小馬太郎兵衛@タコのイカ踊りぃっ!!

ブログの老後をユラユラ楽しむ悦楽ブログって言ったけどさ、もう一発くらい狙ってもいいのかな。やってもいいかな?

遅きに失することはなし

2007-12-14 10:53:42 | 鉄ネタなんてどうよ?
非常停止ボタンPR JR西 利用客呼びかけ(産経新聞) - goo ニュース

駅のホームから利用客が転落した際などの緊急時に列車を止める「非常停止ボタン」の体験キャンペーンが13日、大阪市北区のJR東西線北新地駅で行われた。実際のボタンを使うと運行に支障が出るため、訓練用のボタンを臨時に設置。構内で利用客に呼びかけ、実際に押してもらった。

 非常停止ボタンは、鉄製の黄色い箱(縦25センチ、横15センチ)に赤色の押しボタンが付いており、押すとブザーが鳴って回転灯が点灯。周辺列車の運転士に異常を知らせる。通常はプラットホームの柱などに、複数基設置されている。↓ JR西は、いたずら防止のため長年にわたり周知を控えていたが、現場から「危険時に利用客が躊躇(ちゅうちょ)なく押せるようにしてほしい」との意見が上がっていた。


 体験した大阪府守口市の無職、上田喜久江さん(64)は「両手で力強く押し込まないとダメ。とっさにできるかどうか分からないが、駅の事故は多いので注目してみたい」と話した。JR西日本は列車を止めることへの抵抗感をなくすため、名称も「非常ボタン」に順次切り替えることにしている。


こうした動きは、決して遅きに失することはない。
当ブログでも、今年2月、東武東上線ときわ台駅前踏切で、自殺志願者を止めようとした警官が電車にはねられるという痛ましい事故が起こったとき、「警報装置を押す勇気を」(2007年2月10日付)というエントリを立ち上げているが、そこでも書いているとおり、こうした設備というのは、我々鉄っ気のある面々はボタンがあるのも、ボタンを一度押すとどのような影響があるかも知っているからいいけれど、ごく普通に日常的に電車を乗り降りする皆さんにとっては、豆知識の範囲の外なわけで、あってほしくはない出来事だけれども、こうした出来事にもし直面したとき、もちろん自分自身もそうだけれど、ボタンがあるということを知ってはいても、躊躇なくボタンを押して列車を止めることができるだろうか…という懸念もある。

ただ、JR西日本も懸念しているとおり、いわゆる「列停扱い」をするわけだから、いたずらで押されて運行に支障が出たらたまったものではないわけで、そうでなくても、このボタンが扱われて列車の運行に支障が生じるということなど、都市圏では当たり前になってきている。
だからこそ、そう簡単に扱ってもらうことがあっては困るけれど、この動きによって、線路内転落や人身事故が、少しでも減ってくれれば、利用客としてもありがたいのだが…。
もちろん、これは時間帯にもよるし、同じ列車が止められるにしても、昼間に5分止められるのと、朝ラッシュ時に5分止められるのでは、遅れの波及と影響はまるで違うのだが(どこの路線とは言わないが、朝ラッシュ時の「急病人保護」で、遅れを一日中ひきずった線が最近実際にあった)、我々としても、いざという場に居合わせたとき、躊躇なく非常停止ボタンを押して列車を止めるという知識があるだけでも、行動がまるで違ったものになってくるのではないだろうか。

まあ、その場に居合わせたとき、おいら自身も躊躇なくこのボタンを扱えるか…と問われれば、イエスともノーともなかなか言い難いところなのがなんともはや…。

  

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