小馬太郎兵衛@タコのイカ踊りぃっ!!

ブログの老後をユラユラ楽しむ悦楽ブログって言ったけどさ、もう一発くらい狙ってもいいのかな。やってもいいかな?

北総バスの陣千葉市ベイエリア対決・京成グループ編

2012-07-20 01:09:22 | それゆけ乗り鉄トラベラーズ
昨今、千葉県北総地域の深夜急行バスで、京成グループに、平和交通・あすか交通のタッグがガチバトルを挑んでいて、用もないのに都内・東葛地域から成田方面への深夜急行バスが頻発するという事態になっている折、この戦いが千葉市ベイエリアに飛び火したというので、それでは一丁両路線を乗り比べてみようという魂胆であります。

京成バスグループが最近成功している、鉄道が直接絡まない地域と東京駅を高速バスで結ぶ、「マイタウンダイレクトバス」が、東京~TDR・新浦安方面、千葉北インター周辺部、四街道千代田団地・臼井、ユーカリが丘方面、千城台、八街方面と各路線が盛況を保っている折、この春4月には千葉海浜交通と手を組んで、幕張メッセ、ベイタウンや検見川浜、稲毛海岸の各団地方面を結ぶ路線を開設。
この路線を開設した経緯というのが、平和交通とあすか交通のグループが、同じエリアでもなるべく路線がダブらないようにと、「ニッチ路線」を地で行く平和交通グループのお家芸で「マイタウンライナー」という路線を開設しようという動きを受けてのものだけに、両者の動きたるや熾烈。

そして6月、平和交通グループは、それまで自社エリア内のバス停から東京駅へ結んでいた、片道1本だけの「早朝特急バス」を発展解消させる形で、マイタウンライナーを運行開始。

お互いに目的のエリア自体はそれほど被るルート選択はしていないとはいえ、それでもルート上、お互いに重なり合わざるを得ない地域は出てくるもので、たとえばベイタウンマリンルートで両グループの高速バスが止まる海浜打瀬小学校などは、朝は約20分間隔、昼も30分~2時間間隔でバスが頻発することに。

だったら一丁、両者のバスを乗り比べて、実際にどう違うのか確かめてやろうではないかと。

両者の路線は、それぞれのグループのホームページからご覧下さい。
今の世の中、ウェブマッピングで路線を地図にトレースすることも出来るのだけれど、面倒だからやらないだけですw

京成マイタウンダイレクトバス・千葉市ベイエリア線時刻表

平和交通マイタウンライナー時刻表
↑※PDFファイルですので御注意ください。

まあ、特に平和交通グループの如きは、平日と土休日、午前か午後かで4つのルートを使い分けているので、これは4つ全部乗らないと比較対象の意味がないような気もするのだけれど、それはまたおいおい。

そんなわけで、まずは先発の京成バス・千葉海浜交通の京成バスグループから見てみよう…ってーことで。

本来であれば両者の路線の乗り比べは、始発地から乗車して終着まで乗りとおしてみるのが筋というものなのだけれど、平和交通の数寄屋橋ならともかく、京成バスを国際展示場駅、ましてや東雲車庫まで乗り通すことにあまり意味を感じないと思われるので、そこはバッサリはしょります。っていうかただ単に時間の制約があっただけなんです(´・ω・`)

そんなわけで、乗り比べは7月16日、高浜車庫11時30分発の東京駅、国際展示場駅経由東雲車庫行き。
本来なら高浜車庫まで行って始発地乗車を志したいところだったのだが、時間がなく(というより単に家を出遅れて高浜車庫まで行く時間がなくなっただけw)、目先を変えて、京成バスグループと平和交通グループの上り便がまず鉢合わせる、東京歯科大正門からの乗車とする。
これなら、両者にらみ合いのバス停の図も撮れそうだし。

京成稲毛駅入口から、歯科大回りの稲毛海岸駅行きに揺られることしばし。
稲毛陸橋から眺める海岸方面の展望が、実はあたしは大好きでございまして。



この路線は稲毛海岸地区の西回り。
沿線には稲浜公民館とかこじま公園とかがあり、コントや芝居の稽古をやった場所なので、しょっぱい汗を飛ばしていた頃を思い出すのだが、その並びには海浜動物医療センターが。
その昔、我が家の犬、ブン四郎が存命だった頃はよく連れて行ったなあ。
もともとこの病院は検見川浜にあったのが移転してきたので、現在の地に通っていたのはブンの晩年。即ち、年老いて車に乗せられるといえば病院しかなくて「痛い事をされる」とやたらと抵抗したり、ボケが始まってから連れて来たりと、なかなかいい思い出がないのはそれは仕方ないところ。

