小馬太郎兵衛@タコのイカ踊りぃっ!!

ブログの老後をユラユラ楽しむ悦楽ブログって言ったけどさ、もう一発くらい狙ってもいいのかな。やってもいいかな?

大人の修学旅行~待ってろ甲子園~ しょの3

2009-09-01 10:27:41 | それゆけ乗り鉄トラベラーズ
インフルエンザ渦がまだ直撃していない、関東以西の大多数の学校では、もう始業式が始まろうかという時に、未だに夏休みのことをうだうだと書いております。
なんか、夏休みの宿題が終わらずに徹夜している子供みたいorz

そんなわけで、試合の合間に片付けちゃいますよ。

ものぐさなあなたのために、前回までのおさらいはこちら。

大人の修学旅行~待ってろ甲子園~ しょの1

大人の修学旅行~待ってろ甲子園~ しょの2

前夜…というより前日は、まさしく修学旅行前の子供と同じ状態で、睡眠時間がわずか1時間、その上1泊2日というのに、「必要にかられて」けっこうな大荷物を背負い込んでしまい、甲子園が初日にあったので土産物も買い込んでしまった影響で、動き回るにも余計に荷物が重くなるという諸刃の剣。
新大阪駅の居酒屋でしこたま飲んで、とにかく疲れを癒すために寝よう寝よう。
気がついたら、東横インに泊まっているというのに、ロビー脇のパソコンを使いこなすのもどこへやら、自分の部屋に戻ると、さすがにもうロビーに降りる気力は残っていなかった。

明くる朝…。

雨。
天候が悪くなるとは承知していたものの、旅先で雨に降られると、どうしても朝からの行動も鈍くなりがちで、朝イチで起きてどこかに出かけようなどという気力はさすがに起きなかった…というよりは、起きたら高知と如水館の試合が始まろうとしていたというところで、何時に起きたのかは推して知るべし。
う~ん、8時かあ…。
ロビーに降りたらこれまた朝食の客で混んでいて、雨となると考えることは皆一緒というワケか。それでも貴様は元ホテル勤務か。
さて、今日はどうするか。
間違いのない予定は2つあって、一つは13時から京セラドーム大阪での檻ッ鉄対ロッテ戦。
そして試合終了後には京都に移動して、京都で女子大生という名の陶芸人生を歩むクラちゃんと飲むことが決まっている。この関係で、帰りは東京行きの東北急行バス「フライングライナー」を取っている。
昨日集まって下さった観戦仲間には、予めゴメンと言って、会場入りは12時頃になるだろうということを、了承してもらっている。
午前中3時間程空いた時間を、どう有効に生かしましょうかね。
一つは宝塚方面、もうちと早く起きれば阪神競馬場で午前中の馬券勝負も良かったかもしれんが…。
或いは能勢電鉄に、阪急電車のオールドタイマーを訪ねに行こうかという腹案もあったが、雨じゃあのモーター音の魅力は半減だす。
じゃあ、手近にツリカケモーターの音でも聞きに行くかな…となると、これはもう阪堺電車一択。
未乗線制覇を考えると、出来て十数年経つのに未だに一度も乗ったことがない大阪モノレールや、大阪市営地下鉄長堀鶴見緑地線の谷町六丁目以東とか、今里筋線とか、京橋からおおさか東線を回ってくるとか、地下鉄中央線森ノ宮以東を、近鉄東大阪線を生駒の先まで行って戻ってくれば、生駒からドーム前までまさしく阪神なんば線直通で一本だったり、あれやこれやと考えたけれど、時間的な制約から、あまり手は広げることが出来そうにないので、たまにはツリカケモーターでも聞きに行こうか。
ここから行くとなると、阪急南方駅まで歩いて、一旦淡路へ出てから天六経由で堺筋線恵美須町か…というルートは、後々を考えるとかなり面倒なので、南方から阪急梅田を目指し、地下鉄で天王寺へ目指す。
天王寺を目指すだけなら、南方駅前に御堂筋線西中島南方駅があり、こいつに乗れば素直に1本なのだが、梅田でもいろいろと見てみたいところもあったんで…。

