鉄道グッズにアスベスト含有 小田急が回収へ (朝日新聞) - goo ニュース
(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル
まあ、アスベスト飛散問題が叫ばれた頃から、「鉄道車両にもアスベストが使われているから、解体部品は危ないよ」とは言われていたのだが、鉄道会社も重い腰を上げたというべきか、社会問題となって、ようやく動きとなってあらわれた。
解体部品が危ないといっても、危ないのは車両の鋼体から直接切り取ってきたナンバープレートなどで、いくらなんでもつり革とかドアスイッチとか、それらの部品はまず大丈夫かと。つり革にしてもドアスイッチにしても、不特定多数の指紋や脂がこびりついているのは明らかで、潔癖な人は、下手したらアスベストがくっついたまま渡されるナンバープレートよりある意味危険ではないのかと。
しかし、思い出の車両のナンバープレートにアスベストがくっついていたら、せっかくの思い出の品が(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブルですな。
こうした鉄道部品というのは、いまやそれだけで立派に商売が成り立つほどのディープなカテゴリになっており、鉄道各社が主催するイベントの廃品即売会では、前夜から行列が出来るほど。営団地下鉄が東京メトロに変わってから、旧営団マークの部品即売会を行った時は、各マスコミとも殺到してニュースになったほど。
即売会の前の方に並ぶと、その行列を勝手に仕切るグループがいるらしく、やれ名簿を作るだのなんだので、バカ正直に2、3日徹夜して並んでいても商品が買えず、こうした仕切り屋とトラブルになることがよくあるらしい。だいたい、行列の先頭で勝手に仕切っている奴らというのは、だいたいが鉄道部品販売会社とグルになっているので、いわゆる「マニア垂涎の逸品」という目玉商品は、大抵が彼らによって買い占められ、販売会社に持ち込むや、買値の数倍の値を付けて販売しているという。
もともとこうした廃品即売会がイベントとして根付いてきたのは、ここ20年くらいのことで、30年前のころは、元々こうした部品即売会という概念そのものが、鉄道趣味界には存在しなかった。30年前といえば、折りからのSLブームがまさに過熱していた時期で、その頃にも、交通博物館などで「SLナンバープレート即売会」なるものは存在し、会社をさぼったマニア共が徹夜でおしかけて、それはそれは阿鼻叫喚の地獄絵図だったらしい。
国鉄分割民営化がほぼ決定的となった20年くらい前から、鉄道廃品で一丁儲けてやろう…という動きが現れ始め、全国各所で国鉄直営の部品即売会が行われるようになった。この頃は国鉄の過渡期ということで、余剰となった車両が数多く車庫の側線を埋める事態になっていたので、部品の供給にはまったく困っていなかった。鉄道廃品を専門で売る業者が現れ始めたのもこの頃ではなかったか。東京駅八重洲南口と、上野駅浅草口に、鉄道廃品や模型を売る国鉄直営の専門店が出来たのもこの頃である(両店とも平成初期までに閉店)。
今となっては廃品それぞれに相場が存在し、それでもなお買い求めたいマニアの足元を見て、販売業者があこぎな値を付ける…という、まさにマニア向けの殿様商売が繰り広げられているが、その昔は「廃品=ゴミ」という認識から、即売会に出された行き先表示板にしてもナンバープレートにしても、今となっては考えられないくらいの安値で投げ売りされていたという。ゴミでも値が付いて買い手が現れてくれれば、立派な商売になるわけで、次第に部品それぞれに相場が出来ていって、相応の値段がつくようになったのは、時代の流れかと。
かといってなあ…。
ゴミを1万円とか値を付けて売る業者もいかがなものかと思うのだが…。
昨日も津田沼の丸善で即売会があったのだが、たとえば方向幕、(※)千マリ255が1万円、千マリ183で1万円、新ニイ115が5000円、東マト103で3500円(未使用品)…。
人の足下を見るにも程があるだろ。
そりゃ、鉄ヲタからすれば、方向幕を愛でながら(*´Д`)ハァハァ できるのは特権といえば特権だが、そこまで金を出して買う価値があるのかといわれると…。しょせん他人様から見ればただのがらくただし。
部屋のインテリアの一環として、一つや二つ置いておくのは悪くはないけれど、あんまり増やしても処分に困るだけだろうし…。
困ったもんだ。
(※)解説です。
千マリ255…千葉支社幕張車両センター所属の「房総ビュー」。
千マリ183…同じく元特急用車両183系。現在は波動用で在籍しているのみ。
新ニイ115…新潟支社新潟車両センター115系。
東マト103…東京支社松戸車両センター103系。「未使用品」なので、車両センターにストックしてあった予備用の放出品と思われ。
小田急電鉄は28日、イベントで販売した同社の電車の部品にアスベストが含有されていたため、回収すると発表した。いずれも固形化されており、直ちに飛散する恐れはないという。
