ちょいと趣向を変えて、犬の話をしましょうか。
我が家のブン四郎が天国に旅立って、早いものでもう2年半近く。
今でも生きていれば18歳になる年で、さすがに中型犬で18歳は生きすぎだし、今年は例年にないくらいの猛暑に見舞われているので、おじいちゃん犬にとっては、かなり辛い夏になっていることだろう。
今日の夕方。
ちょいとクルマで買い物に出かけた帰り。
車庫にクルマを入れようと思ったら、ちょいとふとっちょの柴犬が、舌をダランと出したまま、しばしおいらの家の庭を、ずーっと遠い目で眺めている。
飼い主のおっちゃんが「行くよ」とばかり、リードを引っ張ってもその場からしばし動こうとせず、ずーっと車庫から家の庭をずっと眺めているので、おいらも車庫にクルマを入れられず、しばしずっとその犬をクルマの中から眺めていた。
でもあの子、どう考えても、おやつ欲しさでずっと家の前でおすわりしていたわけではないんだろうなあ…。
うちの犬なんか、家にやってくる来客に対しては愛想もへったくれもないくせに、ちょっとでもおやつをくれそうな人の前だと、己の欲望に忠実におすわりしてその場を動かず。
一度、その日に病院で検査があるので朝から絶食していたら、たまたまいつもおやつをくれる人が通りがかっちゃったからさあ大変。事情が分かっておやつが渡せないとなると、犬はめっちゃくちゃ怒って珍しく吠えてたっけな。その吠える声で目が覚めちゃったんだよこっちは(泣)。
やがて、ふとっちょの柴犬、家から誰も出てこないと分かると、ようやく納得したらしく、よたよたと歩き出した。
家でその犬のことを聞いてみると、昔、ご近所の犬の世界の長老だったブン四郎が大好きだったわんこだったらしく、ブンが住んでいた場所もしっかり覚えていたのだ。
2008年2月から歩くことが不可能になったので、彼が覚えているブンの姿はそれより前。
彼の目に、ブンの姿はどこに映ったのだろうか。
或いは、「今日もブンちゃんがいない…」と、ずっと寂しく待っているのだろうか。
そう思うと、なんだか無性に目から汗が出てきた真夏の夕方。
なんだい、くそったれの涙。
たまには、ショウくんの夢の中に遊びに行ってやれ、ブン。
我が家のブン四郎が天国に旅立って、早いものでもう2年半近く。
今でも生きていれば18歳になる年で、さすがに中型犬で18歳は生きすぎだし、今年は例年にないくらいの猛暑に見舞われているので、おじいちゃん犬にとっては、かなり辛い夏になっていることだろう。
今日の夕方。
ちょいとクルマで買い物に出かけた帰り。
車庫にクルマを入れようと思ったら、ちょいとふとっちょの柴犬が、舌をダランと出したまま、しばしおいらの家の庭を、ずーっと遠い目で眺めている。
飼い主のおっちゃんが「行くよ」とばかり、リードを引っ張ってもその場からしばし動こうとせず、ずーっと車庫から家の庭をずっと眺めているので、おいらも車庫にクルマを入れられず、しばしずっとその犬をクルマの中から眺めていた。
でもあの子、どう考えても、おやつ欲しさでずっと家の前でおすわりしていたわけではないんだろうなあ…。
うちの犬なんか、家にやってくる来客に対しては愛想もへったくれもないくせに、ちょっとでもおやつをくれそうな人の前だと、己の欲望に忠実におすわりしてその場を動かず。
一度、その日に病院で検査があるので朝から絶食していたら、たまたまいつもおやつをくれる人が通りがかっちゃったからさあ大変。事情が分かっておやつが渡せないとなると、犬はめっちゃくちゃ怒って珍しく吠えてたっけな。その吠える声で目が覚めちゃったんだよこっちは(泣)。
やがて、ふとっちょの柴犬、家から誰も出てこないと分かると、ようやく納得したらしく、よたよたと歩き出した。
家でその犬のことを聞いてみると、昔、ご近所の犬の世界の長老だったブン四郎が大好きだったわんこだったらしく、ブンが住んでいた場所もしっかり覚えていたのだ。
2008年2月から歩くことが不可能になったので、彼が覚えているブンの姿はそれより前。
彼の目に、ブンの姿はどこに映ったのだろうか。
或いは、「今日もブンちゃんがいない…」と、ずっと寂しく待っているのだろうか。
そう思うと、なんだか無性に目から汗が出てきた真夏の夕方。
なんだい、くそったれの涙。
たまには、ショウくんの夢の中に遊びに行ってやれ、ブン。
また、文章を書くのがとてもうまく、博学な上に真面目な話の中にも笑いをとるセンスの良さが随所に光っています。
私よりも一回りほど下のご年齢かと推察されますが、いやはや感服いたしておる次第です。
ふとっちょの柴犬君の目にはブンちゃんが見えていたのでしょうね。人間には分からない何かが犬の世界にはあるのではないのでしょうか
やたらと人間にくっつきたがる。
犬が自分の場所にしていたソファの後ろを、日に何度も覗きに行く……。
そして、その猫は年はとっても元気そのものだったのに、何だか急に食が細くなっていって、1年ほどの後、とても小さくなって死んでしまいました。
普通に老衰だったというよりは、寂しくなって死んだ、ような感じがしましたっけ……。
>たこすけさん
>仙台鴎の親さん
まとめてレスで失礼しますm(_ _)m
お褒めの言葉を頂き、誠に恐縮です。
優しいだけの男なんて所詮はクズ同然ですから…。
私なんて…。
でも、ふとっちょの柴犬ショウ君には、きっと3年くらい前のブンが見えていたはずです。
いつになったら会えるんだろう、なんて思っていたんですかね…。
そう思うと、なんだか切なくなっちまいましてねえ…。
>青空百景さん
いつも一緒にいたはずの「相棒」が、姿を消してしまったら、やっぱり猫でも寂しかったんでしょうね。
人間には甘えても、やっぱり心が安らぐことはなかったんでしょうかねえ…。
天国で、やっぱりつかず離れずの生活を送っているんですかね、今は。