こちらの記事の続きであります。
話は前回、23時30分頃に仙台到着で終わりましたが、それから若干の後戻りを致します。ご了承ください。
というのは、シャワールームの話をすっ飛ばしておりまして。
上野駅での乗車開始直後に選んだシャワールームの使用時間は、引っ張りに引っ張って22時30分頃。
まあ、前回の北斗星とは違って、この時間に青函トンネル突入とかの、車窓のポイントがあるわけでもないし、どうせ車内では夫婦揃って酒があればあるだけ呑んだくれるに決まっているのだから、シャワーの時間帯は遅くてもいっこうに構わない。
ただ、今回ばかりは青函トンネルあたりで絶対に起きるぞ…と思っているので、寝台での就寝時間は…。
さあさあ、シャワーでございます。
緑色のカードリーダーにシャワーカードを通せば、シャワールーム内に時間が表示され、シャワーを使用した時間が表示されるというシステム。
シャワーで6分間というと短いとも思われるかもしれないが、さっと一日の汚れを落としてさっぱりしたいなら、6分あたりでちょうどよい。
僕などはシャワーは短めにさっと入るタイプだから、むしろ6分の時間をもてあまし気味になってしまう。
さて、こざっぱりして自室へ戻れば、風規制でほとんど動かなかった列車もようやく動き出し、2時間半遅れで仙台到着。
仙台以北の東北本線はあまり乗ったことがなくて、乗っていても前回の北斗星のように未明のケースばかりで、特に小牛田以北は満足に車窓も見ていない。
夜だから車窓はほとんど楽しめないけれど、はたしてどの辺りまで起きていられるだろうか。
これが定刻ならそろそろ盛岡に近付こうという時間なのだから、そういう意味では風で長時間足止めを食ったのが恨めしい。
嫁さんがそうそうにお酒を呑みすぎて寝台でひっくり返っていることをいいことに、室内灯を消してみると、冬の夜空とあいまって、天井からの曲面ガラスに映し出される星空がとても綺麗。
揺れに身を任せて車窓を見入っていると、外は真っ暗で、雪が少々積もっていること以外は何駅を通過しているとかあまりよくわからないのだが、星空と車窓に思わず見入ってしまう。
列車は0時半ごろ、一ノ関へ滑り込む。
ドアから覗いたわけではないのだが、この時間に一ノ関からカシオペアに乗ってきそうな客は…ちょっと想像できないw
まあ、深夜帯とはいえ一ノ関からでもカシオペアに乗れるのだから、中尊寺あたりを巡って東北の料理や地酒に舌鼓を打ったあとにカシオペアに乗り込むこともできるのだから、東日本から北海道にかけてのクルーズトレインの利用方法としては、また理にかなったものではないだろうか。ただし、定刻が22時08分発で、この時間まで開いている居酒屋が一ノ関にあるかどうかは別問題であるがw
本来なら定刻23時14分着の盛岡が本州の最終停車駅なのだが、さすがに0時半を過ぎて睡魔が襲ってきた。
そらもうたらふく体内にアルコールが染み渡ってますから(´・ω・`)
よし寝よう。
……zzz
……zzz
……。
むう。
おや。
ここはどのへんだろう。
目が覚めたのは4時過ぎだっただろうか。
室内のナビゲーションモニターを見てみると、どうやら折りよく青森駅の手前あたりを走っているようだ。
青森~函館間では進行方向が変わり、ロビーカーが最後部車両となり、文字通りの展望車になる。
ようし。
こら一丁寝台から抜け出してロビーカーへ突撃せねばなるまい。
さすがに午前4時だから起きている人もそんなに多くはおるまい。
ロビーカーへ歩いている途中でがたりと揺れて、列車は青森に到着。
おお、ここまでくるとホームに根雪が張り付いてますな。
ここからJRバスに乗り換えて観光にでも行きたいですなあ。
っていうか国鉄書体(*´Д`)ハァハァ
さて、朝まだ明けぬ午前4時のロビーカー、さぞや人がいない…ってちょっとwwww
なんでみなさん起きてらっしゃるのよwww
そらもう皆様ご同慶の至り。考えていることは皆様一緒で青函トンネルへGo!なわけですわね。
そんなわけで、あたしもせっかくなのでロビーカーから機関車が離れ、はれて展望車になったシーンをば一枚。
ロビーカー入口あたりに席が空いていたので座を占めておく。
3~40分ほどごとごとと走ると、列車はユルユルと見たことのあるどこかに停車。
津軽線から津軽海峡線へ分岐する、蟹田駅。
北海道への鉄路の入口といっても差し支えない駅。
まだ5時前なのに対向に停車しているディーゼル列車は煌々と車内に灯が点っており、どうやら蟹田5時20分発青森行き始発列車322Dであるようだ。
運転席では、なにやらごそごそしている乗務員さんの姿も見える。
やがて列車は静かに発車。
ややあって、おお、これが北海道新幹線の奥津軽いまべつ駅になる場所かな。
ここから新幹線と合流、いよいよ青函トンネルであります。
青函トンネルに…入った!
