そして、時代は動いた。
JRA史上初! 外国人騎手誕生 “ルーキー・デビュー”は3月1日(夕刊フジ) - goo ニュース
これまで通年の騎手免許を求めては、日本語の厚い壁に阻まれて涙を呑んでいた、外国人騎手の新規騎手免許。
記事中にもあるとおり、これまではいわば「出稼ぎ」として日本にやってきていた彼らも、これからは堂々と日本を拠点として、JRAの騎手として、通年で騎乗できることに。
10年位前までは、外国人騎手は「出稼ぎ」として短期免許でやってくるのが当たり前だったし、腕達者な地方競馬の騎手は、特別指定交流競走で地元競馬場から出走馬を出してもらう形でのその日の騎乗が認められていたものだったのだが、数々の壁を越えて、地方競馬の騎手が中央所属になり、今度は外人騎手が騎手免許を得ることが可能に。
さて、これで中央競馬騎手の勢力図がどう変わるか。
日本人の上位騎手の星の奪い合いがより熾烈になるのは想像に難くはないけれど、それよりますます厳しくなるのは中位~下位の騎手たち。
外国人騎手と同時にデビューする予定の4名の若者の将来は。
できれば一人でも多く、大舞台で活躍する騎手になってほしいし、個人的な願望を言わせてもらえば、「確実に上位に持ってくる」信頼が置ける騎手になってほしいなと。
その信頼は、馬主さん的には「確実に着を拾う」信頼だろうし、我々からすれば「確実に複勝圏内に持ってくる」、或いは「たまにとんでもない馬を連れてくる一発屋」などさまざまだろうけれど、ファンからも信頼される騎手であってほしい。
競馬の将来と、外国人騎手と同時にデビューする4人の若者に、幸あれ。
JRA史上初! 外国人騎手誕生 “ルーキー・デビュー”は3月1日(夕刊フジ) - goo ニュース
日本の競馬が大きく変わる。2015年度のJRA新規騎手免許試験の合格者が5日に発表され、2度目の受験となったミルコ・デムーロ(36)=イタリア、初受験したクリストフ・ルメール(35)=フランス=が見事合格。史上初めて、JRA所属の外国人ジョッキーが誕生した。“ルーキー・デビュー”は3月1日(中山・阪神・小倉開催)となる。
外国人騎手の受験が可能になった昨年も受け涙を飲んだデムーロにとっては、まさに念願。1月27日の2次試験の際には「15年前に日本に来たときから日本の騎手になるのが僕の夢」と話していた。03年に外国人騎手として初めて日本ダービー(ネオユニヴァース)を制したパイオニア。現在は香港で騎乗している。
ルメールはディープインパクトをハーツクライで破った05年有馬記念が有名。昨秋の落馬事故によるケガにより休養中だが、「十分にトレーニングしているし、3月から乗れます」という。
これまで外国人騎手は3カ間の短期免許で騎乗していたが、JRA所属となれば通年で活躍できる。ダービー、ジャパンCを頂点とした春・秋のハイシーズンも存分に騎乗できることになり、ジョッキーの勢力図も大きく変わってくる。中央競馬は新時代に突入した。
■ミルコ・デムーロ1979年1月11日生まれの36歳。イタリア出身。94年に伊で騎手免許を取得し、97年から4年連続リーディング。99年に初来日し、ネオユニヴァースの03年皐月賞でJRA・GI初制覇、ダービーも勝った。昨年1月から香港拠点。JRA通算は重賞31勝(うちGI10勝)を含む354勝(5日現在)。弟は短期免許で騎乗中のクリスチャン・デムーロ(22)。
■クリストフ・ルメール1979年5月20日生まれの35歳。フランス出身。99年に仏で騎手免許を取得し、02年に初来日。JRA重賞初Vはハーツクライの05年有馬記念。昨年11月24日の京都競馬で落馬し右脛骨など複数箇所を骨折、現在はリハビリ中。JRA通算は重賞18勝(うちGI5勝)を含む245勝(5日現在)。
これまで通年の騎手免許を求めては、日本語の厚い壁に阻まれて涙を呑んでいた、外国人騎手の新規騎手免許。
記事中にもあるとおり、これまではいわば「出稼ぎ」として日本にやってきていた彼らも、これからは堂々と日本を拠点として、JRAの騎手として、通年で騎乗できることに。
10年位前までは、外国人騎手は「出稼ぎ」として短期免許でやってくるのが当たり前だったし、腕達者な地方競馬の騎手は、特別指定交流競走で地元競馬場から出走馬を出してもらう形でのその日の騎乗が認められていたものだったのだが、数々の壁を越えて、地方競馬の騎手が中央所属になり、今度は外人騎手が騎手免許を得ることが可能に。
さて、これで中央競馬騎手の勢力図がどう変わるか。
日本人の上位騎手の星の奪い合いがより熾烈になるのは想像に難くはないけれど、それよりますます厳しくなるのは中位~下位の騎手たち。
外国人騎手と同時にデビューする予定の4名の若者の将来は。
できれば一人でも多く、大舞台で活躍する騎手になってほしいし、個人的な願望を言わせてもらえば、「確実に上位に持ってくる」信頼が置ける騎手になってほしいなと。
その信頼は、馬主さん的には「確実に着を拾う」信頼だろうし、我々からすれば「確実に複勝圏内に持ってくる」、或いは「たまにとんでもない馬を連れてくる一発屋」などさまざまだろうけれど、ファンからも信頼される騎手であってほしい。
競馬の将来と、外国人騎手と同時にデビューする4人の若者に、幸あれ。
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