四条)
●D2Z(大阪・福島)
24日
・ケナン(神戸・北野)
・カッパドキア(神戸・ハーバーランド)
・アリババケバブ(神戸・元町)
●ダユトルコアイス(大阪・戎町商店街)
・ドネルケバブ チャオ(大阪・恵美須町)
・アラプスン(大阪・大東)
25日
・ナザール(大阪・心斎橋)
・スターケバブ(東京・秋葉原)
●はドネルケバブ以外を食べたお店