対象は92年以降に販売した電車のプレート(865枚)や、主幹制御器(33台)など。主に絶縁の目的でアスベストを使っていたという。
無償でアスベストを取り除くか、販売代金を返還する。問い合わせは同社沿線事業部(03・3349・2575)へ。
(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル
まあ、アスベスト飛散問題が叫ばれた頃から、「鉄道車両にもアスベストが使われているから、解体部品は危ないよ」とは言われていたのだが、鉄道会社も重い腰を上げたというべきか、社会問題となって、ようやく動きとなってあらわれた。
解体部品が危ないといっても、危ないのは車両の鋼体から直接切り取ってきたナンバープレートなどで、いくらなんでもつり革とかドアスイッチとか、それらの部品はまず大丈夫かと。つり革にしてもドアスイッチにしても、不特定多数の指紋や脂がこびりついているのは明らかで、潔癖な人は、下手したらアスベストがくっついたまま渡されるナンバープレートよりある意味危険ではないのかと。
しかし、思い出の車両のナンバープレートにアスベストがくっついていたら、せっかくの思い出の品が(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブルですな。
こうした鉄道部品というのは、いまやそれだけで立派に商売が成り立つほどのディープなカテゴリになっており、鉄道各社が主催するイベントの廃品即売会では、前夜から行列が出来るほど。営団地下鉄が東京メトロに変わってから、旧営団マークの部品即売会を行った時は、各マスコミとも殺到してニュースになったほど。
即売会の前の方に並ぶと、その行列を勝手に仕切るグループがいるらしく、やれ名簿を作るだのなんだので、バカ正直に2、3日徹夜して並んでいても商品が買えず、こうした仕切り屋とトラブルになることがよくあるらしい。だいたい、行列の先頭で勝手に仕切っている奴らというのは、だいたいが鉄道部品販売会社とグルになっているので、いわゆる「マニア垂涎の逸品」という目玉商品は、大抵が彼らによって買い占められ、販売会社に持ち込むや、買値の数倍の値を付けて販売しているという。
もともとこうした廃品即売会がイベントとして根付いてきたのは、ここ20年くらいのことで、30年前のころは、元々こうした部品即売会という概念そのものが、鉄道趣味界には存在しなかった。30年前といえば、折りからのSLブームがまさに過熱していた時期で、その頃にも、交通博物館などで「SLナンバープレート即売会」なるものは存在し、会社をさぼったマニア共が徹夜でおしかけて、それはそれは阿鼻叫喚の地獄絵図だったらしい。
国鉄分割民営化がほぼ決定的となった20年くらい前から、鉄道廃品で一丁儲けてやろう…という動きが現れ始め、全国各所で国鉄直営の部品即売会が行われるようになった。この頃は国鉄の過渡期ということで、余剰となった車両が数多く車庫の側線を埋める事態になっていたので、部品の供給にはまったく困っていなかった。鉄道廃品を専門で売る業者が現れ始めたのもこの頃ではなかったか。東京駅八重洲南口と、上野駅浅草口に、鉄道廃品や模型を売る国鉄直営の専門店が出来たのもこの頃である(両店とも平成初期までに閉店)。
今となっては廃品それぞれに相場が存在し、それでもなお買い求めたいマニアの足元を見て、販売業者があこぎな値を付ける…という、まさにマニア向けの殿様商売が繰り広げられているが、その昔は「廃品=ゴミ」という認識から、即売会に出された行き先表示板にしてもナンバープレートにしても、今となっては考えられないくらいの安値で投げ売りされていたという。ゴミでも値が付いて買い手が現れてくれれば、立派な商売になるわけで、次第に部品それぞれに相場が出来ていって、相応の値段がつくようになったのは、時代の流れかと。
かといってなあ…。
ゴミを1万円とか値を付けて売る業者もいかがなものかと思うのだが…。
昨日も津田沼の丸善で即売会があったのだが、たとえば方向幕、(※)千マリ255が1万円、千マリ183で1万円、新ニイ115が5000円、東マト103で3500円(未使用品)…。
人の足下を見るにも程があるだろ。
そりゃ、鉄ヲタからすれば、方向幕を愛でながら(*´Д`)ハァハァ できるのは特権といえば特権だが、そこまで金を出して買う価値があるのかといわれると…。しょせん他人様から見ればただのがらくただし。
部屋のインテリアの一環として、一つや二つ置いておくのは悪くはないけれど、あんまり増やしても処分に困るだけだろうし…。
困ったもんだ。
(※)解説です。
千マリ255…千葉支社幕張車両センター所属の「房総ビュー」。
千マリ183…同じく元特急用車両183系。現在は波動用で在籍しているのみ。
新ニイ115…新潟支社新潟車両センター115系。
東マト103…東京支社松戸車両センター103系。「未使用品」なので、車両センターにストックしてあった予備用の放出品と思われ。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます