小馬太郎兵衛@タコのイカ踊りぃっ!!

ブログの老後をユラユラ楽しむ悦楽ブログって言ったけどさ、もう一発くらい狙ってもいいのかな。やってもいいかな?

シモキタに芝居を見に行った話

2007-12-02 14:08:11 | 芝居探検隊
シモキタに芝居を見に行ったのもずいぶんぶりなら、「芝居探検隊」のカテゴリで記事を書くのも、なんと一年半ぶりのご無沙汰でしたのよ奥さん。

今年の春先に「芝居したい~、会社辞める~」と言い残して消えていったうちの会社の元上司(といっても年はかなり下)の名前をカラオケ以外で久々に聞いたと思ったら、「今週下北沢で芝居をやるんですって。小馬さんも見に行きませんか?」ときた。っつーか、久々に名前を聞いたかと思ったら今週芝居をしてやるから見に来いってか。
まあいいか。当日朝5時半にメールで叩き起こされて「ニッポンの赤シャツを着てこい」と呼び出されるよりはww

というわけで、昨日土曜日、職場の同僚の女性2人と、下北沢へ芝居を見に行ってきました。
行ったのはチャリT企画とかいう小劇団。
いろいろ調べてみると、第三舞台だの山の手事情社などを輩出した、早稲田大学演劇研究会出身の母体だそうで、立ち上げて10年近くになる、なかなかのベテラン劇団らしい。
とはいえど、おいらの小劇団の事情なんて、1990年代初めくらいでさっぱり途切れているから、現在の小劇団の事情など、これっぽっちも分からない。あの頃は高校の部室で「演劇ぶっく」なんか読みふけっていたからにゃー。

下北沢に降りるのは、「古本屋と東京瓦斯」のエントリを書いた、2004年11月23日以来、なんとまあ3年ぶりのご無沙汰。あの時はそこらじゅうにあるストリート系の洋服屋には目もくれず、インナーのタートルネックが欲しくってユニクロにいちもくさんだったっけな。
更に記憶を紡いでみると、下北沢に芝居を見に来たってーのは、おそらくは1993年夏くらいに、本多劇場に見に行った「扉座」以来、実に14年半ぶりかと。この事実を見ても分かるように、あたしゃ芝居の世界からは99.9%足を洗った人間で御座いますよ。残りの0.1%は当時の横のつながりってーことで。いや、現段階では、もう横のつながりも0.0001%くらいでしかなく、99.9999%は足を洗ったのかなと。

御陰様をもちまして、ハコである「OFF・OFFシアター」と同居している、駅前劇場の場所すら覚えてなくって探しちったorz 駅前劇場に行ったのなんて、高校生時代の1992年以来。そりゃ場所も覚えてねえよなあ…。

芝居は70分という、短い社会派コメディ。

感想は、まあ一言で言えば、台本だけで2300円の価値はあったかなと。
さすが東京の小劇場シーンで10年やってきただけのことはあって、本は最新の時事ネタを多少ブラックに仕上げ、なかなか練り込まれていた印象。完成度はなかなかのものだったし、面白かった。
まあ、それ以上のものを求めるとなると…という感じ。
これだけで分かる人には分かってもらえるかな…?
あたしゃ一見さんなんで、この劇団の役者さんの特色まで理解しているわけではないから、こんなもんなのかと納得するしかないのかな。

いずれにせよ、やはりシモキタで芝居を打つ劇団ってーのは、さすがにチケット代くらいの芝居はきっちり見せてくれる。そうでないとシモキタで芝居なんか打てないし、そもそもそれくらいの実力がなければ客なんか寄ってこないわけで。
その一方で、値段分はきっちり見せてもらったという思いの反面、どこかしら役者さんに満足できなかった点があったのも確かなもので…。
それもこれも全て、「こんなもんだろう」と納得するほかないのだろうね。
本は面白かったから、機会があったらまた見に行こうかな。

  

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