小馬太郎兵衛@タコのイカ踊りぃっ!!

ブログの老後をユラユラ楽しむ悦楽ブログって言ったけどさ、もう一発くらい狙ってもいいのかな。やってもいいかな?

遙かなる千葉マリンへの道 しょの2

2009-06-20 07:24:01 | 千葉ロッテマリーンズ
(前回のあらすじ)浦和球場で朝早くに叩き起こされたおいらは、コーチから「今日から千葉マリン行き」と言われ、やっと一軍入りかと小躍りしたのもつかの間、コーチから下された指令は、「路線バスを乗り継いで、千葉マリンの試合前にたどり着け」という、荒唐無稽な指示だった。それもいきなり路線案内や、交通費となるバスカードまで渡されて、この上指示を拒むと一軍入りが無駄になりそうな雲行き、ここはコーチの指令を、ただただ黙って受け容れるほかなく、2軍の試合前だというのに、浦和球場を放り出されてしまったのだ。

1週間前の過去ログすら戻るのがものぐさな貴方に前回のエントリはこちら。


え~皆さん、おはようございます、小馬太郎兵衛です。
6月10日水曜日の朝8時40分ですか、ロッテ浦和球場の前に来ております。
久々にロッテ浦和球場の前に来ても、午後から行われるイースタンリーグの試合には見向きもせずに、これからただただ千葉マリンを目指して、バスを乗り継いで行きたいと思いますが、正直、本当にバスだけを乗り継いで行けるのかも定かではありません。
それではこれから半日バスまみれになる、「遙かなる千葉マリンへの道」、たっぷりとお楽しみ頂きたいと思います。「小馬太郎兵衛@タコのイカ踊りぃっ!!」です。

朝8時40分のロッテ浦和球場前だけれども、こんな平日の朝も早くから、ヒマ人と言うか、ファンをヒマ人扱いしてしまえば、これから意味もなく半日をかけて千葉マリンへ行こうという貴様はどれほどのアレなんだという話だが、入り待ちのファンが早くも少なくとも10人以上は待機しております。いや、皆さん、朝が早いですなあ。
出発は、浦和球場至近の、さいたま市コミュニティバス「沼影中央」バス停からのスタートとなる。バックのスーパーにお世話になったことがある方も非常に多いでしょうな。



出発前に、今回のルートをば。
今回のプランニングにあたっては、どうやって千葉マリンへ繋げるか…ということを考えると、ネックが2つほど生じる。
具体的には、まずは埼玉からどうやって千葉へ路線バスを繋げていくか。
そしてもう一つは、路線空白地帯と、路線があってもローカル線と化しているバス路線をどうするか。
前者は一言で言えば「県境現象」と表現しても差し支えないほどで、県境を越える路線バス自体が実は少なく、それでも首都圏は県境を越える流動が少なからずあるからこそ、県境越えにはそれほど苦労はしないけれど、いくつかのルートが考えられるだけに、どうルートを設定するか。
後者は千葉県に入ってからの問題で、市川からまっすぐ船橋、習志野方面へ路線バスを繋ごうとすると、本八幡~西船橋付近で路線バスのルートが切れてしまう。コミュニティバスを利用すればある程度距離は伸びるだろうけれど、いちいちそこまで調べるのも面倒だし(←調べろよ)、切れるなら歩いて繋げりゃいいじゃん…と、軽く考えておこうか。
これとて実は路線バスを繋ごうと思えば、本八幡から、市川市北部の市営霊園まで大回りして、中山競馬場そばの北方(ぼっけ)十字路で、白井から来る西船橋駅行きちばレインボーバスに乗り継げばいいのだけれど、ここでロスする時間が計り知れない。
そして何より大きな問題は船橋~津田沼間。
船橋駅南口から津田沼駅へ抜ける路線バスはあるにはあるのだが、これがなんとまあ2~3時間に1本というローカル路線。このルートは15年ほど前に何度かバスの乗り継ぎで繋いだことがあり、その頃は毎時2本は走っていた記憶があるのだが、時の流れは非情なもので、わずか15年の間に、毎時2本は走っていた路線が、いつの間にかローカル路線に転落していたのである。
このバスに乗り継げないと、船橋駅北口から新京成バスで東船橋駅あたりへ出て、もしかしたら千葉病院経由津田沼駅行き新京成バスに繋げられるかもしれないが、これとて繋がらなければ歩くしかない。
というわけで、まず第一のネックがこの船橋~津田沼間のバス。
これが船橋駅発車が15時30分。その後は17時16分になってしまい、このバスでも千葉マリンにたどり着けないことはないけれど、試合開始前に到着するとなると、極めて厳しい時間になってしまうのだ。
つまり今回は、船橋に15時30分までに着かなければならないという絶対条件が一つあり、それを逆算しながらルートを作っていくと…。
まず、埼玉から千葉へ抜けるルートが2つ。
1つは川口から草加、八潮、戸ヶ崎操車場へと抜け、同じ八潮市内の戸ヶ崎操車場から松11系統松戸駅西口行きで松戸橋(以前は有料道路だったが、晴れて無料開放されたので超便利!)経由で松戸回りで市川へ入る形。
もう1つは、川口から舎人団地方面のバスで途中で竹の塚駅行きで竹の塚、綾瀬と巡り、新小岩駅行きを渋江公園で市川駅行きに乗り継ぐパターン。
バスの頻度としてはどちらを回っても良さそうな気がしたが、松戸から市川へ抜けると時間が読めないので、時間に制約がある今回は保険をかけて今回はパスするのと、どうせ竹の塚を巡るルートが取れるなら、久々に竹の塚の地を踏みたいという、ある個人的な理由から、これは後者のルートを辿るべきかなと。
浦和から川口なんてーのは、たぶんなんとでもなるっしょ。

