小馬太郎兵衛@タコのイカ踊りぃっ!!

ブログの老後をユラユラ楽しむ悦楽ブログって言ったけどさ、もう一発くらい狙ってもいいのかな。やってもいいかな?

ザ・ガードマン

2006-08-14 01:48:56 | 鉄ネタなんてどうよ?
暴力急増、駅員を守れ…ガマンよりもガードマン - 読売新聞
鉄道の駅員に対する暴力が急増している。

 昨年、大手私鉄やJR東日本で起きた駅員への暴力件数は過去最悪を記録、今年もハイペースで増えている。

 駅員側にまったく落ち度のない理不尽、不合理な暴力が多く、重傷を負うなど悪質なケースもある。このため鉄道各社は、「何をされてもひたすら我慢」という従来の受け身姿勢を転換、駅にガードマンを配置したり、暴力対策ハンドブックを作ったりするなど、積極的な暴力対策を取り始めている。

 午後10時10分、小田急線町田駅。同駅止まりの電車の中で男性の酔客が眠り込み、動こうとしない。制服姿のガードマンがすかさず近づき、軽く肩をたたきながら抑えた声で起こし始めた。やり方を間違えると客から殴られやすい場面だ。

 小田急は今年4月から、暴力行為が多い夜間、乗降客の多い5駅にガードマンを配置している。きっかけは昨年1月の事故。駅員が、痴漢として突き出された男を駅事務所に連れて行こうとしたところ、男は突然、逃走。制止しようとした駅員は振り払われて階段から転落し、脳挫傷の大けがを負った。男は都迷惑防止条例違反で現行犯逮捕された。

 町田駅の梓(あずさ)利夫・副駅長は、「ガードマンが1人いれば、すぐ駆けつけてくれるという安心感があり、駅員らの精神的な支えになっている」と話す。

 日本民営鉄道協会によると、大手私鉄16社で昨年起きた駅員への暴力行為は計139件で、統計がある過去6年で最悪を記録。JR東日本管内でも昨年度、356件起き、統計が残る8年間で最多だった。私鉄16社の場合、今年も昨年を上回るペースで暴力行為が起きているという。

 暴力には至らないものの、駅員が低姿勢なのをいいことに、侮辱的な行為を行う乗客も多い。今年4月、東急東横線渋谷駅で、切符無しで改札を強引に通り抜けた男に男性駅員(34)が事情を聞いたところ、暴言を吐いたうえ顔につばをはきかけた。怒りを抑えきれなかった駅員は男性客の顔を殴り、諭旨解雇となった。

 この処分に対しては、一般の利用者らから東急に対し、「悪いのは客の方」「処分が重すぎる」など、解雇された駅員側に同情する声が約100件寄せられたという。

 鉄道各社は長く、「駅員の接客マナーがきちんとしていれば、乗客は怒らない」という駅員教育を行ってきた。だが暴力行為の増加に、私鉄各社は足並みをそろえて対策に乗り出した。民鉄協会は7月、暴力行為への対策に焦点を絞ったハンドブックを初めて作成し各社に配布した。「ケンカの仲裁」「酔客対応」「迷惑行為を注意」など、暴力に遭いやすい状況を列挙し、「挑発行為に乗らない」「必要に応じて警察等の出動を要請する」などの対応策を挙げている。JR東もすでに同様のパンフレットを配布している。

(2006年8月12日3時4分 読売新聞)


