※海外から取り寄せている義眼の遅れについて、先方には少し前にメールで問い合わせ中で、今のところまだお返事待ちの状態です
ブログでのお知らせのみで大変失礼かと思いますが、仕上げにかかりましたら改めて、それぞれのお客様にご連絡差し上げますのでもうしばらくお待ち下さいませ🙇🏻♂️
大変ご迷惑をおかけし申し訳ございません。
耳黒タイプのクラシックベアちゃん 続き
数枚ですが今日はお洋服を着ていない写真を、追加でご紹介しますね🧸📷
まずはこちら👇本体が出来上がった状態
☝︎エアブラシで汚れた感じに軽く着色していますが、まだアンティーク風の加工はしていません
今回のオーダーメイドは「アンティークベア風に」と、ご依頼頂いておりました😊
本体が出来上がってから、毛をカットしたり、鉗子で毛を抜いたり、コテで毛並みを押さえたり、エアブラシで下地のコットンも汚れた感じに着色したり(先ほどのは毛だけ着色)、あと今回はしていませんが、モヘアや手足パッドが破れているダメージ加工もございます。破れた感じにする時は詰め物は木毛にして、あえてそれを見せると良い感じになります(ただし抱っこなどには扱いづらく鑑賞用になりますね)
愛され続けた結果、毛が抜け落ちちゃったアンティークベアをイメージして☺️
鉗子(かんし)
刃のないハサミのような形状で、先端で物を挟んで掴むことができる主に手術で使われる医療器具です。英語ではフォーセップ(forceps) あるいはシザープライヤー(Scissor Plier)
医療器具に関しては詳しくないのでリンクを貼っておきました
ベアを作る時、実は鉗子を握っている時間はけっこう多くあって、ミシンで縫製したあと表にひっくり返す時や、鼻先などギュッと固くワタを詰めるのにも使用します(肉球のような細かい個所へのワタ詰めも)
たくさん抱っこされるので、お腹も毛が抜けちゃっているアンティークベアは多いですよね🧸
うちに面白い子がいて、「ずっと腕を握っていたんだろう」と思うぐらい詰め物の木毛がヘタっていて、その部分に人の手がピッタリ収まるんです^^
子供がどこへ出かけるにも腕を持ってベアちゃんと一緒だったのか、腕を握り締めるように抱っこしていたのか、それとも、ただの偶然なのかもしれませんが、想像すると面白いです
アンティーク風加工といっても全ての毛を抜くわけではなく、想像しながらなんとなくの感覚で施しています。
下地のコットンも汚れた感じに着色✨
鼻の刺繍糸は少量の塩素系脱色剤で、ほんの少しだけ色抜きして、さらにコテで糸の古さを表現。
※人体に影響があるため作業には十分気をつけて下さい。刺激臭など消えてからお届けしております。
さらにハードにダメージ加工する場合には、鼻の刺繍糸を切ったりほつれた感じにすることもございます。
今回明るい背景で撮り忘れてミスってしまったのですが😅
黒い耳の部分も少し毛が抜けていて、下地も色抜けのように着色してます。
あと手足の先も。
そして型紙も可愛いんです🧸
ミニバナナのような形の腕と、足は横広でペシャンコ気味でクタ〜ンと前に投げ出すようなイメージ(伝え方が下手ですいません😅)
頭も大き過ぎず小さくもなく、程よいバランスにしました(逆にスタンダードベアは小さめにしたり、ぷくちゃんのように頭が大きなベアも当然います)
前回のブログでも書きましたが、目のまわりの毛はあえて残しています。
※顔(目)をしっかりと見せる場合は、小さなカットワークハサミ等で目にかかる毛をカットします✂️
いろいろご説明致しましたが、あくまで僕が思う作り方なので、必ずしもこうであるという定義はございません🧸
今回のオーダーについてご紹介させて頂きました。
もしお作りになる方が見てくださっているのなら、作り方も道具もデザインも自由で良いと思います
(もちろん販売するとなれば、お客様に対して不備の無いよう最低限の技術は必要かと)
お飾りはこんな感じでした😊
(オールドベアたちに感謝と敬意を込めて)