<彫刻家>大河原タカノリの作品集【現代カノン派】・彫刻・絵画美術館

新制作展彫刻家/元新構造展会員/日展彫刻家画家大河原隆則の作品・クンストインハイデルブルク賞クリスチャン日本彫刻家

【父と私】PART4

2020-02-25 | 日記

父は、日頃ストレスを抱えていたのかもしれない

 

日常的に厳しく、まれに優しい一面もあるという

常時、ヒステリックな感情の持ち主だった

 

私は、決してDV夫を褒めたくはないが

せめて後になって優しい言葉をかけてくれるような

存在であってほしかったとも思う

 

要するに、もっと穏やかであってほしかった

 

年寄りなら年寄りらしく老いては子に従うような

ふしがあれば皆に愛されとも思うのに

生きることに一生懸命だったのかもしれない

 

損な性分を持ち合わせていた

 

私は、父に孝行出来たのだろうか?

 

これもまた、今となっては解らない


【父と私】PART3

2020-02-25 | 日記

父は、父親を早くに亡くしている

それが災いしてか愛情の表現が下手だ

 

「愛情の本質」とはどういうものなのかを知らなかったのだ

 

私も子育てが上手くいったとは思っていないが

愛情深い子供が二人成人した。

 

私は、美術、芸術を通して愛を学んだ

 

父を愛してくれるような人が幼少時にいれば

それから繋がる不幸を堰き止められたのではないかと思う

 

父には、子供として愛を尽くしたつもりだったが

どう感じたのだろうか

 

今となってはもう解らない


【父と私】PART2

2020-02-25 | 日記

見方を変えてみれば、父はよく働く頑強な人だった

 

高血圧に心臓病、前立腺癌に肺の病気など

これほどの既往歴をもってしても死なないで来た

 

立派といえば立派だ

しかし、父として夫として子供や女房を

幸せに出来たかどうかは疑問だ

 

母は、もうボケてしまっている

父は、そんなボケている母を殴ったりもしていた

 

私は、成人するまで、百発は殴られただろう

殴れば良くなるとでも考えていたのだろうか?

 

昔、私は、父の襟首を掴んだことがあったが可愛そうになり止めた

その当時の私の正拳突きは、コンクリートも壊す威力だったからだ

 

それを自覚していた私は、今まで本気で人を殴った事はない


【父と私】PART1

2020-02-25 | 日記

父は、元自衛官だ

軍人気質で王君のような人だったが

私には暴君にしか見えなかった

 

小学生のときに、スパルタで折檻教育を受けた

今で言えば虐待になるだろう

 

私の精神的な脆弱性はそのときに作られた

基本的に私には厳しかった

病気になる前も、なった後もだった

 

それでも、母親恋しさに電話をすると

2、3会話をして母に代わってしまう。

大事な話があってもできやしない。

 

母と私は、暴君の奴隷だった

兄は、王子で弟は目に入れても痛くない存在

 

良くしてもらった事は、沢山あるが

その性格ゆえ、感謝されない損な人である

 

「そんなんじゃ駄目なんだ、もっとこうしろ!」

 

父と向き合うとまず一言目には、命令が来る