1月の詩

2010年01月18日 | 日記
谷川俊太郎さんの1月の詩


うつろとからっぽ

心がうつろなとき
心の中は空き家です
埃だらけクモの巣だらけ
捨てられた包丁が錆びついている

心がからっぽなとき
心の中は草原です
抜けるような青空の下
はるばると地平線まで見渡せて

うつろとからっぽ
似ているようで違います
心という入れものは伸縮自在
空虚だったり空だったり
無だったり無限だったり


今の私はうつろ・・・
毎日がうすっぺらな時間の積み重ね