というわけで、栄えある第一走者は、沼影中央からの南浦和駅・明花行きのさいたま市コミュニティバス。
時刻表では8時47分発になっているが、いきなり4分遅れてきたのはラッシュの影響だろう。
デジカメで、しかも雨は降らないまでも曇天なので、速いシャッタースピードが切りづらい状況なんですわ。
なんで、あからさまに「望遠を効かせて撮りました」とゆー写真ばっかりでスマソ。予め断っておけば…ねorz



このバスのお陰で、わずか5分で六辻というバス停へ運ばれる。
浦和球場からこのバス停へ行くには、コミュニティバスを使わないと、一旦武蔵浦和駅まで戻って、南浦和駅行きバスを捕まえなくてはならないところで、ちょうど直角三角形の、直角ではない辺を通ってショートカットした形に。
ここで表現すると、こうか?

 武蔵浦和駅
浦和球場△六辻

国道17号上の六辻で、浦19-2系統蕨駅西口行きに乗り継ぐ。さて時間は…と見たらば、バス停の時間を見るまでもなく、コミュニティバスの7~8台後ろを走っていたみたい。



道路はそれほど混んでいるわけではなさそうで、朝のラッシュが一段落したのか、外環の交差点も信号一回でパス。
バスは北町五丁目で国道17号と分かれ、蕨市内の入り組んだ道路をうねうねと走りながら、約15分で9時14分に蕨駅西口着。
西口ポールを見ると、西川64系統西川口駅西口行きバスが、折良く9時20分にある。
うん、ここまでは順調順調。



バスは蕨市内から川口市内の住宅街の中を、これでもかといわんばかりにつづら折りしながらこまめに客を拾っていく。元々道路を広げる前に住宅街として発展してしまったので、とにかくバスの図体に対して道路が狭いこと狭いこと。しかもバスのルート自体が九十九折りなので、たいてい、バスに乗ったらそのバスの通った道は覚えているものだけれど、この路線に関しては、もう一度クルマで走れといわれても、絶対に走れない。っつーか、どこで左に折れるやら右に折れるやら、全く予想すらつかんもんね。

西川口駅西口付近にまだ少しだけ残っている、「入浴料」とかが大書きされている建物に少々どきどきしながら(←ぉ)、15分足らずの9時34分に西川口駅西口着。



まあ、この町も今となっては…。
その昔、母方の実家が川口と西川口のちょうど中間地点にあり、子供の頃は、遊びに行くと、自転車でよく西川口駅まで走りに行ったりしたのだけれど、小6の時に駅前を自転車でフラフラしていたら、客引きに声をかけられたのはマジでビックリした…というより、ある意味「大人の階段をほんのちょっとだけ登った瞬間」だったのかもしれない。
っつーかだ、小6風情で客引きの言葉なんか理解できるわけがなかろうが。
この町も、表向きは壊滅状態らしいんだけどねえ…。

さて、西川口からは、これも折良くほとんど待たず、9時42分に川51系統川口駅西口行きがある。
川口は母方の実家があるとはいえ、知っているのは川口の、京浜東北線の西側なので、市域が広がる東側、そして北側はまるっきり未知の領域なので、そちらを回れれば良かったのかもしれないけれど、蕨で西川口駅西口行きに乗り継いだので、ルートとしては自然と西側を回る方向へ落ち着く。



