哲学日記

長い夜(大音量でロックを聴いていた頃)

(My Favorite Songs)

シカゴ。
「長い夜」


www.youtube.com

 

 おれは中学後半から高校にかけて毎日かかさず夜中まで大音量(ヘッドホン)でロックを聴いてた。
「次の日を生きるために必要なエネルギーを耳から充電中」って感覚だった。
毎夜次の1日分のエネルギーをロックからもらいながら、なんとかその日その日を生き残った。

 
 たいていの人の子供時代は、楽しい記憶に偽造されてるからリアルに思いだせないが、毎日が今よりずっときつかったはずだ。
 
ただ子供はエネルギッシュな「生きんとする意欲」によって、たとえ地獄のように辛い日々であっても、その辛すぎる記憶はあっさり消去されるか、しょーもない体験乃至楽しい体験にさえ脳内変換されて、耐えつづけることができた。

 
もし今、捏造される前の事実とその時の子供のリアルな感情を思いだせば、あなたの両目から不意に涙があふれるだろう。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
一見カラダに悪そうだが、実は健康によい11のこと

にこう書いてある。


英マサチューセッツ大学の研究チームによると、ヘビーメタルやハードロックなど、賑やかな音楽を聴くと、小嚢と呼ばれる内耳を刺激し、これが脳に心地よさを与え、気分がよくなるらしい。ちなみに、小嚢が刺激されるのは、90デシベル以上の音楽。〔以上〕

 

自分の体験から、おおいに納得できる話だ。大音量で聴かないと効果はなかった。
おれは慢性睡眠不足で、さらにヘッドホン難聴になった。
まあ、生き残れたから、そのくらいはしかたなかったとおもってる。

 
 
 今は大音量でロックを聴く必要はなくなった。歳のせいもあるけど、主に仏教のせい(おかげ)だ。

もう音楽を聴くこと自体を意識的にひかえ、呼吸のヴィパッサナーをしたいとおもってる。
変転する音の刺激に毎日なんとなく依存してるって、仏教的に正しくないとおもうので。

 

サティ
「瞬間の現在(今・ここ)」に気づくこと。

ヴィパッサナー実践
「瞬間の現在」に気づき続けること

 

 

(過去記事再録)

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