合気道 真風会のブログ

これから合気道を始める人の為に。

まずは、”合気道真風会”会員のみなさんへ”昇級・昇段審査会”のお知らせです。

”合気道真風会”では、受験資格該当者が入れば、毎年3月、6月、9月、12月に”昇級・昇段審査会”を行います。

”受験資格該当者”とは、”基準となる稽古時間をクリアーし、独り技や組技などの課題をこなせるようになった人”の事を指します。

この”基準となる稽古時間”とは級や段位によって違うのですが、5級の場合で”30時間以上の稽古”、4級の場合で”5級取得後30時間以上の稽古”と設けております。

1回の稽古参加を1.5時間と計算しますので、回数に換算すると”20回参加で30時間クリアー”となります。

今回の該当者は一般大人クラス3名、子供クラス3名の計6名です。

この6名を対象に、一般大人クラスは5級、子供クラスは10級の昇級審査を行います。

審査月である9月が過ぎてしまい、10月にずれてしまいましたが、稽古の様子をみながら審査日を決めたいと思います。

対象者の皆様、頑張ってくださいね。



さて、話題は変わりますが、これから合気道を始める人の為に、少しお話したいと思います。

ここ最近、”合気道真風会”へ体験入門に来られる人が増えてきました。

現在4名の人が体験入門に来られていますが、その内の3名は正式入門致しました。

そこで、”合気道真風会”の合気道について、少し説明致します。

”合気道”にも色々ありまして、同じ”合気道”と言う名前であっても、その技法や考え方は各流派や会派によって、かなり違います。


技法面で言うと、合気道には大きく分けると”指先を広げ、腕を伸張させて、伸筋の力を使う、伸筋力の技法”と”完全に力を抜く技法”の2種類があるように思います。

例えば、”伸筋力の技法”とは、技を掛けられた際に、腕を伸張させ伸筋力を使い、相手の力の方向をずらしていく技法です。

受け(技を掛けられる人)は、自分の力の方向を、力をかけにくい方向にずらされていきます。

しかし、受け手には、少し抵抗感があり、かなりしっかりと、腕を持っていないと、技を掛けられる前に、手が離れてしまい易いようです。

それに対して”力を抜く技法”とは、完全に力を抜き、相手の力が働いていない方向に、流れていくように導いていく技法です。

受けの人は、抵抗しようにも、力が入りません。

力を抜いている為に、どことも力が衝突せず、受けの人は、何の抵抗感も感じずに、なぜ抵抗できないのか少し不思議な感じがするでしょう。

稽古で腕を持つ際も、”伸筋力の技法”の合気道は、”力を入れてしっかり持て。”と指導していますが、”力を抜く技法”の合気道は”力を抜いて氣で持て。”と指導します。

一見すると、力を入れて持つ方が、強そうですが、実は力を抜いてフワッと持つほうが強いのです。

技を掛ける際も、”力を入れて”掛けるよりも、”力を抜いて”掛ける方が効くのです。

ですので、稽古法は、受けも仕手(技を掛ける人)も、まず力を抜く事を稽古します。

ところが、この力を抜くという事が、実は、力を入れる事よりも難しいのです。

私達”合気道真風会”は、その、”力を抜く技法”を中心に稽古をしております。


また、合気道に対する考え方も、流派や会派によって違ってきます。

”合気道真風会”では、一教や二教、三教などの極めでも、相手に”痛みなどの苦痛を与えないで制する事。”を良い技だと評価しますが、別の流派では、”武術は、相手に激痛を与えてこそ良い技だ。”と考えている所もあるようです。

