「ただでさえ仕事で忙しいのに、それに加えコロナの懸念もあるのに、なんてPTAの集まりなんかに行かないといけないのでしょうか・・・・・・PTAなんて無くなれば良いのに」
そんな意見をネットで見ました。
私は以前より、PTAそのものに反対です。
あれはもう時代にそぐわないシステムです。
核家族化が進んでおらず、片親家庭が極めてまれで、女性は専業主婦として日中は比較的時間に余裕がある・・・・・・
そんなサザエさん的世界観が前提で作られたシステムなのです。
当然、現代でうまく機能するはずがない。
大幅改革か無くすか、どちらかが必要なんです。
ただ、歴史が長すぎて、改革は難しい。
なので私は、「PTAなんてなくした方が良い」と思っています。
なので、このコロナの懸念が強い中、PTA活動をやるのは狂気の沙汰だと思っています。
さて、今日は、具体的にPTA活動にどうやって反抗するべきかを書いてみます。
「PTAなんて無くなれば良いのに」そう思ってる方は是非やってみて下さい。
まず、PTAは任意加入団体です。これが大前提で、知っておいて下さい。
次に、大抵の学校では、4月に当たり前のように「PTA会費納入のお願い」が配られます。
これがおかしいので、ここを突きます。
繰り返しになりますが、PTAは任意加入団体なので、本来ならばこのようなプロセスを踏むべきです。
1.PTAの主旨と、PTAに参加することによって得られるメリット・負わなければならない負担の説明
2.PTAに参加するかどうかの意思確認
3.PTAに参加すると意思表示した家庭への会費集金
多くの学校で、1.と2.をすっ飛ばして、しれっと「みんな会費払ってね」とやるわけです。
あたかも、入らないという選択肢が存在しないかのようにして。
何故かというと、「PTAに入らないという選択肢が広く知られてしまうと、既存のシステムが機能不全になるので、困る人が出るから」です。
私に言わせれば、既存のシステムにこだわり、それでは困ると騒ぐのはナンセンスだと思いますし
そもそも筋の通らないことをやった上で成立しているシステムなんてとっとと破綻した方が世のため人のためだと思います。
(よろしければ、私の過去記事もお読み下さい。過去記事はこちら。)
例えるならば
何の説明もなく、あなたの家の玄関に、牛乳が置かれるようになり
「おいしい牛乳です!是非飲んでね!これから毎日配送するよ!お金はあとで払ってね!たまにうちの営業所も手伝ってもらうからね!」
とやってるのと同レベルですよ。
もしも牛乳なら「頼んでもいない商品を勝手に置いていくなんておかしい!」ってなるのに、なぜかPTAだとならないんですよね。
ですから、「PTAなんて無くなれば良い」と思っている方は、4月に会費納入のお願いをされたら、次のように言ってみて下さい。
「PTAは任意加入団体なのですから、本来であれば、3手順(私が先ほど示したもの)を踏むべきだと思いますが、そうしない理由を説明して下さい。」と。
電話しにくければ、文書(手紙)でも良いでしょう。
「なんでだよ、おかしいだろうが!?」と感情的に言うと、教師サイドも態度を硬直化させます。
あなたに「モンスターペアレント」「クレーマー」のレッテルも貼るでしょう。
ですからあくまで冷静に、根拠を示し、「理由の説明の要求」という体を取ると良いと思います。
そうすると多分、「原則皆さんに加入をお願いしております」みたいなわけわかんない回答が来ると思いますので
「ですからその根拠・理由を説明して下さい」と粘って下さい。
最終的には教頭あたりと水掛け論になることになると思うので、もうこれ以上の平行線は無駄だなと思った段階で
「では、教育委員会の方に説明を要求します」
と言って切ってしまえば良いでしょう。
このような揺さぶりを続ければ、いずれ状況が変わるはずです。
こういうアンチPTA論を唱えると
「PTA活動は子どもたちのためになるのだから親は皆我慢してやるべきだ」
という意見の人が必ず出てくるのですが
これはやりがい搾取であり、ボランティアの強要みたいなもんです。
そんな基盤の上に成り立つ「子どもたちのためになること」は不健全で、滅ぶべきだと私は考えます。
本当に必要なことなのであれば、ちゃんと人を雇ってやるべきです。
または、「ボランティアをやりたい!」という人だけでやるべきです。
以下は、私個人の見解で、同業者の何割が賛同してくれるのかわかりませんが
PTAは本当にこちらにとっても負担です。
特にいやなのが、PTAの役員のお願い。
たいてい、各学級2人くらい、毎年役員を決めなくてはいけなくて、その依頼は担任の仕事です。
お願いできないか、と電話をかけると
「うちは共働きだから難しい」「うちは片親家庭だからできない」
と断られるケースが多いです。
そりゃそうです。現代では共働き家庭と片親家庭の割合が多いのですから。
しかし、これを認めてしまうと
「専業主婦は暇なんだから積極的にボランティア活動(=PTA活動)をやらなければならない」という考えを、学校・教師が支持しているということになります。
そしてこの考えは、極めて差別的な考えだと私は思います。
長くなってしまいましたが、まとめると
・PTAの制度設計は、現代社会にそぐわない。
・保護者が声を上げれば変わる可能性がある。
・「PTAに入るのは当たり前」という考えはボランティアの強要と同じで間違っている。
という感じです。
PTAを訳すと、実は「親と教師の会」です。
我々教師もPTA会員であり、会費を払っています。
ですから、先述のような抗議を、我々教師がPTA会員としてやることは、制度上可能です。
しかし、やったら確実に職場で干されるので、できないんですよね・・・・・・
