小馬太郎兵衛@タコのイカ踊りぃっ!!

ブログの老後をユラユラ楽しむ悦楽ブログって言ったけどさ、もう一発くらい狙ってもいいのかな。やってもいいかな?

嗚呼夢の万馬券

2009-01-11 20:10:03 | 競馬の話をしようか
本日の京都競馬第3競走で、競馬ファンなら一度は夢を見たことがある、ビッグな配当が飛び出しました。

複勝のJRA歴代最高額が飛び出す(netkeiba.com) - Yahoo!ニュース
 11日、京都競馬場で行われた3R・3歳未勝利(ダート1400m、16頭立て)で、高野容輔騎手騎乗の15番人気ディアトゥドリーム(単勝341.5倍)が3着に入り、同馬の複勝配当はJRA歴代最高額となる12,280円を記録した。

 なお、これまでのJRA複勝最高配当は、80年11月15日の京都2Rで記録された11,680円。地方では05年3月7日の佐賀1Rで記録された75,180円が最高配当となっている。11日京都3Rの払戻金は以下の通り。

【京都3R・払戻金】
単勝
9 1,390円
複勝
9 540円
11 300円
5 12,280円
枠連
5-6 3,270円
馬連
9-11 4,650円
馬単
9-11 9,600円
ワイド
9-11 1,250円
5-9 37,520円
5-11 31,040円
3連複
5-9-11 661,790円
3連単
9-11-5 3,220,840円


競馬ファンなら、誰もが一度は取りたい万馬券。
昔の単勝複勝連複(今の枠連)の時代には、万馬券はなかなかどうして珍しく、そうそう取れるものではないので、飛び出すのはレアだった。例え1着2着が人気薄同士の組み合わせで決まっても、同じ枠に人気の馬が入っていたら配当がガタ落ち、或いは人気馬がコケても、同枠の人気薄の馬が頑張ってくれて的中したときは「代用品的中」と言われ、その昔、寺山修司の作品の中で、寿司屋の政が「代用品の当たり馬券など破ってどぶに捨てるのが筋」と書いていたが、本当にどぶに捨てていたのかは神のみぞ知る(笑)。
今の競馬は楽しみ方が増えて、登場前はいわゆる「1枠1頭制」と言われた馬番連勝が1991年に登場すると、そのうちあれよあれよという間に「1着3着でも当たりです」というワイドや、1着2着をしっかり当てる馬番連勝単式が出来、これに付随して枠番の連勝単式も地方競馬で導入(厳密には復活)され、更に「3着までしっかり当てましょ~」という3連複や3連単の登場で、高額配当はもはや半日常的になってきた。
そういえば枠連しかなかった頃、中央競馬以外の公営競技では、1つの枠に2頭、或いは2人入る枠で、病気やケガで出場できない馬や選手が出ると、同枠のもう1頭や1人も強制的に出走取消になり、その枠の目自体が売られなかったことにされる「同枠友引」という制度があったなあ、懐かしい。
つい10年前は、馬連で2万円や3万円の配当が飛び出すと、一斉に場内がどよめいたものだったけれど、今やそのようなスタンドの姿はほとんど影を潜めてしまった。さすがに3連単で1000万円を超える配当の時は場内も大歓声に包まれるのだけれど、これだけ馬券の種類が増えると、楽しみが増える一方で、場内のどよめきも少なくなってきたと思う。
ともすれば、3連単でも人気馬の組み合わせ次第では、簡単に配当が5桁を超える最近の競馬でも、やっぱりそれなりに配当がつけばうれしいもの。
でも、やっぱり狙って取りたいのは、同じ配当でも当てるのが難しい馬連、おいらが一度は取りたいと思っているのは単勝の万馬券で、これなら掛け値なく誰にも自慢が出来る(笑)。だって単勝の万馬券といえば、1年に2、3回くらいしか出ないから、当てるにしてもレアだし現実的。

しかしねえ…。

生きて中央競馬で複勝の万シューを見ることになるとは…。

計算が合わないってゆーツッコミはハナっからお受け致しかねますが、競馬歴20年ちょいのおいらでも、中央競馬で複勝の万シューって、見たことがないんだもん。

それも当然の話でして。

なにせ、複勝の万シューが出たのも29年ぶりなんだから。

そいつはこいつもご覧頂ければ一目瞭然。

払戻ランキング(複勝) - JRA

今まで3回しか出てないんだから。

複勝払戻の第3位が、1957年の繋駕速歩競走ってーんだから、歴史を案じますなあ…。このレースは、要は競歩で、馬の後ろに大八車のようなものを付けて、そこに騎手が乗ってレースをするもので、中央競馬では1968年に廃止されている。
おいらが競馬を覚えてから、中央競馬では一度も出なかった複勝の万馬券。
現実として見てみると…。
取りたいねえ…。
元々複勝は配当が安いこともあるから、10倍もつけば大穴馬券、それが20倍も30倍もつけば、むしろ「なんでおまいさんはこんな馬を狙ったの?」という話になるわけで、複勝の万馬券など、単勝や馬連の万馬券とは全く違う次元の意味で、取ることが難しいから、取れた人は記念になるだろうなあ…。もちろん馬券は払い戻して頂いて、コピーを額縁に飾ってもいいくらいでしょ。

ちなみに地方では、2005年3月7日の佐賀競馬1レースの、75180円。

成績表はこちら。

なにせ払戻金がすごい。
馬連馬単の配当は人気通りなのだろうが、複勝の付き方がメチャクチャで、このレースでは無投票の馬が1頭いたので、仮に1頭ずつの複勝を100円ずつ買えば、労せずして800円で12万円以上の見返りなのだから。
調べてみると、このレースの複勝の票数が3060票、的中票数1票だったらしいのだが、地方競馬、それも佐賀競馬の朝の1レースで、複勝が3000票、つまり30万円も売れるのはどう考えてもおかしく、誰かが人気馬にしこたまぶち込んだか、或いはいわゆる「ノミ屋つぶし」なのだろうか…? 今でもあるのかな、ノミ屋つぶし。今やネットで全国の馬券や車券や舟券が買える時代ですからなあ…。

…。

そういえば最近、というよりここ4年間、5桁配当を手にしてないなあ…。
一昨年秋から昨年春にかけて、万シューという万シューには徹底的に嫌われ続けていたからなあ…。
いいことがあると信じて、当たって砕けよの精神で買い続けないとダメそうですなこりゃ。とほ。
「当たって砕けろ」じゃないですよ。「当たって砕けよ」ですから。とほ。とほ。

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