小馬太郎兵衛@タコのイカ踊りぃっ!!

ブログの老後をユラユラ楽しむ悦楽ブログって言ったけどさ、もう一発くらい狙ってもいいのかな。やってもいいかな?

オルフェーヴル、史上7頭目の三冠達成

2011-10-24 23:59:59 | 競馬の話をしようか
当ブログを開設し、まさか3冠馬の偉業を達成する馬が2頭も現れるとは…。ディープインパクト以来6年ぶり、史上7頭めの3冠馬誕生です。

【菊花賞】オルフェーヴルが三冠達成 史上7頭目の快挙(サンケイスポーツ) - goo ニュース
第72回菊花賞(23日、京都11R、GI、3歳オープン、馬齢、芝3000メートル、1着本賞金1億1200万円=出走18頭) 池添謙一騎手騎乗の1番人気オルフェーヴル(牡3歳、栗東・池江泰寿厩舎)が完勝。史上7頭目の三冠馬に輝いた。タイム3分2秒8(良)。

 2馬身半差の2着に2番人気ウインバリアシオン、さらに1馬身3/4差の3着に3番人気トーセンラーが入った。

 「圧巻」の内容で、オルフェーヴルが大偉業をやってのけた。

 レース序盤は5番人気フレールジャックが引っ張る展開。中団馬群の外めを進んだオルフェーヴルは、課題だった「折り合い」に不安を覗かせるも、鞍上の池添騎手になだめられながら追走した。

 そのオルフェーヴルをマークする形で進むのが出走馬で唯一、オルフェーヴルに土をつけた経験があるトーセンラー。三冠阻止の筆頭格・ウインバリアシオンは最後方で末脚を温存した。

 前半1000メートル通過は60秒6。その後ややペースダウンすると、2周目3コーナーの坂越えに差し掛かったときには、馬群は一気に凝縮した。そこからただ1頭、別次元の動きを示したのがオルフェーヴルだった。

 2周目から折り合いもピタリと付いたオルフェーヴルは、鞍上の手綱が微動だにしないまま、3コーナー過ぎから外めを徐々に進出。抜群の手応えを残して直線を迎えた。

 そこからはまさに独壇場。直線早々と先頭に躍り出ると、必死の形相で追いすがる後続を尻目に、その差をグングンと引き離した。残り200メートル過ぎてセーフティーリードを築きあげると、最後は手綱を抑える圧巻の内容。三冠馬にふさわしい勝ちっぷりで、ラスト1冠のタイトルも手中に収めた。

 オルフェーヴルは父ステイゴールド、母オリエンタルアート、母の父メジロマックイーンという血統。通算成績10戦6勝。重賞は11年スプリングS(GII)、11年皐月賞(GI)、11年日本ダービー(GI)、11年神戸新聞杯(GII)に続く5勝目。池添謙一騎手、池江泰寿調教師はともに菊花賞初制覇となった。


いやあ…。

強かったですねえ…。

4角でゴーサインが出ると、直線入口で先頭にたってあとは千切ったまんま。
後ろからは何にも来ないという状況。
1周目の坂の下りでかかるそぶりを見せて、池添騎手が必死に抑えるシーンが見られたけれど、他馬もかかったり抑えたりする乱ペースと見せかけて、実は道中のラップに12秒台が1度もないという緩みない流れで進んだのも、オルフェーヴルには幸いしただろうか。
このペースが、オルフェーヴルの最大の利点である爆発力をいかんなく発揮させることが出来る流れを呼び込んだのではないかとおいらは思う。
その証拠に、1周目の3、4コーナーでかかるそぶりがあったオルフェーヴル。
あれがもし、近年の長距離戦にありがちな、序盤に隊列が出来て後は勝負どころまでゆったりのったり進んで残り800からヨーイドン…というレースになっていたとしたら、オルフェーヴルと池添騎手との呼吸はどうなっていたことか。
もちろん、どスローならどスローなりに折り合ってラスト800の切れ味勝負という展開になったらなったで、オルフェーヴルには願ったり適ったりの展開。だが…。
結果的には完勝だったけれど、1周目で無事に抑えられたというところが大きいし、それは工夫に工夫を重ねた鞍上、厩舎スタッフの努力の積み重ねの賜物だろうと思う。

思えばオルフェーヴルも、ついた着差はわずかだったけれど、スプリングSでつかんだ勝利で、何かが変わったのかもしれない。
そうでなければ、それ以後、皐月賞、ダービー、神戸新聞杯、そして菊花賞と、それぞれ後続につけた着差を説明するのは不可能だからだ。
皐月賞の時点で「これは(他の馬とは)違うぞ」とは思ったのだが、それを予想の根拠に出来なかったのは、スプリングSで見ていた競馬の着差、そして「上位4頭」のイメージに囚われすぎていた。いや、あのレースで4着だったグランプリボスが、後にNHKマイルカップを快勝することになるのだから、それ自体は間違ってはいないだろう。間違ってはいないけれど、評価すべき最大の点を評価しきれていなかった、裏を返せば「お前はスプリングSを現地観戦までしておきながら、何を見ていたの?」ということである。

オルフェーヴル、本当に強かった。
おめでとう。

※写真は2011年3月、阪神競馬場でのスプリングSの表彰式です。


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