哲学日記

もはや独創的で奇妙なファンタジーに変わってる映画「地獄門」

芥川龍之介『袈裟と盛遠』

朗読 芥川龍之介『袈裟と盛遠』


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元ネタが「源平盛衰記」とのことだが、数十年前に聞けば、幼稚な男社会が手前勝手に女を神聖化した、恥ずかしい妄想としか感じなかったろう。芥川は強引な近代的解釈で不自然さを緩和してるが、及ばない。

 

しかし「こんな変な貞女いるわけない」が、もはや言わずもがなの、今この時代に聞くと、一周回って、かえって独創的で奇妙なファンタジーに変わってると気づき驚かされる。

 

 

菊池寛も同じネタで戯曲「袈裟の良人」を書き、戦後「地獄門」の題で映画化されてる。この映画も、違和感だらけの奇妙な怪作と感じられる。

むしろこっちを先に一見されたし。

愛と悲劇のドラマが展開する「地獄門 (1953)」| 映画の傑作


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(以前の改良版より、ちょっと画質がクリアになってます)

 

 

 

ちなみに「地獄門」は第7回カンヌ国際映画祭最高賞を獲得してます。

 

 

 

 

 

 

 

(My Favorite Songs)

Wang Chung - Everybody Have Fun Tonight (1986) - YouTube


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(過去記事再録)

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