月曜日の川崎競馬第1競走で、出走馬10頭中6頭が競走中止するという大アクシデントが発生しました。
【川崎】6頭落馬で競走中止…増田ら救急搬送 - スポニチアネックス
川崎競馬出来事 - スポニチアネックス
おおよその事故の概要は引用した記事の通り。
2番手で進んでいた[5]ブラッディマリーが3角入口で故障発生して落馬転倒。コーナーでの出来事なので後続もなす術がなく次々と追突して、映像で確認できた限りでは、少なくとも後続の2頭が落馬転倒、2頭は多分騎手落馬で済んでいると思うが、もう1頭は転んだか躓いただけかは不明。
この事故で、故障したブラッディマリーと、追突して転倒したコルナス、メリイステップの3頭が残念ながら予後不良。
レースが30分も遅れたのは、故障した馬が3頭も出てしまい、故障馬の収容に時間が大きくかかったから。大きな怪我を負ってしまった馬の収容には、中央、地方を問わず1頭だけでも大きく時間がかかるものだが、それが3頭も出てしまうのだから、収容するのも大変なら、現場の獣医師さんも大変なことに。
「後続もなす術なし」と書いたけれどまさにその通りで、ただでさえ川崎はコーナーが急な難コースなのだから、先団で転ぶ馬が出てしまうと、後続はどうにも避けようがない。
一応付け加えておくけれど、「落馬」という事例に関しては、単に馬が躓いて騎手が落ちただけなのか、何かの事象で馬ごと転んだのかは、文中でも僕はしっかり分けるようにしている。
というのは、仮に馬柱に「前走中止」「落馬」と書かれていても、それは躓いただけなのか、馬も転んだのかでは、馬に残るダメージは全然違うからだ。人間でも、道端に落ちている木の枝に躓いたとして、単にバランスを崩しただけなのか、バランスを崩して転んだかによってはダメージは全く違うのだから、単に「落馬」でも、転んだかそうでないかを等しく扱っていいであろうはずがない。ちゃんと馬柱で触れているのは、障害戦の競馬ブックくらいではないだろうか。
正直申し上げて、競馬マスコミのほとんどは、競走中止も落馬もほとんど同じような扱いしかされておらず、馬券検討の上でも大きな不満がある。
競馬実況アナウンサーで、落馬と落馬転倒を明確に分けて伝えてくれているのは、今は実況を退いたラジオNIKKEIの白川アナウンサーだけ。他のアナウンサーは追随しようとしないのか、そこまで明確に分けるべきではないと思っているのか、明確には言ってくれないのが大いに不満。せっかく白川御大が道筋をつけてくれた事象をほったらかしにしていいものなのだろうか。
まあ、それは本筋から離れるので置いておくとして。
負傷した騎手の中で厄日というか厄年というか、どうにもアクシデントから逃れられない星回りなのは、金沢競馬から短期遠征中の吉原寛人騎手。
先々週の大井競馬でも落馬負傷し、先日復帰した矢先の更なる落馬負傷。
競馬に行っていつも思うのは、やっぱり全馬無事に走り終えて欲しいということ。競馬である以上、アクシデントがつきものなのは百も承知しているとはいえ、全馬無事にゴール板を駆け抜けて欲しいと、いつも願わずに入られない。
この落馬事故で命を落とした3頭の馬たちに、合掌。
【川崎】6頭落馬で競走中止…増田ら救急搬送 - スポニチアネックス
27日の川崎競馬初日1Rで6頭が落馬、競走中止する事故が起こった。午前11時30分発走の4歳未格付馬による1400メートル戦(1頭が競走除外で10頭立て)。2番手集団の内にいたブラッディマリーが3角で骨折、最初に落馬。後続の5頭がこれを避け切れずに次々と落馬した。ブラッディマリーの増田、ミリオンセーバーの佐藤太、ブルジョワの吉原が救急搬送された。
増田は臀部(でんぶ)打撲内出血と貧血で数日間の入院加療。佐藤は右肩甲骨と左足関節外果の骨折。吉原は右上腕などの挫傷、右腸骨不全骨折の疑いと、それぞれ診断された。28日の騎手変更は当日発表される。また、クロノスの本橋は左肋骨不全骨折、コルナスの川島は右膝関節打撲と捻挫で、その後のレースは乗り代わり。メリイステップの高橋利は異常なし。
