小馬太郎兵衛@タコのイカ踊りぃっ!!

ブログの老後をユラユラ楽しむ悦楽ブログって言ったけどさ、もう一発くらい狙ってもいいのかな。やってもいいかな?

勝て勝てカープ我らがカープの旅 しょの5

2019-10-07 03:38:30 | それゆけ乗り鉄トラベラーズ
久々にこのシリーズを再開しました。こちらの記事の続きであります。

さて、11時31分に岡山駅に降り立った二人。
どこか荷物を預ける場所はないか…と思ったら、岡山駅新幹線改札口左わきに、うまくスーツケースを2個まとめて入れられる場所を発見し、即座にぶち込むと回れ右、今度は在来線乗り場を目指します。
実はここで11時45分発の本四備讃線児島行き普通列車に乗っておきたい。

というのはですね。

茶屋町~宇野間が未乗だったんです。元地元民のくせに。

だってしょうがないじゃないの。当時は小学校2年生で、どこへ出かけていくにもとりあえず親が付いてくるパターン、夏休みの水泳教室が市内の教会だかで行われた時は例外的に一人でバスに乗って行っていたような気もするけれど、基本お金をかけて出かける行動は自由ではなかったから、それこそ地元を走っていた岡山臨港鉄道なんてーなあ、親を連れて1度、2度くらいしか乗ったことがございません。

で、今日の計画なんですが。
まず1時間に1本の宇野線に乗って宇野を目指して、宇野からは特急バスで岡山市内南区あたりに取って返し、嫁さんに、僕が住んでいた町をご紹介しようじゃないか、というプランでございます。
こだま734号で岡山に着くのが11時31分。本四備讃線児島行きが11時45分。スーツケースを預けられる場所を探して右往左往して乗り込むには極めて微妙な時間で、もともと乗れない前提で市内を歩く前提ではあったものの、乗れるなら予定が1時間前倒しできるし、前倒しで宿に投宿もできる。

というわけで、こいつ…には乗れるけど乗りませんw



お隣に止まっていた、ファジアーノ岡山塗装が鮮烈な115系に揺られます。
いやあ115系はお久しぶり。北関東でも2年前になくなったから、115系は2年ぶりくらいになるのかな。落ち着くモーター音やわー。
お隣の大元は、岡山臨港鉄道から乗り継ぐために、地平時代から知っているのだけれど、高架は初めて…じゃないか、2度めか。本四備讃線で四国へ渡ったことがあるから。
大元なんか全然違う町になっちゃってまあ…。

車内はそうですねえ、6~7割ほどの乗りといった状況で、昼間にしては結構乗っている。



やおら20分少々で12時06分に茶屋町に到着。
ファジアーノ岡山塗装の115系とはここでお別れ。



お隣にいたのは…。おお、本四備讃線の3両編成を無理やり2両編成に改造した、213系ではありませんか。



茶屋町は12時10分に発車。
しばし前展望を楽しみながら、その昔、宇高連絡船への連絡線だった宇野線の往時を時折しのびつつ…の小さな旅。



備前田井をすぎて、おやおやもう宇野ですか…というところで長いトンネルに入り、抜ければそこはもう海辺。
12時34分に宇野に到着をいたしました。
おやおや。
宇野にはまだこんなカラーの115系がいたんですね。
噂によると、いつ運用離脱してもおかしくはない状態らしいんですが、その噂の出所が…ゲフンゲフン(´・ω・`)



宇野駅はこのような感じ。観光シーズンではないから、宇野港から小豆島へ渡る人は少なそう。
それよりも、四国高松へ渡る船が大きく減っていて、これはもう本州四国連絡橋の面目躍如というのか、航路の衰退というのか、寂しいものは寂しいんでありますが、
宇野駅…、前に来たときはこんなに駅前が整備されていたかしら。もうちょっとうらぶれた商店街などがあったような気がしたのだけれど…。
それはどうやらバスで1つ2つ乗った場所にあったようだ。
確か前回(2003年)、高松から宇野へ渡ってきたときは宇高高速フェリーだったかを使い、宇野港から宇野駅まで結構歩いたような気がするから、そのあたりの記憶とごっちゃになっているのだろう。





う~ん。駅前に玉野競輪場行きの無料ワゴンタクシーが止まっていて、乗りたいよう…。

しかし、競馬場はどこでもついてくる嫁さんではあったが、たとえ児島競艇開催日でも、玉野競輪開催日でも、多ジャンルのギャンブルには連れてってはくれないのであった(・・;)
惜しいなあ。今日両方ともやっとんねん。児島競艇は行っちゃうと最終辺りまで帰れなさそうだけど、玉野競輪場がワゴンタクシーを出してくれているのなら、岡山駅行き特急バスの時間に合わせて帰ればいいじゃんね。ダメ?ダメ?
まあ、目的があたしの住んでいた町、ということなんでねえ、しかたないね(´・ω・`)

バス停には、すぐに12時44分発の国道30号日赤病院経由の岡山駅行きが来たけれど、これは乗っちゃダメ。
13時02分発の築港新町経由岡山駅行き特急バスまでしばしの待ち合わせ。

