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アガサ・クリスティー ねじれた家【吹替版】
gyao!タイトル情報から引用させていただきます。
ミステリーの女王アガサ・クリスティー自身が誇る<最高傑作>、初の映画化!! アカデミー賞(R)受賞脚本家 ×『サラの鍵』監督 × 名女優グレン・クローズが挑む、完全無欠のミステリー・エンターテインメント
<伝説的人物>の突然の死に、英国中が驚いた。アリスティド・レオニデス、ギリシャで生まれ、若い頃に無一文で英国へ渡り、レストラン経営で大成功を収め、巨万の富を築いた人物だ。その孫娘であるソフィア(ステファニー・マティーニ)が、かつての恋人のチャールズ(マックス・アイアンズ)が営む探偵事務所に現れる。一族の誰かが祖父を殺したにちがいないと打ち明ける彼女は、チャールズに捜査を依頼するのだった。ロンドン警視庁を訪れたチャールズは、タヴァナー主任警部(テレンス・スタンプ)から、レオニデスの死因は毒殺だと知らされる。大豪邸に到着したチャールズを迎えたのは、レオニデスの前妻の姉イーディス(グレン・クローズ)だった。彼女を筆頭に聞き込みを始めるが、強烈な個性を放つ人々を相手に、捜査は一向に進まない。しかも、愛人のいるらしい若い後妻から、破産・倒産寸前の二人の息子とその妻に至るまで、全員に殺害の動機があった。そんな中、レオニデスの遺言書が無効であることが発覚したことから、チャールズは真相が見えたと確信する。ところが、その推理を覆す第2の殺人が起きる――。
このシーンこそ謎を解くための重要な手掛かり!?/映画『アガサ・クリスティー ねじれた家』本編映像 - YouTube
純粋なミステリー作品は、
作品内で与えられた情報のみから、
ラストシーンで犯人が明かされる前に、
論理的に犯人を特定するゲームだ。
それが可能でなければ
良いミステリーとはいえない。
アガサ・クリスティーは良いミステリーを
安定して作り続けた天才職人だとおもう。
そのたくさんの自作品の中でも、
彼女自身が認めてるように、
この「ねじれた家」は、
最も良くできたミステリーのひとつだ。
しかし逆に言えば、
ネタバレを知ると、
作品の魅力の99%は
その時点で失われる。
そういう意味で、
ミステリーは二度見る価値がない。
これは芸術作品としては致命的欠陥だ。
それでも再読や再視聴するのは、
残り1%の愉しみである
細かいヒントや伏線の再確認という
自己満足のためにすぎない。
(ミステリー作家志望者が学びの為に
くりかえし見るのはまた別の話だ)
ミステリーは芸術として完成するために、
純粋性を捨て、様々な文学的要素を取り入れ
ハイブリッド化していく。
また、これはいわずもがなだが、
最初から犯人当てゲームに興味ない者には
ミステリーは退屈極まるシロモノでしかない。
自分からゲームに参加しない者は常にそうなる。
(それが必ず悪いとは限らない)
(My Favorite Songs)