…展望窓が湿気で曇って何も見えません(・・;)
さあ青函トンネル。
ここを抜ければいよいよ北の大地。
いつ来ても青函トンネルは興奮しますのう。
ここからはごうごうとレールを走る音が室内に響くのみ。
なるほど、これだけ室内が轟々としていたら、そら部屋の中であんなことやこんなことできますわな←なんかの見すぎ(´・ω・`)
青函トンネル突入をロビーカーで見て、そろそろ切り上げて自室へ戻るとしよう。
部屋なら、座っていようがねっ転がっていようが好きな体勢で時間をすごすことができる。
……。
……。
出た!!!
おおお、北海道だ…。
もう一度来るとは思わなかった北海道だなす…。
モニターを見ると、GPS表示が追いついていない様子。
なんかもう感無量。
この車窓に言葉はいらないっす。
やがて、北海道新幹線の高架橋が見えてきた。
北海道の鉄路の玄関口、木古内駅が近付いてきた。
車庫の脇も颯爽と通過。
木古内駅で停車中のローカル列車を追い抜く。
これは新幹線の木古内駅であろうか。
青森~函館間だけ方向転換をしているから、これから寄り添う津軽海峡だけは、通路に下りて立って見なければならない。
さて、津軽海峡から函館湾にかかろうかというあたりで、ダイニングカーの朝食営業開始の6時30分が近付いてきた。
6時半前にダイニングカーに並んでみたがこれまたあっという間に行列がふくらみ、1回転目の列にもぐりこむのはさすがに不可能という行列。
ダイニングカーの階下の列に並んでいると、そろそろ函館が近付いてきて、五稜郭から函館本線が合流してくる。
おお、これは昔懐かしい快速「海峡」用の50系客車!
これにのって北海道に渡ったんだよなあ。
おお、DD51だ。
ライトが点灯してるってーことは、このディーゼル機関車に函館からお世話になるのかしら。
函館運転所が見えてまいりました。
青函間を走る特急や、札幌と函館を走る特急車両が多く休んでおります。
そんなわけで、6時48分頃に函館に到着!