私達”合気道真風会”では、”合気道の稽古は相手にケガをさせてはいけない。”と考えています。

なぜなら、型稽古では、”受け”と”仕手”を決めているので、無抵抗の相手に、強引に逆関節技等を仕掛けて、相手にケガを負わすことは簡単だからです。

むしろ、きれいな順関節技を極めて、相手にケガを負わせないで制する方が、より高度な技術だからです。

投げ技にしても同じ考え方であり、受身がとりにくく投げるよりも、相手がきれいに受身を取れて、ケガをしないように投げてやるほうが難しいのです。

私は、それが、実戦での闘いの場であっても、相手を不必要に傷つけない事ができるのならば、それが理想だと思います。

”合気道真風会”も、もちろん強さは求めますが、単に強さだけではなく、合気道開祖である植芝守平翁先生が残された思想、”破壊の武は真の武ではない。”、”合気とは愛気である。”を理想としたいと思っています。

非常に、甘っちょろいと思われるかも知れませんが、強さだけを求めるならば、他にも強い武道や格闘技はたくさんありますので、そちらに任せたいと思います。

敵と闘うよりも、敵の争う心そのものを、なくしてしまう事が出来れば、素晴らしい事だと思います。

”合気道真風会”は、このような思想で、合気道を追求して行きたいと思っています。


☆「合気道 真風会」は会員を募集しています。

合気道にも色々と流派がありますが、私達「真風会合気道」の特徴は、力を抜いてリラックスをし、心と体を統一させてこそ威力が発揮される武道ですので、非力な女性の護身術に最適です。

”武道はイカツイ男がするもの”と言うイメージをお持ちの方は、きっと「合気道真風会」の合気道を体験されたらイメージが変わるでしょう。

現在、苅田町、行橋市、北九州市などから、多くの方が楽しみながら稽古をしています。(女性会員も多数います。)

1ヶ月の体験入門(無料)後、正式入門を検討出来ます。

”百聞は一見にしかず”、ご興味がある方は、ぜひ体験入門においでください。


<入会案内>(2014年4月改定後)

合気道 真風会(あいきどう しんぷうかい)

場所   福岡県京都郡苅田町殿川1-30 
      苅田町総合体育館(柔道場)

稽古日 毎週木曜日 19:00~21:00

(18:00~19:00も自由稽古時間として道場使用可)

入会金     

 3,000円

月会費

 (一般)  3,000円 

 (女性、大学生及び22歳以下) 2,000円

その他費用

 スポーツ保険代 年間1,850円

 昇級(昇段)審査の際に審査費 

 2,000円~(級、段により違います。)

 道衣代 約9,500円(時価で変わります。)

 (白無地の柔道衣、空手衣を持ってる方は必要ありません。)

<連絡先> 

合気道 真風会事務局 オフィス禅(福岡県行橋市)
         TE L0930-23-7055
または、上土井 伸剛(じょうどい しんごう)迄
         携帯090-3323-7396

メールの方は、このブログ右上の”掲示板&メール”よりお問い合わせください。


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コメント一覧

上土井
>Re 西田さん
コメントありがとうございます。
”型稽古では「受け」と「取り(仕手)」が協力して研究する、追求する、型を完成させる、そういう取り組みが必要。”
全くその通りだと思います。
しかし、そこを理解していただくのが難しいですね。
西田さんに共感頂き私も自信を持ちました。
これからも宜しくお願いします。


上土井
>Re DKさん
コメントありがとうございます。
DKさんが復帰したら、ますます活気がでますね。
楽しみです。
西田
共感いたします
http://hotshark.exblog.jp/
技のあり方、型稽古のあり方について、たいへん共感を覚えます。
私共「枚方合気道同好会」でも、同じような考え方のもとに稽古を行なっております。
稽古をする中では、つい「効かそう」「極めよう」という気持ちが働いてしまいます。
それはそれで必要なプロセスかも知れませんが、そこを越えない限り、武術の深みや広がりへつながることはないと思います。
型稽古では「受け」と「取り(仕手)」が協力して研究する、追求する、型を完成させる、そういう取り組みが必要だと思っております。
道場生の方々にはなかなか理解していただけないですが、上土井様の主張を拝読して自信をもつことができました。
ありがとうございました。
DK
真風会に活気が出ているようで嬉しい限りです。

帰るのが楽しみな今日この頃です。



早く広い畳の上で受身の稽古をしたいです。
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