そんなこんなで、休日の真っ昼間の東京歯科大正門でございます。



バス停は…。



こんな感じで両者にらみ合っております。

ちなみにバス停自体はもともと千葉海浜交通の独占地域だったので、バス停も屋根も千葉海浜交通と京成バスグループが独占使用w



11時40分発の東雲車庫行きは京成バスの担当。



車内は京成のマイタウン・ダイレクトバスではおなじみ、トイレ付きだけれども12列の詰め込み仕様。左10列、右12列で正座席42人乗り。
千葉海浜交通担当便だと、運用によっては京成からのお下がりが来るようで、少々年季が入った11列仕様が来ることもあります。



車内はこんな感じ。



バスはすでにお客さんが2名。
歯科大正門で僕を含めて3名が乗車。

その後バスは真砂3丁目を右折して美浜区役所方面へ。真砂コミュニティセンターを左折し京葉線をアンダーパス。検見川浜駅西隣を通過するので、乗ろうと思えば検見川浜駅近辺からも乗ることは可能。ただし、目の前に京葉線が走っているので、どうしても座りたいのでなければあまり意味はないかも。



京葉線をくぐって海側へ転じ、磯辺中央で1名乗車。
磯辺8丁目で右折して西進、花見川通りを進む。



この通りには、昨今話題の自転車通行帯が指定されているんですな。
千葉県はなかなか道が広い通りがないから、この周辺には自転車通行帯など存在しないかと思ってたww
そして花見川を渡ります。今日は風が強いから、河口に近いこのあたりは白波がたってますな。
写真奥に見える橋が、一時期ナンパでひじょーに話題になった美浜大橋。
つまり、橋の奥は海です。



花見川を渡れば、県内屈指の高級マンション街、幕張ベイタウン。



花見川通りで2名、海浜打瀬小学校で1名と、こまめに停車してはお客を拾ってゆく。



12月移転に向けて目下建設中の「QVC」新社屋が見えると、その奥はワールドビジネスガーデン、幕張メッセ。
幕張メッセで1名乗車。
メッセ駐車場前の豊砂交差点を右折して今度は北進。
幕張新都心を右手に眺める。



357号を一旦越え、市町村アカデミーで今度は右折して東進、神田外語大前に立ち寄る。
バスはここでロータリーに突っ込んでUターン。
ここで時間調整のため少々停車。幕張から来た学園線幕22系統海浜幕張駅行きに道を譲る。



先ほど右折した市町村アカデミー交差点を今度は直進、コロンブスシティに立ち寄って、こまめに客を拾う行程は終了。ここで3名乗車し、この便の乗車は13名で確定。
バスは側道へ出てこれも180度ターンする形で出てほんの少しだけ東進、357号浜田交差点を更に180度旋回して、本来の西進ルートに戻る。短い間に180度ターンが都合3回もありますww
至近の湾岸習志野から東関道へ。



3連休の最終日のお昼、行楽地からの帰りのクルマで混むにはまだ早い時間なのか、道路は極めて空いている。
浦安の魔法の王国あたりに差し掛かると、スカイツリーがバッチリよく見えます。



バスは辰巳ジャンクションから9号深川線へ。9号や箱崎からの都心環状線が混んでいれば、枝川で流出して一般道を経由する姿もしばしば見られるが、今日のような交通量では出番なし。



箱崎で合流しても全く問題なし。



東関道も首都高もかなり空いていたため、定刻は12時54分なのにもかかわらず、東京駅八重洲口前には12時41分と13分の早着。



バスは多分12名降車。1名様は国際展示場駅方面に向かわれた御様子。

以前はマイタウン・ダイレクトバスが主に発着するイメージだったこの3番乗り場も、さる7月3日から、東京~成田空港間を最低800円で走る「東京シャトル」が運行されるようになって、東京シャトル色に染まっております。



バス停にはこの乗り場を発車するバスの電光案内も完備。



連休最終日の昼間とあって、都内へ出かけると思しき客の姿はそうは多くはないと思ったが、それでもそれなりにしっかり客がついているのかなあ…というのが偽らざる第一印象。
うまくすればメッセやマリンでの波動輸送のお客さんも取り込めるだけに、このあたりは両者ともアピールに余念がないといったところ。

全体的な総括っちゅーか個人的な感想は次回にまとめるとして、次回は平和交通グループのバスに試し乗りしてみましょう。
(この項続く)

※取材日…2012年7月16日


 ブログランキング・にほんブログ村へ 

  

最新の画像もっと見る

コメントを投稿