お治しでお預かりしていましたこちら
2015年にオーダーメイドでお迎え頂いたヴィンテージ黒小熊くんのノワール君です
今日のブログは画像が多めですが、お治しの様子をご紹介していきますね♪
まずはお治しのご依頼について
かなり前に子どものおねしょお布団と一緒に、誤ってノワール君を洗濯機で洗ってしまって、気づいたら体に穴が開いてしまったということでご連絡頂きました。
こちら、ぼくはとても可愛いエピソードだなぁっと思ったので、お客様からご了承を得てご紹介させて頂きました
ノワール君がお子さんのお布団に包まれて紛れてしまった感じを想像すると、なんだか絵本の物語になりそうで面白かったんです☺️
さて、ノワール君を簡単に診察していきます🩺
お目目が少ししょぼしょぼした感じになってますね。
そしてボディの綿を抜いてジョイントのチェック🧸👇
やはり長時間水に沈んでいましたので、ボードが少し変形していました。
かなり固いボードなのですが、素材は紙(とても固いボール紙のような)なので、少しふやけていました。
☝︎お腹の部分
☝︎お腹の部分
ミシンの縫い目がほつれているだけなら縫い直せば問題ないかと思ってましたが、生地が傷んで穴が開いている感じでした。
あと手足の付け根の部分も少し破れがありました。
なので、ボディーは新たに作ることに。
新しいビスコースレーヨンとの質感の違いは特に問題なかったので安心しました
当時の型紙が無かったので、ボディをバラしてとることにしました👇
洗濯機の影響でしょうか、縫い代がほつれてきていまして破れやすくなっていたのかもしれません
型紙をとるためコテで伸ばします。
ぼくの型紙は縫い代込みなのでそのままなぞる感じ✏️
気休めではありますが強度のため接着芯を貼って、ほつれ防止に縫い代は多めにしてます。
ピンやボードも新しいものに交換しました
手足の綿も詰め直してボディの方のお治しは完了です
あたまの部分
やはりボードが少し変形していましたが、綿の方はしっかりと乾いていて特に問題なかったです☺️
あたまを丸るく整えるような感じで、少し綿を詰め足しました。
グラスアイも特に問題なかったので、そのまま使用しました。
グラスアイも特に問題なかったので、そのまま使用しました。
※目はジョイントのボードの際から糸で引いてるので、ボードを交換する際に目も付け直すことになります。
まぶたも少し劣化していましたので、今回綺麗に治すことができてよかったです😊
お腹が空いちゃった際にグラスビーズがかなり溢れてしまったそうで、しっかりと増量しております。
無事に手術終了となり退院致しました。
ノワールの帰りを待ちわびていたパンダの「くー太」くん
「ふたりとも嬉しそうでした」と可愛いお写真も頂きました。
大きさはこんなに小さなノワール君でした。手術頑張りましたね🍀