しつけの方法や技術的なことは変遷しています。
かじるのはコレにかぎる。
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昔は、人間にとって好ましくないことをすると、叱って教え込みましたが、
「叱る」と「怒る」は違うもの。感情的に怒るのはいただけません。
首に、引っ張ると締まるようなリードをつける方法もありました。
引っ張ると首が締まるから、嫌なのは当たり前。引っ張らなくなります。
それだと、犬は委縮してノビノビとできなかったかもしれません。
そういう方法のトレーナーさんにお願いすると、トレーナーさんが怖いから
なのでしょうか、犬はいうことをききます。
しかし、そのトレーナーさん以外の人の言うことはきかないこともあります。
最近では褒めて覚えさせることが主流のようです。人間にとって好ましいこと
をしたら、すかさず褒めてあげることが大事です。「陽性強化」といいます。
好ましくないことをしたときは声をかけ、それをやめたら褒めることです。
人間の子供にもそうですが、叱るだけで、そのあとのフォローがない場合が
多くないですか?いうことをきいたのだから、そこは褒めましょうよ。
もし、悪いことをしたら現行犯で、こちらから出向いて行くと良いです。
遠くから言われても何のことかわかりません。
あとから叱っても、犬には何のことかわかりません。人間の子供でも同じで、
その場・その時が大事です。
しかも、こっちにおいでと言われたから行ったのに、叱られたら大損です。
もう、呼ばれても行かないことにしようと思うでしょう。
褒める時こそこちらに呼ぶ方が、行くといいことがあると思いますよね。
褒める時にはご褒美があると良いですね。特別に、おやつをあげなくても、
撫でたり遊んだりしてやれば、十分なご褒美です。犬は遊び好きな子が多い
と思いませんか?
警察犬や介助犬も、遊びを楽しみながらお仕事を覚えるそうです。お仕事を
すると遊んでもらえるのが嬉しいのですね。
写真の子はガムを噛んでいます。噛んで良いものと悪いものを覚えました。
噛んで良いものを噛んでいる時に「じょうずに噛み噛みできるね」と言って
撫でました。
スリッパなどを噛んでいたころは「だめ」と言いましたが、声に反応して
やめたらすぐに「いい子~」と抱きしめたり撫でたりしました。