8月5日(金)、私(上土井)と稲垣先生は、7月15日(金)、7月29日(金)に引き続き、今年3回目(最終日)の北九州市八幡西区鉄竜にある「北九州市立年長者研修大学校 穴生学舎」へ行って来ました。
前回、前々回のブログにも書きましたが、ご存知ない方の為に改めてご説明致します。
「北九州市立年長者研修大学校 穴生学舎」と言うのは、60歳以上の方のいきいきライフを応援する場です。
スクール形式の研修を通じて、カルチャーセンターとは異なる生きがいづくり、健康・仲間づくりや社会参加の方法などを学ぶ場です。
上の写真が穴生学舎、隣には穴生ドームがあります。
その研修コースの中の一つに「健康スポーツコース」と言うのがあります。
私と稲垣先生は2012年より毎年「誰にでもできる護身術」の講師として招かれておりましたが、一昨年の2020年度は新型コロナで休校となり中止になりました。
2022年の今もまだコロナ禍ですので、「護身術」のようにお互いが手を取り合って行うことは避けなければいけません。
そこで、昨年2021年からは内容を一新し、「護身術」ではなく「合気道 誰にでもできる活用法~人間の真の力を生活に活かす~」と言うテーマで3回に渡って行っております。
その第3日目(最終日)の様子です。
そして、午後1時スタートしました。
今年の研修生数は36名と伺っています。
コロナ禍ですので、常時窓を開けての換気や整列の仕方などで、対策は徹底されています。
まずは、ウォーミングアップで、第1日目、第2日目にも行った「病気やケガに対する健康法」にも繋がるストレッチからです。
「合気道 真風会」は、”心を静め、無駄な力を抜くこと”、心身共に「リラックス」をすることで威力を発揮します。
今回も、その「リラックス」の効果を皆さんにお伝え致しました。
緊張状態では相手の「胸突き」対する反応が遅れます。
「リラックス」することで相手の攻撃の「氣(気配)」を読むことが出来、反応が一瞬早くなることを体験してもらいました。
「合気道 真風会」では、これを「氣を読む稽古」と呼んでいます。
相手の「胸突き」をしようと動く「氣(気配)」を感じると同時に対応するから、攻撃に対する対処が早いのです。
「氣を読む稽古」には「視線」と「リラックス」が大変重要になって来ます。
二人一組で組んで、お互いに違いを体験してもらいました。
上の写真は、少し見えにくいのですが、スポンジ剣を使って正面上段から打ち込まれる形(正面打ち)での「氣を読む稽古」も行いました。
「胸突き」でも「正面打ち」でも同じです。
木剣を使っての体験です。
力で打ち込むのではなく、力を抜いて「リラックス」をして打ち込みます。
力で打ち込むのとは、また違った威力があります。
剣を強く持って、しっかりと構えている時と、「リラックス」をして、軽く、柔らかく剣を持って構えた時の違いを体験してもらいました。
最後は、合気道の関節技を応用した肩への整体を皆さんに施しました。
そして最後は、穴生学舎のコース担当のK指導員へ感謝を込めて。
まずは、稲垣先生からと、
続いて、私(上土井)からです。
痛がっているようにみえますが、これ以上絞るとただの合気道技になってしまいますので、痛気持ちく感じるところで止めています(笑)。
そして、午後3時、3日間に渡ったプログラムが全て終了致しました。
皆様、お疲れさまでした。
最後に穴生学舎の皆様へ。
今年も本当にお世話になりました。
そして、皆様と共に過ごさせて頂いた時間は、私たちも本当に楽しかったです。
「穴生学舎」の皆様に、この講座を通じてお伝えすることは、まさに「教えることは、学ぶこと」だと実感致しております。
これからも、日々研究と研鑽に努め、私たち「合気道 真風会」は、少しでも世の中のお役に立てますよう、精進して行きたいと思います。
穴生学舎の皆さま、職員の皆さま、今年も本当にお世話になりました。
また、どこかで、皆さまにお会いできる日を楽しみにしています。
ありがとうございました。
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