兄が障がい福祉サービスを利用するになって6年が過ぎた頃
誤嚥性肺炎を起こすようになりました。
長い間、強い薬を飲み続けている為に嚥下の力が徐々に低下して来たようです。
肺炎は軽くて微熱程度、食欲も落ちず一見いつもと変わらないくらいでしたが
兄の体は衰えて来た様子。
障がい福祉も65才で介護保険に切り替わります。
兄は当時61才で介護保険を利用できる65才までには先が長く
それまで在宅介護が出来るかどうか難しい状態でした。
これ以上、体の状態がレベルダウンする前に障がい福祉施設の入所を
決断しないと受け入れてもらえなくなる恐れがありました。
夫と二人でよく話し合い入所申し込みを決断。
夫にはとても辛い決断だったと思います。
当然、兄の大好きな高台にある施設に相談しましたが
長い間、入所待ちをしている方が何人もおられて
兄には望みがありませんでした。
止むを得ず、兄の事を「美味しい人」と言った施設に相談。
ショートステイをロングで利用し入所へ移行するとの提案に
承諾しお願いしました。
兄には「しばらくお泊りが続くけど土曜日の日中は家で過ごすから」
と説明しショートステイが開始。
さっそく例の看護師さんが出て来ました。
兄の食事形態についてです。
・嚥下が悪いのでミキサー食にします。
・ミキサー食はかえってむせたりするのでキザミにします。
・キザミはまとまりが悪いのでトロミを付けたいので
トロミ剤を買って来て下さい。
何度も何度も呼びつけられました。
兄は入所の数日前まで家では私達と同じ食事を
食べていたのですけどね。(^^;
そうしているうちに兄が入院する事になってしまいました。