私が通学していた頃は木造校舎であったから、なつかしさは今一つ湧かなかった。当時まだ道路の舗装も進まず、たまに車が通ると土ぼこりが舞い上がる。そんな道を片道約3kmを9年間通いとおした。だから、今もって健脚であり、速や歩きだ。
中学校時代を思い返すと真っ先に社会のK先生だ。熱血先生で中学生なりに心酔していたと思う。先生はあまりに力が入りすぎてか脳卒中で早世された。親に市の中心部にあるデパートに連れて行ってもらうことさえ、年に1回あるかないかの時代だから、K先生に井の外の世界を聞かされて胸をときめかしたものだったようだ。中学校時代の仲間たちは故人ももう少なくない。
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