他力本願なオチで申し訳ないのですが、保護者の皆様が声を上げることに期待です。
そんな意見をネットで見ました。
私は以前より、PTAそのものに反対です。
あれはもう時代にそぐわないシステムです。
核家族化が進んでおらず、片親家庭が極めてまれで、女性は専業主婦として日中は比較的時間に余裕がある・・・・・・
そんなサザエさん的世界観が前提で作られたシステムなのです。
当然、現代でうまく機能するはずがない。
大幅改革か無くすか、どちらかが必要なんです。
ただ、歴史が長すぎて、改革は難しい。
なので私は、「PTAなんてなくした方が良い」と思っています。
なので、このコロナの懸念が強い中、PTA活動をやるのは狂気の沙汰だと思っています。
さて、今日は、具体的にPTA活動にどうやって反抗するべきかを書いてみます。
「PTAなんて無くなれば良いのに」そう思ってる方は是非やってみて下さい。
まず、PTAは任意加入団体です。これが大前提で、知っておいて下さい。
次に、大抵の学校では、4月に当たり前のように「PTA会費納入のお願い」が配られます。
これがおかしいので、ここを突きます。
繰り返しになりますが、PTAは任意加入団体なので、本来ならばこのようなプロセスを踏むべきです。
1.PTAの主旨と、PTAに参加することによって得られるメリット・負わなければならない負担の説明
2.PTAに参加するかどうかの意思確認
3.PTAに参加すると意思表示した家庭への会費集金
多くの学校で、1.と2.をすっ飛ばして、しれっと「みんな会費払ってね」とやるわけです。
あたかも、入らないという選択肢が存在しないかのようにして。
何故かというと、「PTAに入らないという選択肢が広く知られてしまうと、既存のシステムが機能不全になるので、困る人が出るから」です。
私に言わせれば、既存のシステムにこだわり、それでは困ると騒ぐのはナンセンスだと思いますし
そもそも筋の通らないことをやった上で成立しているシステムなんてとっとと破綻した方が世のため人のためだと思います。
(よろしければ、私の過去記事もお読み下さい。過去記事はこちら。)
例えるならば
何の説明もなく、あなたの家の玄関に、牛乳が置かれるようになり
「おいしい牛乳です!是非飲んでね!これから毎日配送するよ!お金はあとで払ってね!たまにうちの営業所も手伝ってもらうからね!」
とやってるのと同レベルですよ。
もしも牛乳なら「頼んでもいない商品を勝手に置いていくなんておかしい!」ってなるのに、なぜかPTAだとならないんですよね。
ですから、「PTAなんて無くなれば良い」と思っている方は、4月に会費納入のお願いをされたら、次のように言ってみて下さい。
「PTAは任意加入団体なのですから、本来であれば、3手順(私が先ほど示したもの)を踏むべきだと思いますが、そうしない理由を説明して下さい。」と。
電話しにくければ、文書(手紙)でも良いでしょう。
「なんでだよ、おかしいだろうが!?」と感情的に言うと、教師サイドも態度を硬直化させます。
あなたに「モンスターペアレント」「クレーマー」のレッテルも貼るでしょう。
ですからあくまで冷静に、根拠を示し、「理由の説明の要求」という体を取ると良いと思います。
そうすると多分、「原則皆さんに加入をお願いしております」みたいなわけわかんない回答が来ると思いますので
「ですからその根拠・理由を説明して下さい」と粘って下さい。
最終的には教頭あたりと水掛け論になることになると思うので、もうこれ以上の平行線は無駄だなと思った段階で
「では、教育委員会の方に説明を要求します」
と言って切ってしまえば良いでしょう。
このような揺さぶりを続ければ、いずれ状況が変わるはずです。
こういうアンチPTA論を唱えると
「PTA活動は子どもたちのためになるのだから親は皆我慢してやるべきだ」
という意見の人が必ず出てくるのですが
これはやりがい搾取であり、ボランティアの強要みたいなもんです。
そんな基盤の上に成り立つ「子どもたちのためになること」は不健全で、滅ぶべきだと私は考えます。
本当に必要なことなのであれば、ちゃんと人を雇ってやるべきです。
または、「ボランティアをやりたい!」という人だけでやるべきです。
以下は、私個人の見解で、同業者の何割が賛同してくれるのかわかりませんが
PTAは本当にこちらにとっても負担です。
特にいやなのが、PTAの役員のお願い。
たいてい、各学級2人くらい、毎年役員を決めなくてはいけなくて、その依頼は担任の仕事です。
お願いできないか、と電話をかけると
「うちは共働きだから難しい」「うちは片親家庭だからできない」
と断られるケースが多いです。
そりゃそうです。現代では共働き家庭と片親家庭の割合が多いのですから。
しかし、これを認めてしまうと
「専業主婦は暇なんだから積極的にボランティア活動(=PTA活動)をやらなければならない」という考えを、学校・教師が支持しているということになります。
そしてこの考えは、極めて差別的な考えだと私は思います。
長くなってしまいましたが、まとめると
・PTAの制度設計は、現代社会にそぐわない。
・保護者が声を上げれば変わる可能性がある。
・「PTAに入るのは当たり前」という考えはボランティアの強要と同じで間違っている。
という感じです。
PTAを訳すと、実は「親と教師の会」です。
我々教師もPTA会員であり、会費を払っています。
ですから、先述のような抗議を、我々教師がPTA会員としてやることは、制度上可能です。
しかし、やったら確実に職場で干されるので、できないんですよね・・・・・・
他力本願なオチで申し訳ないのですが、保護者の皆様が声を上げることに期待です。