仙台発車時では2時間半の遅れだったから、いつの間にか1時間50分ほどに遅れ幅を詰めてきている。
1時間50分ほどの遅れというところが、意地でもこれ以上遅れさせないぞという気迫の表れのようにも受け取れるw
そらもう2時間以上遅れたら特急料金払い戻しの対象になってしまうから、鉄道会社としてはこの1分1秒は死活問題。ましてやこのところの経営危機が叫ばれているJR北海道ならなおさらのこと。
青森からの相棒だったED79。これも北海道新幹線開業までの命であろうか。
ここで展望スイートに連結されていたED79が編成から離れ、反対のロビーカー側にDD51が重連で連結されていることだろう。
道中の無事を願わんとばかり、編成から離れるED79。
…実は停車中、嫁さんに列に並んでおいてもらって、ホームに下車するのを許可してもらってフラフラしてましたw
これは、1回転目で朝食をとっていたら逆に函館駅のホームはフラフラできなかったところ。
さて、朝食のウェイティングの列に戻ると、そろそろ席が空きそうな気配。
遅れているのでいつ発車するかもわからないから、早めに列車内に戻っておくことにしよう。
(※以下続きます。)
話は前回、23時30分頃に仙台到着で終わりましたが、それから若干の後戻りを致します。ご了承ください。
というのは、シャワールームの話をすっ飛ばしておりまして。
上野駅での乗車開始直後に選んだシャワールームの使用時間は、引っ張りに引っ張って22時30分頃。
まあ、前回の北斗星とは違って、この時間に青函トンネル突入とかの、車窓のポイントがあるわけでもないし、どうせ車内では夫婦揃って酒があればあるだけ呑んだくれるに決まっているのだから、シャワーの時間帯は遅くてもいっこうに構わない。
ただ、今回ばかりは青函トンネルあたりで絶対に起きるぞ…と思っているので、寝台での就寝時間は…。
さあさあ、シャワーでございます。
緑色のカードリーダーにシャワーカードを通せば、シャワールーム内に時間が表示され、シャワーを使用した時間が表示されるというシステム。
シャワーで6分間というと短いとも思われるかもしれないが、さっと一日の汚れを落としてさっぱりしたいなら、6分あたりでちょうどよい。
僕などはシャワーは短めにさっと入るタイプだから、むしろ6分の時間をもてあまし気味になってしまう。
さて、こざっぱりして自室へ戻れば、風規制でほとんど動かなかった列車もようやく動き出し、2時間半遅れで仙台到着。
仙台以北の東北本線はあまり乗ったことがなくて、乗っていても前回の北斗星のように未明のケースばかりで、特に小牛田以北は満足に車窓も見ていない。
夜だから車窓はほとんど楽しめないけれど、はたしてどの辺りまで起きていられるだろうか。
これが定刻ならそろそろ盛岡に近付こうという時間なのだから、そういう意味では風で長時間足止めを食ったのが恨めしい。
嫁さんがそうそうにお酒を呑みすぎて寝台でひっくり返っていることをいいことに、室内灯を消してみると、冬の夜空とあいまって、天井からの曲面ガラスに映し出される星空がとても綺麗。
揺れに身を任せて車窓を見入っていると、外は真っ暗で、雪が少々積もっていること以外は何駅を通過しているとかあまりよくわからないのだが、星空と車窓に思わず見入ってしまう。
列車は0時半ごろ、一ノ関へ滑り込む。
ドアから覗いたわけではないのだが、この時間に一ノ関からカシオペアに乗ってきそうな客は…ちょっと想像できないw
まあ、深夜帯とはいえ一ノ関からでもカシオペアに乗れるのだから、中尊寺あたりを巡って東北の料理や地酒に舌鼓を打ったあとにカシオペアに乗り込むこともできるのだから、東日本から北海道にかけてのクルーズトレインの利用方法としては、また理にかなったものではないだろうか。ただし、定刻が22時08分発で、この時間まで開いている居酒屋が一ノ関にあるかどうかは別問題であるがw
本来なら定刻23時14分着の盛岡が本州の最終停車駅なのだが、さすがに0時半を過ぎて睡魔が襲ってきた。
そらもうたらふく体内にアルコールが染み渡ってますから(´・ω・`)
よし寝よう。
……zzz
……zzz
……。
むう。
おや。
ここはどのへんだろう。
目が覚めたのは4時過ぎだっただろうか。
室内のナビゲーションモニターを見てみると、どうやら折りよく青森駅の手前あたりを走っているようだ。
青森~函館間では進行方向が変わり、ロビーカーが最後部車両となり、文字通りの展望車になる。
ようし。
こら一丁寝台から抜け出してロビーカーへ突撃せねばなるまい。
さすがに午前4時だから起きている人もそんなに多くはおるまい。
ロビーカーへ歩いている途中でがたりと揺れて、列車は青森に到着。
おお、ここまでくるとホームに根雪が張り付いてますな。
ここからJRバスに乗り換えて観光にでも行きたいですなあ。
っていうか国鉄書体(*´Д`)ハァハァ
さて、朝まだ明けぬ午前4時のロビーカー、さぞや人がいない…ってちょっとwwww
なんでみなさん起きてらっしゃるのよwww
そらもう皆様ご同慶の至り。考えていることは皆様一緒で青函トンネルへGo!なわけですわね。
そんなわけで、あたしもせっかくなのでロビーカーから機関車が離れ、はれて展望車になったシーンをば一枚。
ロビーカー入口あたりに席が空いていたので座を占めておく。
3~40分ほどごとごとと走ると、列車はユルユルと見たことのあるどこかに停車。
津軽線から津軽海峡線へ分岐する、蟹田駅。
北海道への鉄路の入口といっても差し支えない駅。
まだ5時前なのに対向に停車しているディーゼル列車は煌々と車内に灯が点っており、どうやら蟹田5時20分発青森行き始発列車322Dであるようだ。
運転席では、なにやらごそごそしている乗務員さんの姿も見える。
やがて列車は静かに発車。
ややあって、おお、これが北海道新幹線の奥津軽いまべつ駅になる場所かな。
ここから新幹線と合流、いよいよ青函トンネルであります。
青函トンネルに…入った!
