小馬太郎兵衛@タコのイカ踊りぃっ!!

ブログの老後をユラユラ楽しむ悦楽ブログって言ったけどさ、もう一発くらい狙ってもいいのかな。やってもいいかな?

道央気まぐれない列車番外地 3 寝台特急カシオペアを遊び尽くす その2

2015-05-23 04:21:25 | それゆけ乗り鉄トラベラーズ
こちらの記事の続きであります。

入線からややあって乗車開始の案内。さあさあ、乗り込みますよ。

今宵の宿になる4号車。
車号つきでとっちゃる。またの名をメモ代わりw



ドアが開くのを待ちかね、あてがわれた階上個室22番にとりあえず荷物のみをぶち込み、乗車と同時にするべきことがまずひとつ、これがシャワー室の予約。
シャワー室の予約を知ってか知らずか、予約場所のダイニングカー通路ではあっという間に行列が出来ており、「部屋を改めるもへったくれも、まずはシャワーだろう」というお客さんの動きである。
前に数人並んではいたが、希望通りの時間帯のシャワールームを予約したのでまずは一安心。

そんなわけで、改めまして今宵の宿のお部屋。



列車は北斗星とは違い、発車時間が16時20分で昼行時間帯をまだまだ走るため、寝台はセットされておらず、座席からのセットとなっております。
なお、この列車は寝台列車、とはいえこの列車は今のご時勢、寝台のセット撤去を行ってくれる車掌補や専用の係員の乗務は、当然のことながらございません。
ですので、高い寝台料金を払っているとはいえ、寝台のセット、ソファへの転換ともに我々旅客自身の手で行う必要がございます。
まあ、よほどのアレなカップル様でなければ、北海道へのクルーズトレインに日も高い午後4時前に乗り込んで、カーテンが下りていることをいいことにいきなり寝台をセットする客もそうそうはおるまい。

ソファはボックスで組めるようになっており、ベッドは線路と平行に一組、垂直方向に一組組んで寝るという按配。



荷物棚も備えられているので、大きなバッグもしっかり入ります。
その脇にJR北海道の広報誌が置いてあり、これまた北の大地への旅情を注ぐアイテム。

トイレ脇にはモニターテレビと各種空調パネルが設けられており、室内の空調設定はここで行います。
テレビモニターでは列車の案内、VTR放送、BS放送の他、現在の走行位置が一目で分かるナビゲーションシステムがご覧いただけます。
この列車が誕生したのが1999年。
したがって、ナビゲーションシステムもまた時代を感じるものになってはおりますがw



トイレ内部。
写真左側の壁の中には洗面台が埋め込まれており、引き出すと洗面台と歯磨きなどのアメニティがセットされております。



狭い個室内にトイレがあるということで、トイレからのにおいが気になる向きもあろうかとは思うけれど、乗車して荷物を解いたという短い時間で室内にいた感じ、トイレのにおいはほとんど気にならなかった。
ただ、いかんせんトイレ自体が狭い個室内にかなりのスペースを取って配置されているので、トイレの使用を気にする向きは、車端部に設けられている共用トイレの使用がよろしいかと。

個室を出て廊下。



…狭い(・・;)

いやこれは噂に違わぬ狭さだわ(・・;)
人同士がすれ違うのも難儀するほど通路が狭く、車両中央ですれ違う際は、どちらかが個室の階段に逃げる他なしという感じ。
人同士がすれ違うのですら難儀するのだから、車内販売のワゴンが稼動している最中は、こりゃあどうやってすれ違うっぺなあ…といったところ。

さて、賑やかになっている、牽引する機関車の方へ行ってみよう。

本日の相方はこちら。



EF510-509号機。
これは後で知った話なのだが、この機関車はこの乗車当日2月15日が、しばらく何らかの理由で運用から離脱していての復帰初戦だったらしく、沿線各地で撮り鉄さんが色めき立っていたらしい。
さすがにそこまでの機関車の情勢まではあたしもつかみかねるので、そのあたりの話は撮り鉄さんにお任せした方がよろしいのかしら。

機関車と、「カシオペア」の札幌方先頭車にあたる12号車のロビーカーの連結部分を。





ここまでくると、日曜日の夕方前、子連れのギャラリーでごった返す先頭部、一生懸命に遊んでいるのは、子供たちよりむしろママのよう。
当ブログはママ鉄の皆様の嗅覚に引っかかるように書いている…つもりになっているだけであります(´・ω・`)
このあたりではいろいろ写真を撮ったのですが、いかんせんギャラリーでごった返しており、ブログに載せられるような、「人物があまり写っていない写真」は撮れるであろうはずもなく(´・ω・`)
人物込みで撮るようにすればよかったんですが。

さて、そろそろ出発の時間。
部屋に戻りましょう。

いまや上野駅地上ホームから出る長距離列車はそれ自体が希少。
この頃はまだ3月の上野東京ライン開業前だから、常磐線特急や上越線方面の特急が出入りしているけれど、これが3月になったら常磐線特急が大部分が品川発着になるから、上野始発の長距離列車は更に少なくなる。

やっぱり風情があっていいですなあ。

列車は16時20分、定刻に発車。
発車メロディが鳴り終わってからやや時間があってから、ごとりと列車が滑り出すように動き出す。
これが客車列車独特の揺れ。

こらもう飲むしかないでしょう( ´ ▽ ` )ノ



うん。
今回はビールじゃありませんw
上野駅で売っていたワインのミにボトルであります。
やっぱりカシオペアだもの。
もうちと大人の楽しみ方をしとう存じます。

さて、室内でいろいろ遊んでみましょうか。
室内のモニタ。



チャンネルを変えると、このように現在の列車位置情報が。



これが夜中だと結構役に立つのだが、今となってはケータイに地図情報がGPSで呼び出せる時代、情報社会はこの15年であまりにも進化しすぎた。

しばらくすると、ダイニングカーからウェルカムドリンクのサービスがやってきた。



僕はオレンジジュースをチョイス。



列車は夕方前、通勤ラッシュにかかる手前の大宮を出発し一路東北へ。
列車では早くも夕方5時からの1回目のディナーのアナウンスが流れている。
僕たちは今回はダイニングカーでの夕食はせず、ケータリングサービスを頼んである。
ダイニングカーの食事もまた楽しいけれど、部屋でいただける重ね弁当もまた楽しみである。

※以下続きます。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ようやく動き出しました (ジャムジャムジャンケン)
2015-05-24 06:00:43
こんにちは、お邪魔します。

急き立てる気は毛頭ございません。ゆるゆる進む旅を気長に読ませていただきます。

読むほうもワイン片手に、なんてわけにはいきませんが。
返信する
実は (小馬太郎兵衛)
2015-05-26 07:07:52
大変恐縮であります。
実はこの旅行記、それ以外にも各方面から「かなり」急かされておりまして(・・;)、それでもまあ、じっくり書き上げたいところではありますので、もう少々お待ちくださいw
ありがとうございます。
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