どっこい生きてる大井川鐡道@クリスマストレイン突撃記(前編) - 小馬太郎兵衛@タコのイカ踊りぃっ!!
昨年冬、年末も押し迫ったド平日の12月25日に、ちょっと4時ごろに目が覚めてしまったばかりに、京葉線の始発電車で出かけてしまい、大井川鉄道ま...
どっこい生きてる大井川鐡道@クリスマストレイン突撃記(前編) - 小馬太郎兵衛@タコのイカ踊りぃっ!!
こちらの記事の続きであります。
さて、千頭では14時35分の金谷行き普通列車までの時間待ち。せっかくなので、運動がてら駅周辺を歩いてみようかしらね。
千頭駅前の踏切で、井川行き南アルプスあぷとラインと、接岨峡温泉経由閑蔵駅前行き大井川鐡道バスの競演。
列車もバスも接岨峡温泉には行き、接岨峡温泉だけが目的ならバスの方が速く着くけれど、どうせならアプト式の列車を楽しみたいところ。
駅に戻ると、駅前ロータリーにはこのような看板が。
SLが走る時はこれはやるんだろうけれど、EL急行の時はどうかしらん。
駅の改札からホームを覗いてみると、いつの間にかEL急行の前後の機関車を入れ替えて据え付けられている。
どうせならE102の方にも先頭に立たせてあげたらいいじゃんね(´・ω・`)
まあ、この列車には家山からお世話になるので、この編成もこうやって撮っておくんですがね。
先頭に行くと、クリスマスエクスプレスのヘッドマークもピーカンで輝いております。
これはよい「せんず」。
展望車とE34のドッキングシーン。
というわけで、千頭14時35分発の金谷行きで、家山まで先行します。
ついでに車内の転換クロスシートというところもいただいちゃいましょう。
座席の周りの造作がまあオールドタイマーですこと。
全国30人の、鉄道ファンの中でも貫通路ファンの皆様、お待たせいたしました。(誰がおるねん
え~。
もと南海21000形の貫通路でございます。
さて。
家山ってもうちょっと千頭寄りかと思ったら、千頭と金谷の中間地点みたいなところで、千頭から40分くらいは揺られましたなあ…。
途中で何度か気持ちのいい日差しで眠気が襲ってきたようで、うとうとしながら1時15分に、家山の駅に到着しました。
金谷行き普通列車とはここでお別れ。
今度会うときは、金谷へ行って折り返しての新金谷でたぶん会うw
というわけで、ローカル駅風情が満点の家山駅ですよう。
周囲には銀行はありますけれども、他は何もありません。きわめて静かな駅前です。
こんな駅で終列車あたりに大トラになって駅員さんを困らせる客などいないような気がしますが。
ここで後を追いかけてくるEL急行に30分ばかり新金谷まで揺られる算段としております。
駅前を歩こうにも、銀行以外は特に目指して面白そうな場所もなく、ただただ閑散としております。
ここまで来たら、おそらくは皆さん車で移動なんでしょうな。
駅前の閑散ぶりを象徴するかのように、駅に掲示されている時刻表の隙間も閑散としております。
なんていうか、間引かれた跡がただただ物悲しいというか、ね。
しばらくして、「15時42分発急行かわね路2号の改札をいたします」という駅員のアナウンスとともにホームへ。
改札では、フリーきっぷと急行券のほかに、座席指定券まで3枚じっくりしげしげと眺められた。いい仕事をなさってますね。天網恢恢疎にして漏らさず。
そしてEL急行がやってきました。
目指したお座敷車…。
本当に一組しか乗ってねえ(・・;)
このお座敷列車は、もともと昭和30年代に西武鉄道で走っていた車両を、今でいう「魔改造」してお座敷列車にしたもので、種車のイメージが全くつかない。
これはお隣のフリースペース車両として開放されている展望車「スイテ821」もそうで、同じ西武鉄道の車両を種車に魔改造されたものである。
というわけで、家山を発車するEL急行、今度はE34の釣りかけの咆哮をお耳に入れたいと存じます。
大井川鐵道のもと西武鉄道E34の咆哮を、フリー開放の展望車から。 pic.twitter.com/tb8yiaBQJb
— 日刊こうマロネ (@kouma_tarobee) December 26, 2019
これくらいのガタイをしておきながら、元は工事用列車のけん引用の用途だったので出力が足りず、客車が3両しか引けないという噂も、これでは本当に思えてきて仕方がないです。
帰りの展望車もクリスマスソングメドレーのミニコンサートでありました。
家山からガタゴトと揺られること30分。
クリスマストレインの終着駅、新金谷に到着いたしました。
最後に記念撮影くらいはしておこうや。
クリスマストレインのヘッドマークも今日までなのかな?
お座敷車も展望車も、普段のSL急行ではなかなか出番がないので、今回は出番に恵まれて、楽しむことが出来ました。
専ら後押し専門のE102もお疲れ様でした。
さて、ホームには先ほど千頭から家山まで乗ってきた普通列車が、金谷で折り返して新金谷で我々を待ち受けていた。
金谷~新金谷間の「チョン行」で、我々をJR金谷駅まで送迎してくれる任にも当たってくれるのだ。
旧型客車と南海21000形の競演。昭和30年代にタイムスリップしたような形跡すらある。
車内の一角に新聞が積まれていたけれど、これから夕刊が各沿線に届けられるということなのかしら。
というわけで16時24分、新金谷からのチョン行列車は無事に金谷まで着いたのでありました。
金谷からは静岡へ戻って新幹線か、体力があれば在来線で…というのが常識なのだけれど、気持ちはあっても体力がない僕は、金谷から2駅で320円もかかる掛川へいったん西へと戻り、カネ側からこだま号で東京に帰るという、居酒屋開帳コースを歩んだのでありました。
掛川から乗ったこだま号は…。
ダ~ミア~ン(わかる人だけw)
南海21000、いつまで持つのかな…。
それよりも旧型客車の行く末も心配でねえ…。
どうなることやら。
頑張れ、大井川鐡道!
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