阪急南方駅から阪急京都線で2駅、大阪梅田へ。
阪急京都線はこの後も乗る予定なので、阪急ウオッチングはまた追々。
なにせ大阪は2006年1月以来、まる3年半のご無沙汰、しかも急に決まった遠征なので、いろいろと心の準備が出来ていない(笑泣)。
阪急梅田駅3階正面の巨大な出口から1階へ下りるエスカレーターと、JRのガードをくぐる「ムービングウオーク」を歩くと…。

こんなの「阪急百貨店」じゃないやいヽ(`Д´)ノ



旧阪急梅田駅コンコースとなっていた、阪急百貨店前の巨大な吹き抜けスペースは、阪急百貨店建て替え工事の影響ですっかり面影を変え、吹き抜けだった通路には上から重苦しい蓋がされ、阪急の象徴でもあったシャンデリアやステンドグラスも取り払われ、「本当にここが阪急百貨店前か?」と疑わせたほど。

関係記事:2005年9月13日付「解体ですか…」

たった2年と3ヶ月の短い期間とはいえ阪急沿線に住んでいたので、阪急梅田駅の象徴が消えたような気がして、改めて喪失感に苛まれたのはいうまでもない。
しかも、通路正面から地下鉄東梅田駅方面に抜けられる階段が、これも立て替え工事の影響か閉鎖されており、百貨店東側の階段を下りてウメチカの東側を迂回するようにさせられていたのも、余計においらを戸惑わせる要因になっていた。

これも宝塚時代に慣れ親しんだ地下鉄谷町線東梅田駅から天王寺を目指す。
実は梅田で谷町線に回ったのも理由があり、宝塚時代以来20と余年、谷町線に乗る機会は数度あれど、全くお目にかかったことがない30系電車に乗ってみたかったのだが…。

ことごとく空振りorz

新系列30000系導入のアナウンスは既に発表済みなので、ここで乗っておかないと、今度いつ30系に出会えるか分かったモンじゃないのに…。
おいらが乗っていた頃の30系は、今のように冷房もついていなければ、座席も今のようにフカフカなんてしていない。
さすがにプラスチック地むき出しの時代は知らないけれど、今の東京メトロ10000系や東武50000系の、いわゆる「極悪岩座席」も真っ青の、プラスチック地に申し訳程度にモケットを張っただけという、ある意味日本鉄道車両史上最凶の座席だった。おいらが頻繁に市営地下鉄にお世話になっていたのは1986年から87年にかけて、谷町線には50系どころか、付随車化されてはいたけれど、50系以前の5700系や5800系、或いは千日前線には片扉の100系が現役で走っていた頃の話である。
30系に出会えずとも涙、車内で開いたスポーツ紙を見て、八千代東の村上くんの名台詞「2ちゃんで49校中最弱候補と書かれて悔しかった」に笑い涙をしながら天王寺へ。

というわけで、阪堺電車。



阪堺電車は、実は既に全線訪問済みだったりして。
1998年2月の早朝に恵美須町から浜寺駅前、次いで翌1999年4月に天王寺から住吉公園までを乗り通しており、別にツリカケ目的でなければ、今更行くようなところではないのだが…。
お客さんが少なかったので、思わずかぶりつきw
運転台の自動ブレーキ(*´Д`)ハァハァ



都電だと、ハンドル捌きが見えるところは優先席になっていて、じっくり自動ブレーキのハンドル捌きを見ることが出来ないんでねえ…。
東京から近いエリアで、自動ブレーキのハンドル捌きが見たければ、久留里線か小湊鐵道でしょうかね。やっぱり。小湊鐵道ならかぶりつきもばっちり。
10年前なら東急世田谷線という選択もあったんだろうけどね…。

とはいえ、この車両は真新しさでお分かりの通りカルダン駆動車、いわゆる「新性能車」なので、住吉で乗り換える恵美須町行きに全てを託しますか。

ついでに車内ではこんなポスターでも癒される。



で、住吉で乗り換えた恵美須町行き。



旧型車キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!!