…ってゆーか、アレっすね、これ。
いやあ、想像以上に辛いっすね、これ。
まさか開始1時間でこんなセリフを言うとは思わなかったけれど、ほとんど乗り継ぎ時間もなく乗り続けて早くも川口駅西口行きで4本目。
どっかでコーヒーくらいは飲みたいなあ…。
とはいえ、一応千葉県内にネックがあるから、あまり悠長なことはいっていられないのが現実で…。そこのネックを越しちゃえば、あとはどーにでもなるんだけどね…。
バスは西川口駅西口から、市域の西側、南側の市境をなぞるように回り、これまた15分ほどの9時57分に川口駅西口着。
西口からは、東京都内方面に抜けられるバスは出ていないので、必然的に東口に回ることになる。
これもまた折良く、10時12分に川04系統舎人団地行きがある。
このバスで入谷町で下車して、首都高速川口線を越えると、金方というバス停があり、竹ノ塚駅西口行きに乗り継げるという算段になっている。



この時間だと、まだ団地へ戻るという流動はないようで、ガラガラで川口駅東口を発車。途中でさいたま高速鉄道川口元郷駅に立ち寄って、新芝川を渡ったすぐそばの入谷町で下車。この新芝川が都県境のようで、バス停の周辺には「足立区」の表示がされていて、なんとなく位置関係が分かったような。そうか、首都高に足立入谷ランプがあったのはこの辺だっけ。
首都高ガード脇にあったコンビニでトイレ休憩を入れようとしたら、目の前で竹ノ塚駅西口行きバスが右折していった。まあいいや、本数自体はあるだろうし、たまにはトレイ休憩くらいさせてよ。
入谷町から金方まではそれほど離れておらず、徒歩5分足らずというところだろうか。首都高を越えて道をまっすぐ行くだけだから分かりやすいといえば分かりやすい。



定刻より2分ほど遅れてやって来た竹02系統竹ノ塚駅西口行きは、今回初の東武バスセントラルで、東武線沿線に近づきつつあることを実感。東武バスのテリトリーは、おおよそ首都高川口線の東側なのかしら?



ところで、最近はノンステップバスやワンステップバスが主流になり、ツーステップバスはなかなか見る機会が少なくなってきているのだけれど、このノンステップバスに、あたしゃ以前から大いに愚痴を言いたかったんでして。
というのは、これはバスの窓や外観のデザイン処理上仕方がないのかもしれないけれど、特に中扉より後ろの座席に陣取ると、バスによっては窓の桟が思いっきり邪魔で仕方ないんですよ奥さんorz



この辺はまったくもってユーザー無視というか、実質上はバスのユーザーはバス会社なのだから、客のことなどは考慮しなくてもいいのだろうけれど、外を見たいのに、ちょうど客の目線に太い桟を設けて、それで良しとするバス製造会社はどうかしている。

バスはこまめに客を拾い、途中で大型スーパーが沿道に見えると、朝イチで買い物を済ませた客が乗り込んで、これから買い物へ行く客が降りるなど、スーパーへの買い物の足としても、気軽にバスが利用されているということが伺える光景にもでくわす。駅前のスーパーでもないのに、途中の大型店舗までバスで買い物に行くというのも、都心にいてはなかなかお目にかかれぬ光景。田舎では少々あるのかもしれないけれど、そもそも地方ならバスよりクルマで行っちゃうしね。
バスは20分ほどで竹ノ塚駅西口行き着。



駅前が狭隘なのでバスのスペースがあまりなく、バスはターンテーブルで方向転換をしている。



バスの回転ベッドターンテーブルを見やりつつ、東口へ回って、ついでにちょいと一計を案じることにする。

(※当然ですがこの稿続く)


[これまでのルート]

沼影中央〔847〕851(さいたま市コミュニティバス 明花 762)856六辻859(浦19-2蕨駅西口 国際興業バス2022)914蕨駅西口920(西川64西川口駅西口 国際興業バス2098)934西川口駅西口942(川51川口駅西口 国際興業バス6143)957川口駅西口…川口駅東口(川04舎人団地 国際興業バス6808)〔1026〕1033入谷町…金方〔1050〕1052(竹02入谷舎人循環竹ノ塚駅西口 東武バスセントラル2681)1111竹ノ塚駅西口…

※〔〕内数字は定刻発車時間

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