私が苅田町総合体育館で、合気道の指導を始め4月28日で丸2年になります。
苅田で合気道道場を開こうと決心した時は、私は一人でした。
誰かが入門して来るまでは、この場所で一人稽古を続けていこうと思って始めました。
幸い、道場開きの前日の夕方、当時の先輩の一人が補佐してくれることになり、少し助かりましたが、早くても夜7時半頃からしか参加できなかったので、私は6時に道場へ入り先輩が来るまでの一時間半は、一人で黙々と、受身をしたり、剣や杖の稽古をする日々でした。
私が苅田で合気道場を開いた原点は、もっと自分が稽古をしたかったからです。
しかし、その為には合気道をする仲間が必要でした。
それで合気道に興味がある人を募集し、理想の合気道を一緒に追求していく同志に育てて行こうと思い、現在に至っております。
それから、一人増え、二人増えては、残念ながら、いつの間にか来なくなってしまった人もいましたが、それでも現在は約25名程になりました。
稽古も常にほぼ12~15名程の人が集まるようになっております。
そして、最近入門されて来られた方達の多くは、私のブログを読んで来られた方が大半であり、私がたびたび語っている理想の合気道に期待されている方もおられると思います。
大手合気道団体ではない、新興合気道団体である私達の所を選んで来てくれた以上は、期待に応えるべく団体に育てて行かなければいけません。
そのような思いで道場運営をしている私ですが、なに分、前団体から計画的に独立したわけではなく、成り行き上、独立せざるを得なかったわけですので、全ての事に対して行動が先にあり、問題が発生すれば動きながら考えている状態です。
活気あふれる道場にする為に、真風会の皆さんに注意していただきたい事が2点あります。
第1は礼儀についてです。
まず、大きな声で挨拶をキチンとすること。
電話などでも、私が「こんにちは。」と挨拶をしても挨拶を返さない人がいます。
その場合、私は再度「こんにちは。」と呼びかけて気づかせるようにしています。
また、道場に稽古に来た際、帰る際は大きな声で「こんにちは。」や「こんばんは。」、帰る際は「失礼します。」をキチンと言いましょう。
全体稽古が始まって、途中から参加する際は、上座を横切るのではなく、下座から移動する。
道場の下座で座礼をし「お願いします。」と言い稽古に参加しましょう。
また、二人一組で稽古する際は、お互いに礼をしキチンと「お願いします。」と言いましょう。
このような礼儀は、私にとっては当り前の事で、社会のなかでも普通の事だと思っていたのですが、指導しないと気づかない人もいるという事に気づきました。
武道は”礼に始まり、礼に終わる。”。
礼儀に欠けるようでは、武道をやる資格などありません。
2点目は、これは少し永く続けている、ほんの一部の人です。
何人かは、直接注意しましたので、今後は気をつけてくれるとは思いますが・・・。
”稽古は真剣にする。”という事です。
稽古の際に、ふざけている事。
体を動かさないでムダ話ばかりしている事。
説明している以外の技を勝手に稽古する事。(ましてや、回し蹴りの仕草をしてるような人もいますが、それなら空手に行くべきです。)
また、6時からの自由稽古時間に早く来て稽古をせずに、飲食したり、本を読んだりするならば、早い時間には来ないで、7時の全体稽古から参加してください。
なるべく、その場で注意するように気をつけてはいますが、私が指導中であり、注意するタイミングを逃してしまっていることもあります。
このような事につきましては、真剣に稽古をしている人たちにとっては、迷惑な事であり、私も見過ごせません。
みんな、合気道の稽古がしたくて、集まって来た人達ばかりだと思っていたので、このような問題が出てくる事は予想もしていませんでした。
楽しく稽古をするのは良いのですが、明らかにふざけている人がいるので今回は注意致しました。
注意しても治らないようであれば、次回は毅然とした態度で退会を言い渡します。
ここで一つハッキリと宣言致します。
私は、理想の合気道を完成させる事、また、自分の合気道修行の場でもあり、その素晴らしい合気道を皆さんにお伝えしていく事、合気道を愛する人達の為に、いい雰囲気で安心して合気道を稽古できる場を提供する事が、この”合気道 真風会”の存在意義だと思っています。
”商売でやっているのではない。”と言う事をご理解ください。
少々厳しい事を言いましたが、人が増え、それなりの組織に成長していくには大切な事だと思いますので、あえて言わせていただきました。
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