しかし、木刀であっても常に”真剣”と思って扱わなければいけません。
京築合気道研究会では、通常、剣道のように、背中につくほど後ろへ振りかぶり、反動をつけての打ち込みはしません。
”真剣”は触っただけでも切れますので、力で打ち込む必要はなく、剣の重みを活かした打ち方になります。
例えば、剣を振りかぶったときは、剣先は約45度くらいの角度で止めて、天を指すような形になります。
そこから力で打ち下ろすのではなく、力を抜いて、重力に従い、剣の重みを活かして打ち下します。
打ち下ろした人は、力が入ってないので威力がないように感じますが、実は”真剣”では、これが剣の重みを活かした”最も威力がある打ち方”になります。
先日の稽古では、二人一組になり、一人は打ち込み、もう一人はそれを腰の高さで木刀の背で受け止めてみて、力で打ち込んだ場合と、そうではなく、剣の重みを活かして打ち下ろした場合の威力の違いを体感してもらいました。
剣の重みを活かした打ち方の方が、ズシンとした重さと威力があるのがわかったかと思います。
その他、注意することとして、剣は力一杯にぎりしめてはいけません。
軽く持っていても、押されても引かれても抜けないような”氣”で包み持ってるようなイメージです。
また、打ち下ろす時は、まず、心(氣)で切り、剣をその通りに打ち下ろすというように、念(イメージ)を先行させます。
京築合気道研究会では、上級者になると剣も杖も本格的な稽古に入っていきます。
剣や杖等の武器術は手の延長線上であり、体の一部として、自由自在に扱えるようにならなければいけません。
早い時期から、剣や杖に馴染んでいけるように、これからも時々稽古に取り入れて行きたいと思います。
(”京築合気道研究会”は2007年1月13日より、道場名を”合気道 真風会”へ変更致しました。)
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