旧型車っちゅうても1960年代の車両ですが。
この頃に来れば、1960年代の車両でも十分古いことになるし、そんなことを言ったら、今でも阪和線では103系のトップナンバーが健在ですからねえ…(クハ103-1)。
車内設備もなかなかオールド。
今みたいに押せば行灯が光る降車ボタンじゃないし。



車内には停車知らせ灯がつくし。



ツリカケ車(*´Д`)ハァハァ
阪堺電車で南霞町で降りればドヤ街新今宮駅がすぐなので、大阪環状線で大正へ行きたければ乗り換えだが、せっかくだから、今年春に開通した阪神なんば線で大阪ドームに行きたいので、恵美須町まで乗り通す。



恵美須町からは日本橋まで一駅堺筋線に乗り換えてもいいのだけれど、一駅でも200円も取られるので、前にも歩いたことがあるけれど、大して距離は無いだろうと、一駅歩いてみる。

…。

……。

結構距離あるねこれ(T_T)

20分はゆうにかかったぞ…。
後から調べてみたら、堺筋線の恵美須町~日本橋間の営業キロは2キロ。
やはりそれなりにはあったのね…。
しかし、時折雨が降るあいにくの空模様ながら、右手に通天閣を見て、左手にはサンガリアの「みっくちゅじゅーちゅ」。最高ですな。



この「みっくちゅじゅーちゅ」は、サンガリアの営業エリアでもないはずなのに、なぜか千葉テレビでもCMが流れていて、千葉で「1、2、サンガリア♪」などと聞くと、えらい違和感が…(^^;)
近鉄日本橋駅から阪神なんば線へ。
このままドーム前で降りても面白くもなんともないので、一旦西九条まで出て折り返そう。ちなみに阪神西大阪線は、西九条時代の1997年8月に既に訪問済みなので、わざわざ尼崎まで乗り通して折り返す必要はまるでない。
う~ん…。
ミナミで「尼崎」だとか「甲子園」だとか「三宮」の文字を見るのはめっちゃくちゃ違和感が(^^;)



阪神車の尼崎行き区間準急で西九条へ。
新線区間はあっという間で、これだけの区間のために建設が数十年もかかったというあたり、都市部の鉄道工事の難しさを思い知らされる。
西九条で折り返すと、やってきたのは東花園行き各駅停車の近鉄車。



これって、モーター音が悪評ふんぷんの都営浅草線5300系と同じなんですね。



クロスシートで2駅、ドーム前へとって返し。



さあ、鉄モードからマリーンズファンモードになりましょうか。
(以下続く)

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
西中島南方北出口東側 (JR京阪)
2009-09-01 11:14:10

コメントのタイトルと本文は一切…

これまでの鉄エントリーから推察しておりましたが、小馬さんはかなりの車輌鉄ですよね
拙者は乗り鉄なぶん、知識・こだわりには感服であります

阪急梅田コンコースは本当に残念… あの高い天井とステンドグラスは関西いちの都会・梅田を象徴するものでしたから

しかし、見事なひとり修学旅行。 ひとりだからこそ楽しい
同意部分多すぎてry…www

次回来京阪神時は、京阪最新型3000系もよろしくどうぞ

返信する
京セラの前に… (陀羅尼助丸(阪堺電車に(//▽//)ハァ~ハァ~))
2009-09-01 23:00:13
京セラ入りの前に、こんな旅をして来たとは…恐れ入りましたm(_ _)m。
阪堺電車のツリカケ電車は今尚!現役ですからねぇo(^-^)o。
新型車よりも、昭和からの生き残り車両の方が多いのでは…♪(*^ ・^)ノ⌒☆。
コテコテの大阪の下町情緒を残す阪堺電車は永遠であって欲しいと思います。
ぶっちゃけ!大阪嫌いな私ですが、阪堺電車だけは“アリアリ”ですねp(^-^)q。

返信する
どうなんでしょう…? (小馬太郎兵衛)
2009-09-02 01:17:54
>JR京阪さん

鉄分分析、大変恐れ入りますm(_ _)m
う~ん…。
どうなんでしょうねえ…。
「車輌鉄」と思ったことはあまりないのですが、目的の車輌を求めて出かけることも多々あるだけに、おそらくその傾向も強いのでしょうね。

一人修学旅行は、むなしい分、目的を達成できればひじょ~に充実しますw

>陀羅尼助丸兄さん

阪堺電車の凄いところは、高級住宅街からドヤ街まで沿線に連なっているところですね。
とても今宮あたりと帝塚山が、路線が違うとはいえ一つの会社線であることが信じられません(笑)。
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