小馬太郎兵衛@タコのイカ踊りぃっ!!

ブログの老後をユラユラ楽しむ悦楽ブログって言ったけどさ、もう一発くらい狙ってもいいのかな。やってもいいかな?

本日のネ申騎乗

2010-02-14 19:57:36 | 競馬の話をしようか
本日の京都競馬第4競走で、白浜雄造騎手が一世一代の大仕事を果たしたようです。
まずはそのレースの動画をご覧下さい。

YouTube - 2010年2月14日 京都競馬第4競走 障害未勝利 テイエムダイアナ
↑※動画のタグをスクリーンごと貼り付ける事も出来るんですが、環境によってはえらくページが重くなるので、やっぱりリンクだけを貼ることにするでやんす。

白浜すげえ…。

2周目のスタンド前1号障害で、馬がドスンと着地してしまい、白浜が馬から落ちても不思議ではない体勢だったのにこらえたのもえらいけれど、鐙が外れてしまい、両膝で馬の胴を締め付けるのがやっとの状態で、馬の制御なんぞできるはずもなく、手綱だけをしっかり押さえて、後は馬の行く気に任せる状態。

しかもあーた。
これは野郎共にしかわからない痛みだろうけれど、そんな状態で障害を何度飛越したのさ。
体験乗馬程度でも、馬の背中に乗ったことがある方々ならお分かりかと思うのだけれど、馬の背中は歩いているだけでも結構ゴツゴツするもので、それが結構なスピードを出す、しかも飛越がある障害レースときたらもう、白浜は多分向こう一ヶ月くらいは使い物にならないくらいの衝撃を、股ぐらの真下から食らったんだからなあ…。

普通だったら鐙が外れたら、騎手は制御が不可能になるので、スローダウンさせて競走を中止してもいいところだと思うのだが、下手に先頭争いの一角にいて、馬もやる気満々、こうなりゃもう馬の行く気に任せてしまえとばかりに行っちゃって、馬券圏内にしっかり残す、最低限の役割を果たす2着入線。単勝や連単系を1着付けで買っていた人は涙目だろうが、ハプニングに動じずにしっかり仕事をするのだから、さすが馬乗りはプロですなあ…。
あれで鞍までずれていたら、完璧に制御不能だったから、なおのこと不幸中の幸い。
ただ、このアクシデントがなければ…と思うと、2着入線を恨めしく思うファンや関係者の方々の気持ちも分からないではないですな。

「これぞプロ」の騎乗といえるハプニングでした。


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3 コメント

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鐙をはずす (仙台鴎の親)
2010-02-15 09:10:22
戦国時代、馬上の武士が相手に対する敬意の一つが、「鐙をはずす」事でした。
馬の制御が不可能=貴方に攻撃できませんよ
の意味です。
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プロですよね・・・ (たべ)
2010-02-23 10:35:19
実は、大昔、ちょっと乗馬をかじっただけで取れる5級ですが、一応、乗馬ライセンス持っていたりする・・・。で、「騎乗のバランスを取るのに、鐙にばかり頼らないこと」ということで、鐙を外して、トロットの練習したことがあったかなぁ・・・確か。

・・・トロットでも、難しかったと思いました。で、あれは、はるか上を行く、「ギャロップ+飛越」だもんなぁ・・・。

本当に、「あれぞプロの馬乗り」だと思いました。
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お返事が大変遅くなりました。 (小馬太郎兵衛)
2010-02-23 21:27:55
>仙台鴎の親さん

なるほど。
そんな話があったとは知りませんでした。
確かに両膝だけでは馬は制御できませんからね。

>たべさん

馬に初めて乗ったのは、京都競馬場の体験乗馬コーナーでした。
ゆっくり歩いて馬場を一周するだけなのに、股ぐらが変に痛くなったことを、昨日のように思い出します。
ましてやそれなりのスピードプラス障害飛越…。
想像出来ません…(汗
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