小馬太郎兵衛@タコのイカ踊りぃっ!!

ブログの老後をユラユラ楽しむ悦楽ブログって言ったけどさ、もう一発くらい狙ってもいいのかな。やってもいいかな?

絶対王者、試合に負けて己の腎臓ガンに克つ

2007-12-03 11:00:40 | Weblog
もう聞けないと思っていた「GRAND SWORD」、もう見られないと思っていた青春の握り拳、当然もう見られないと思っていたバーニングハンマーのそぶり。若林恩知らず健治アナをもはや越えたと思わせる矢島学の涙の実況。
全ては涙目になってて…。

鉄人健在!小橋が「奇跡」の復活/ノア(日刊スポーツ) - goo ニュース
<ノア:東京大会>◇2日◇日本武道館◇1万7000人

 小橋が1万7000人の前で「奇跡」の復活を果たした。腎臓がんを克服したノアの小橋建太(40)が2日、546日ぶりにリングに上がった。高山善広と組んで臨んだ三沢光晴、秋山準組戦に、大病を患ったとは思えない鍛え上げられた体で登場。欠場前と同じ、重い逆水平チョップを打ち込み、ファンを驚かせた。試合には敗れたが、想像を超えた復活劇にファンは小橋の名を叫び、足を踏み鳴らして歓喜した。

 小橋のチョップが重い音を立てて、秋山の胸にさく裂した。一瞬の沈黙の後に大歓声がわき上がる。開始直後の一撃で止まっていた時計が動きだした。選手生命も危ぶまれた病を乗り越えた546日ぶりのリングで、小橋はプロレスラーとしてよみがえった。

 信じられない光景の連続だった。ひざを痛めて以来、めったに出さない月面水爆。秋山にスリーパー・スープレックス、三沢にハーフネルソン・スープレックス。秋山へのマシンガンチョップは断続的に129発も打ち込んだ。パワーとスタミナだけではない。秋山のエクスプロイダー、三沢のエメラルドフロウジョンと必殺技を受けても立ち上がった。タフさも、あきらめない気持ちも、紛れもない小橋建太だった。

 27分7秒、三沢にスリーカウントを奪われた。鼻血を流し、ふらふらになりながらも小橋は言った。「やっぱり、リングはいいね」。昨年7月の右腎臓の摘出手術後、1つ残った腎臓に細心の注意を払う生活が続いた。それでも求め続けたリング復帰を実現した。「信じて待っていてくれるファンがいる限り、一瞬もあきらめることはなかった」と力強く話した。

 ここまでの道は、平たんではなかった。秋山は言う。「小橋さんは鉄人とかっていわれるけど、1人になった時は不安も大きかったと思う。手術前後は眠れないと話していたし、睡眠導入薬も使っていたようだね」。小橋も「一時は道場が近づくと気分が悪くなったり、登校拒否の子供のようだった」という。

 それでも練習は続けた。「練習しなくていいなら、やらない。会社や学校でも成果が出たらうれしいだろ。その気持ちを忘れられないから、頑張れる。オレにとってはそれが、ファンの大歓声の中でリングに立つことだったんだよ」。奇跡の復活劇は強固な意志から生まれた。しかし、リングに戻れただけで満足してはいない。「プロレスとは何か? それが分からないからリングに帰ってきたんだ。これがゴールじゃない。プロレスラーとして生き続ける」。鉄人伝説の新章が始まった。【来田岳彦】


。゜(゜´Д`゜)゜。

本当は武道館に行きたかったのだが、小橋復帰戦がアナウンスされるや、怒濤の売れ行きを見せて、あれよあれよという間にプレイガイドも全て売り切れ札止め。
前日にノアのHPをチェックしたら、武道館2階席最後列(っつーか3階席か)後ろの立ち見スペースを、当日券で販売する…ということで、万難を排しても、当日券狙いで朝から武道館に並べば良かったなあ…。今回ばかりは朝から武道館に並んでも、チケットが買えるかどうかの保証は全くなかったほどの人気だったのだが。
近年、こんなにチケットが怒濤のごとく捌けた興業も、WWEを除けばないのではないか。同じノアで、小橋-高山の一騎打ちがアナウンスされた時も同じような動きではあったけれど、チケットの売れ行きはこの時とは全く比較にならないくらい秒殺状態だった。

というわけで、昨日はG+の生中継観戦。

もう試合前の入場から涙・涙・涙。
テーマ曲で泣いて、小橋のチョップに泣いて、スリーパースープレックスで泣いて、青春の握り拳ムーンサルトで泣いて、バーニングハンマーに行こうとして泣いて、挙げ句矢島の実況で泣かされたよ。・゜・(ノД`)・゜・。

「強さとは、こういう事だ!!」
「小橋が勝ちました!! 腎臓ガンに勝ちました!!」

プロレスの「名勝負」と呼ばれるものには、必ずと言っていいほど、アナウンサーの「名実況」があるのだが、今回もまた「名実況」ですな。この試合の名実況の前には、あの「死んでしまう~」も霞んで見えなくなるくらい(笑)。

あの動きの、どこがガンを克服してリングに立つレスラーであると想像させるだろうか。
勝敗だとかなんだとか、余計なものは一切関係ない。
マイクアピールだとか、押しつけの感動なんて一切いらぬ。
小橋の一挙手一投足、そのレスラー魂に、ただただ感服した。それだけで十二分にファンに伝わったのだから。

プロレスとは、予定調和だとか、ケツ決めだとか、そんなものを超越したものなのだと、改めて認識した。
その証拠に、武道館には17000人(武道館の主催者発表でこの数字が出るのって、おいらのなかでは記憶にないのだが…)もの客が集まり、全国のプヲタが衛星中継で涙したではないか。会場はまさしく、プロレス全盛期を彷彿とさせるような「出来上がった」状態ではないか。

もし、プロレスに神様がいるとするなら、おいらは本当に感謝したい。
小橋をこちらの世界に追い返してくれたことを。

とりとめのない文章になってしまって申し訳なし。
ちょっと今日はこれで勘弁して下さい…。

小橋選手。
勇気を与えてくれてありがとう。
プロレスが明日への活力になることなんて、久しくなかったから、こんな感動に久々に出会えて、感謝しています。
ありがとう。

  

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3 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
おかえりなさい (ジャム)
2007-12-04 02:03:50
「小橋が勝ちました!! 腎臓ガンに勝ちました!!」

これが全てだと思う。

愛に溢れた27分7秒だったように思う。





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んだな (小馬太郎兵衛)
2007-12-04 02:32:47
そういえばおまいさんとは、バーニングハンマー初披露の後楽園で頭を抱え、翌年の三沢小橋戦で泣き、高山相手に握った青春の握り拳に狂喜乱舞し、健介とのチョップ合戦に戦慄を覚えたんだよねえ…。

また行こうや。
こんなに楽しい世界を放っておく手はないでしょ。

っつーかメルアド替えたなら教えれやww
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メアド (ジャム)
2007-12-04 03:00:04
こっそり送ったわ☆

NOAHもそうだけど、ハッスルも少し観ないうちに凄いことになってるよね。

まぁ金出すならNOAHだけど・・・。

NOAHの場合は世代交代じゃなくて、いかに伝説を超えるか?って感じじゃない。

丸藤、杉浦あたりはかわいそうだなぁとも思うし、羨ましいなぁとも思う。
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