小馬太郎兵衛@タコのイカ踊りぃっ!!

ブログの老後をユラユラ楽しむ悦楽ブログって言ったけどさ、もう一発くらい狙ってもいいのかな。やってもいいかな?

嗚呼、藤田菜七子騎手電撃引退届…

2024-10-11 08:32:49 | 競馬の話をしようか
※12時21分、報道状況に鑑みタイトルを変更いたしました。
さようご了承くださいm(_ _)m

競馬界ではレース前の調整ルームや宿舎での通信使用機器の使用を厳しく制限されており、その使用方法を巡ってはこの1年2年で複数の騎手が騎乗停止になるなど処分を食らっていた中で、昨日文春砲が「2023年4月までに」複数に及ぶ通信使用機器使用が報じられた藤田菜七子騎手。
報道が出たその日のうちに一部メディアで引退届を出したという話が持ち上がりましたが、今朝になってとうとう各メディアも発表しだしました。

もとは突如として昨日明るみに出た、「2023年4月までの」通信機器使用疑惑によるもの。

日本を代表する女性ジョッキー藤田菜七子騎手まで騎乗停止…相次ぐスマホ持ち込みのルール違反 - 競馬 : 日刊スポーツ

JRAは10日、藤田菜七子騎手(27=根本)の騎乗停止を発表した。理由は23年4月ごろまで複数回にわたり、調整ルーム居室内に通信機器(スマートフォン)を持ち込… - 日刊スポ...

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前日9日に「週刊文春」電子版が報じた藤田騎手の調整ルーム内でのスマホ不適切使用報道を受け、JRAは同日午後5時より同騎手に事情聴取を実施した。藤田騎手は当該事案に関する事実関係、外部と通信アプリでメッセージのやりとりを行っていたことを認めたという。事情聴取の中で藤田騎手は昨年5月に騎手6人がスマホ関連の事案で騎乗停止になって以降は、調整ルーム内での使用はしていなかったと主張。JRAは現在、詳細を調査中。経緯を説明する場を設けるかどうかは検討中としている。


JRAでは昨年5月に6人、今年5月に1人、今月に入り、2人の騎手が同様に通信機器の不適切使用で騎乗を停止された。若手騎手の相次ぐルール違反に対し、主催者が有効な手を打てていないことも浮き彫りになっている。昨年5月の問題発生時には不適切使用者以外の騎手全員に聞き取り調査を実施していた。藤田騎手はJRAの女性騎手として史上最多166勝を挙げ、今夏は英国のシャーガーCに2度目の出場を果たすなど日本を代表する女性ジョッキー。ルールを違反しただけでなく、報道を受けて発覚したことで、多くのファンの信頼を失い、自身と公正競馬のイメージを大きく傷つけることになってしまった。


中央競馬に限らず、レース前の宿舎におけるスマホや携帯電話などといった、いわゆる通信機器使用というのは各種公営競技の騎手や選手では厳しく使用を制限されており、特別な事情が認められない限り認められることはありません。徹底的に外部との遮断が行われています。
それはひとえに、外部との通信を持つことによっていらぬ疑惑、もっといえば八百長などを疑われては各種競技の信用、信頼の根幹にかかわる事態に陥るのは明白であるだけでなく、スマホを使用した八百長事件に関しては、実際に最近競艇で大規模な事案に発生したことがあっただけに、主催者としては敏感になるのは致し方ないところ。

とはいえ…ですよ。

もうやめた。おそらく周囲もちょっとした連絡程度にはスマホアプリを使って連絡していたのでしょうか。
こうした通信のやりとりがどこでどう週刊文春にバレるのかは正直自分にもわからないのですが、その事実が報道されたことで、藤田菜七子騎手はいろいろと責任を感じたのでしょう。
師匠の根本康弘調教師のもとで引退届を書き、提出したということです。

藤田菜七子騎手が引退届をJRAに提出 師匠の根本師が明かす「私の万年筆で書いた」 - 競馬 : 日刊スポーツ

藤田菜七子騎手(27=根本)が10日にJRAに対して引退届を提出したことが分かった。師匠である根本康広師が11日、明らかにした。「私と一緒に、私の万年筆で書き… - 日刊スポ...

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いや、やめるって…。
菜七子騎手が!?
確かに昨年4月まではやっていました、今はやっていません…では通用しないところではありますが、それにしても今頃になって1年半前のことを蒸し返され、いろいろな背景を考えると何かの糸が彼女の中でプツリと切れてしまったのでしょう。
そう考えるのが自然なような気がします。
正直このところ成績はひところに比べれば…というと思えるところもあっただけに…。

で、「ちょっとした連絡」のためにスマホの持ち込みはグレーゾーンでいろいろあったんだと思うのですが、今更不条理に蒸し返され、JRA職員と結婚されたという背景もあり、「もうこのムラには住めません」ということになってしまったとしても、全くおかしくはないと思うのです。
なぜ不条理かというと、一言で言えばなんで騎手だけ処分されなあかんねんの一言です。
スマホの使用はもうだめですよ。過去ももうだめです。処分しますというのであれば、もし競馬関係者、それも厩舎などの関係者とのやり取りが行われていたのであれば、関係者も処分しなければならないはず。
それをすっ飛ばして裁定議会の議定があるまで騎乗停止とは、あまりにも騎手だけに厳しすぎる。ましてや関係者ももちろんではありますが、騎手だって命がけの大変な仕事で、外部への連絡それ自体はお咎めがあってしかるべきだとは思いますが、既に1年半も経過した事案で騎手だけに責任を負わせ、あげく引退届を書かせるのは、競馬会のシステムというかガバナンスといいますか、ムラ自体がちょっとおかしいんじゃないですかね…というのが正直なところ。
これが関係者と談合していたとかいうのであれば仕方ない事案ですが、そうでもないとなるならば、騎手と話している側も同じような処分を下されなければあまりにもバランスが取れない。

とはいえ、中央競馬では一度途切れた女性騎手の活躍というところで今の道を開拓していった藤田菜七子騎手(敢えてもととは書かん)の功績は、消えることはありませんし、師匠の万年筆で引退届を書いた以上、その気持ちが揺らぐことはないのでしょう。
今はただ、動向を見守ることとしたいと思います。

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