最近、ことあるごとに駅員や係員に詰め寄ればいい…という風潮が後を絶たず、被害には巻き込まれたくない…という心理が働いて、その光景を苦々しく眺める…という人はかなりの数に上るのではないか。
駅員にいの一番に食ってかかっているのは50歳代、会社でいえばいい上司が圧倒的に多いらしい。鉄道を利用していても、やたらと改札の駅員に怒鳴り散らしているのは妙齢のおっさんという図式が多いが、おばはんという場合もままある。
ホテル時代の退勤時の夕方4時頃、丁度舞浜駅に着いたタイミングで「ただいま潮見駅で人身事故が発生したため全線抑止中」とのアナウンスが入り、改札に突進してきたおばはん、まだ事故発生から2、3分しか経っていないにも関わらず、「はやく振替票をちょうだいよ」といってうるせーったらありゃしなかったので、聞こえよがしに「今振り替えの依頼をしている最中なんだから待ってろよ」と諭したこともある。事故で止まったからと言って、すぐに次の要求をしたがるのはいかがなものかと思うのだが。客も困っているが、それ以上に現場の社員も困っているのだから。ちなみに、その時は小学生の女の子が潮見駅で電車にはねられたもので、翌日のワイドショーでもかなり話題に上がった事故だった。

こうなったらもう、輸送の最前線で働く係員の立場を重んじて、鉄道各社も対応を転換した方がいい時期に来ているような気がする。
具体的には、

[1]訴えてやる!

これはJR東日本が導入しているようで、駅員や乗務員が傷ついたら、出るところに出ましょう…というもの。先の東急渋谷駅のように、客に言われるがままに頭を下げ続けるくらいなら、こうした態度をきちんと決めておいた方が、駅員だってプライドをずたずたに引き裂かれることもなく、ましてや客(とはとても呼べないが)を殴って諭旨免職…という事例もなくなることだろう。職務を全うしているのにツバまで吐かれて一家離散…では、あまりにも代償が大きすぎる。こうした事例は、各社とも厳正に対処すべきで、なにより現場があまりにもかわいそうだ。

[2]駅員から鍛え上げましょう

駅員を全員格闘技経験者で埋める…というのはいかがかと。
ある格闘家が、「いくら事情がどうであれ、素人に手を挙げてはいけない」という観点から素人に殴らせて自らは骨折を負うも、殴った奴がとっ捕まったように、サービス業であることをいいことに、いいように嬲られてばかりでは現場のプライドはズタズタになる。とするならば、その前に「いくら殴られてもいいように」駅員を鍛え上げておく…というのも一つの手かしらん。屈強な男達ばかりなら、改札に怒鳴り込むにも勇気が要るかもしれないし、そういった意味では、抑止効果はかなりのものが期待できるのではないか。

あるいは、ケガなどが原因で引退せざるを得なかった競輪選手や競艇選手を優先的に雇い入れるのも一つの手かと。彼らは「バクチの駒」として生き延びてきただけに、顔はみんなかなり怖いです。

[3]30年前に立ち返りましょう

30年前の国鉄(他一部私鉄)の駅ってーのは、そりゃもう恐ろしいところで、出札口では客に対して切符とお釣りを叩きつけてよこすなど当たり前。改札のあんちゃんはゴロツキまがいの格好をして、平気で「持たせ切り」をする有様。ちょっとでも不審な切符を見つけたら、「ちょっとあんた、このキップ、どこから乗ったの?」と、どんな客に対しても平然とタメ口を聞ける度胸、改札でらちがあかなければ(シャレじゃないよ→分かる人(ry))事務室に連れ込んで容赦なく増運賃申し受け。
ここは一つ、駅員全員に美容院を紹介して、今風なラフな頭に。似合う奴にはパンチを入れても構うまい。
開襟シャツの下には色つきシャツもOKにして、靴は全員エナメル。用もないのにグラサンを支給するのもよいかもしれない(国鉄時代は、運転士にグラサンが支給されていた)。全員にタトゥーを入れさせると、より迫力が増す。
30年前の駅員と違って、今の鉄道各社は、どこも品行方正な職員ばかりで、それが客になめられる一因になっているのもあるかもしれない。特に話題にのぼった50代なんていうのは、1970年代から80年代の、荒廃しきった国鉄を生で体験しているだけに、その頃の国鉄職員からすれば、今の駅員など与しやすいどころか相手にもならないはずである。

こうしておけば、ガードマンという特別な人件費をかけることなく、社員教育から刷新することが出来る。
しかし、本当にこんな案が採用されたらどうしよう…(((( ;゜Д゜)))ガクガクブルブル

  


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