事故により川崎競馬は2R以降、約30分遅れで行われた。地方競馬では80年2月5日に園田で8頭、91年5月1日には宇都宮で7頭の落馬事故が起きている。中央競馬では10年1月11日の中山で史上最悪の9頭の落馬事故があった。
川崎競馬出来事 - スポニチアネックス
≪川崎競馬出来事≫
【競走除外】▽1R…サウスレディー(準備運動中に左後ハ行)
【競走中止】▽1R…ブラッディマリー(3角で左前肢第一指骨骨折)。同馬を避け切れずコルナス(右後肢第一趾=し=骨骨折)、メリイステップ(右前肢尺骨骨折)、クロノス、ミリオンセーバー、ブルジョワが落馬
【騎手変更】▽増田→2R藤江、9R伊藤▽吉原→2R内田、4R真島、5R石崎駿、6R森、8、12R坂井、11R内田▽本橋→7R杉村、10R森▽川島→11R石崎駿(全て1Rで落馬負傷)
おおよその事故の概要は引用した記事の通り。
2番手で進んでいた[5]ブラッディマリーが3角入口で故障発生して落馬転倒。コーナーでの出来事なので後続もなす術がなく次々と追突して、映像で確認できた限りでは、少なくとも後続の2頭が落馬転倒、2頭は多分騎手落馬で済んでいると思うが、もう1頭は転んだか躓いただけかは不明。
この事故で、故障したブラッディマリーと、追突して転倒したコルナス、メリイステップの3頭が残念ながら予後不良。
レースが30分も遅れたのは、故障した馬が3頭も出てしまい、故障馬の収容に時間が大きくかかったから。大きな怪我を負ってしまった馬の収容には、中央、地方を問わず1頭だけでも大きく時間がかかるものだが、それが3頭も出てしまうのだから、収容するのも大変なら、現場の獣医師さんも大変なことに。
「後続もなす術なし」と書いたけれどまさにその通りで、ただでさえ川崎はコーナーが急な難コースなのだから、先団で転ぶ馬が出てしまうと、後続はどうにも避けようがない。
一応付け加えておくけれど、「落馬」という事例に関しては、単に馬が躓いて騎手が落ちただけなのか、何かの事象で馬ごと転んだのかは、文中でも僕はしっかり分けるようにしている。
というのは、仮に馬柱に「前走中止」「落馬」と書かれていても、それは躓いただけなのか、馬も転んだのかでは、馬に残るダメージは全然違うからだ。人間でも、道端に落ちている木の枝に躓いたとして、単にバランスを崩しただけなのか、バランスを崩して転んだかによってはダメージは全く違うのだから、単に「落馬」でも、転んだかそうでないかを等しく扱っていいであろうはずがない。ちゃんと馬柱で触れているのは、障害戦の競馬ブックくらいではないだろうか。
正直申し上げて、競馬マスコミのほとんどは、競走中止も落馬もほとんど同じような扱いしかされておらず、馬券検討の上でも大きな不満がある。
競馬実況アナウンサーで、落馬と落馬転倒を明確に分けて伝えてくれているのは、今は実況を退いたラジオNIKKEIの白川アナウンサーだけ。他のアナウンサーは追随しようとしないのか、そこまで明確に分けるべきではないと思っているのか、明確には言ってくれないのが大いに不満。せっかく白川御大が道筋をつけてくれた事象をほったらかしにしていいものなのだろうか。
まあ、それは本筋から離れるので置いておくとして。
負傷した騎手の中で厄日というか厄年というか、どうにもアクシデントから逃れられない星回りなのは、金沢競馬から短期遠征中の吉原寛人騎手。
先々週の大井競馬でも落馬負傷し、先日復帰した矢先の更なる落馬負傷。
競馬に行っていつも思うのは、やっぱり全馬無事に走り終えて欲しいということ。競馬である以上、アクシデントがつきものなのは百も承知しているとはいえ、全馬無事にゴール板を駆け抜けて欲しいと、いつも願わずに入られない。
この落馬事故で命を落とした3頭の馬たちに、合掌。
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