…展望窓が湿気で曇って何も見えません(・・;)
さあ青函トンネル。
ここを抜ければいよいよ北の大地。
いつ来ても青函トンネルは興奮しますのう。
ここからはごうごうとレールを走る音が室内に響くのみ。
なるほど、これだけ室内が轟々としていたら、そら部屋の中であんなことやこんなことできますわな←なんかの見すぎ(´・ω・`)
青函トンネル突入をロビーカーで見て、そろそろ切り上げて自室へ戻るとしよう。
部屋なら、座っていようがねっ転がっていようが好きな体勢で時間をすごすことができる。
……。
……。
出た!!!
おおお、北海道だ…。
もう一度来るとは思わなかった北海道だなす…。
モニターを見ると、GPS表示が追いついていない様子。
なんかもう感無量。
この車窓に言葉はいらないっす。
やがて、北海道新幹線の高架橋が見えてきた。
北海道の鉄路の玄関口、木古内駅が近付いてきた。
車庫の脇も颯爽と通過。
木古内駅で停車中のローカル列車を追い抜く。
これは新幹線の木古内駅であろうか。
青森~函館間だけ方向転換をしているから、これから寄り添う津軽海峡だけは、通路に下りて立って見なければならない。
さて、津軽海峡から函館湾にかかろうかというあたりで、ダイニングカーの朝食営業開始の6時30分が近付いてきた。
6時半前にダイニングカーに並んでみたがこれまたあっという間に行列がふくらみ、1回転目の列にもぐりこむのはさすがに不可能という行列。
ダイニングカーの階下の列に並んでいると、そろそろ函館が近付いてきて、五稜郭から函館本線が合流してくる。
おお、これは昔懐かしい快速「海峡」用の50系客車!
これにのって北海道に渡ったんだよなあ。
おお、DD51だ。
ライトが点灯してるってーことは、このディーゼル機関車に函館からお世話になるのかしら。
函館運転所が見えてまいりました。
青函間を走る特急や、札幌と函館を走る特急車両が多く休んでおります。
そんなわけで、6時48分頃に函館に到着!
仙台発車時では2時間半の遅れだったから、いつの間にか1時間50分ほどに遅れ幅を詰めてきている。
1時間50分ほどの遅れというところが、意地でもこれ以上遅れさせないぞという気迫の表れのようにも受け取れるw
そらもう2時間以上遅れたら特急料金払い戻しの対象になってしまうから、鉄道会社としてはこの1分1秒は死活問題。ましてやこのところの経営危機が叫ばれているJR北海道ならなおさらのこと。
青森からの相棒だったED79。これも北海道新幹線開業までの命であろうか。
ここで展望スイートに連結されていたED79が編成から離れ、反対のロビーカー側にDD51が重連で連結されていることだろう。
道中の無事を願わんとばかり、編成から離れるED79。
…実は停車中、嫁さんに列に並んでおいてもらって、ホームに下車するのを許可してもらってフラフラしてましたw
これは、1回転目で朝食をとっていたら逆に函館駅のホームはフラフラできなかったところ。
さて、朝食のウェイティングの列に戻ると、そろそろ席が空きそうな気配。
遅れているのでいつ発車するかもわからないから、早めに列車内に戻っておくことにしよう。
(※以下続きます。)
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