ささ、特急バスが来ましたよ。
トップドアの標準床車といえばいいのかしら。少なくともハイデッカーではなさそう。



車内はこのような感じでリクライニングシート装備でございます。



両備バスというか、岡山のバスの伝統、次停留所停車時の行燈も、ちゃんとついております。



備前田井から宇野線と別れて、わりと道がいい県道を行くと、途中で長大なトンネルにさしかかる。
このトンネル、僕が住んでいた頃はあったかなあ…。
やがて児島湖畔が見えてくると、右手には金甲山のふもと。このあたりになると。子供の頃に見た記憶と重なり合う部分が多い。
児島湖の締め切り堤防を過ぎると、右手には岡山港の工場群が見えて、「次は築港新町です」のアナウンスに降車ボタンを押す。
僕の住んでいた町「あたり」の最寄りバス停である。
いや、専門的な話をすると、両備バスのローカルバスで1つ先のあけぼの町、岡電バスだと2つ先の築港栄町が住んでいた町なのだが、大人の足でも歩いてナンボのものでもないので、ここで下車しよう。



築港新町には、天満屋ハピータウンがあり、昔は映画といえば岡山市内まで見に行くのが当たり前だったが、なんとまあシネコンまで併設されるようになり、子供の頃より格段に立派になっちゃってまあ…。



着いたのはちょうどこのあたり。このあたり一帯が、僕が住んでいた町、ということになる。



バス停を一つ歩くとあけぼの町。目の前は岡山南郵便局、その対面はセントラル・シティ病院…のはずだったが、建築後40年をたたずして取り壊されてしまい、別の新しいこじんまりとした病院に生まれ変わり、跡地は老健施設に転用されたようだ。



ちなみに、本家両備バスのバス停は、この形です。



嫁さんも僕の子供時代の街とあってか、興味津々といったていでついてきてくれる。
カバンはもう少し小さい奴にしておけばよかったなあ。そうすりゃもうちと楽だったのに。

僕が通っていた小学校も、このあたり。



僕の住んでいた町を小一時間紹介して、そろそろバスで戻ろうかしら。
南輝小学校前のバス停を見たら、とうに発車時間を過ぎていたところでまだ待ち人がいたから、遅れてくるものと思えば案の定、直線道路を2つくらい前のバス停に引っかかっているバスを発見。
あとはバスの中からご紹介しましょうかね。嫁さんには。



7分ほど遅れてやってきたバスに乗り込むと、なんだいなんだい、こりゃ2ステップの古参バスじゃないかしら。
座席配列からしてゆったり座れそう。





なんだかブザーも古めかしくて好き。



岡電独特の降車行燈。



バスはゆっくり30分ほどをかけて岡山の中心街、天満屋バスターミナルに到着。ちょっとここで降りていいですか。



塗装は最新式だったけれど、バスはかなりの年季が入ってたね、うん。

岡電バスの旧塗装といえばこちら。



嫁さんが銀行のATMに用事があるというので、待っている間に、岡山のバスの路線図やら時刻表やらを次々と案内所で強奪し、つかの間のバス撮影タイム。
おやおや、こちらは中鉄バスの旧型塗装ラッピング車じゃありませんか。
僕が子供の頃、中鉄バスといえばこの塗装で津山に栗拾いとか行ったよ。高速道路なんてないよ。国道53号経由だよ。



中鉄バス新塗装、というよりこれが現在の塗装。
これはよいブルーリボン。



まだ時間も3時ちょっとすぎ。
宿は岡山駅前にとってあり、どうせ岡山駅に戻るのだから、ちょいと東山まで足を伸ばして岡電の電車にも乗せてやろう。
ちょうど、乗り場に東山経由西大寺行きの両備バスがあったから乗っちゃった(・・;)

15分ほどで東山。
確か東山電停の前には、今でもやっていればバッティングセンターがあり、一打席でも所望していたのだ。
このように、2003年当時はバッティングセンターがあった。


(※2003年7月撮影)

……。

ありゃ。

コンビニになっちゃってる(・・;)
広い駐車場と小ぶりな店舗になってしまった。
そこへやってくる岡電たま電車。



そこへ嫁。

「アレに乗りたい!」

…わかりましたよ撮影時間ほぼゼロですけど(・・;)

というわけで、取って返して東山から岡山駅前行きたま電車に乗り込みます。



耳が立っているのは猫なので合って、新幹線のような風よけではございません。

車内はごらんのとおりの猫だらけ、というよりたまだらけ。









降車ボタンも、岡電は「チン!」と電鈴が響くが、この電車では「にゃ~」と鳴くんです。録音しておけばよかったかな。録画か。

電車は15分ほどで岡山駅前に到着。



せめてたま電車の横顔も少し頂きたいですなあ。



岡山駅に荷物を取りに行き、岡山駅東口前、岡山ダイワロイネットホテルにチェックインしたのは4時。

今日は十分歩いたから、え、もうひと歩き?行きたいねえ。行きたいけども(´・ω・`)

(※この項続く


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