原稿用紙の隅っこ

声を大にしてまで言いたいわけではないけど、中の下くらいの声でなら言ってみたいこと。

うんこの話

2018-02-22 10:44:51 | 日記
 僕はとくに精神科医などではないですが、それでも患者として関わったことがあるのと、心理学に触れていたことがあるので、その観点から思ったことを書いてみたいと思います。
 まず、ちょっとうんこの話をしてみたいと思います。
 うんこを我慢していると、おなかが痛くなってきたり、張ってきたり、いろいろと不快な状態になりますよね。便秘を経験したことのある方なら、わかっていただけるのではないかと思います。
 そんな場合は、便秘なら下剤でも飲んで、すっきりとみんな出してしまえば大抵は良くなります。でも、出しもせずに腹痛を抑える薬を飲んでみたり、眠る体勢を変えてみたりなどしても、何も解決しません。一時しのぎにはなるかもしれないですが、それを続けていると、あとあと、もっとひどい状態になってしまったりします。
 これと同じことが、人間の心にも言えるのではないかと、そんな感じがします。気持ちが落ち込んでしょうがないとか思う時に、まずはじめに考えてみてほしいのは、なんで気持ちが塞いでいるのか、というその理由です。例えば職場で嫌な上司と接するのが嫌で落ち込んでいるのだとしたら、その関わり方、あるいは関わらなくてもいい方法などを模索すればいっぺんに解決します。
 それを飛び越して、やれ抗鬱剤だ、それ安定剤だと薬をぶち込んでもなんの解決にもなりません。病原である「上司」といううんこがそのままだからです。下手をしたら、その薬の副作用で余計にひどくなってしまう可能性もあります。
 もちろん、薬の効果はありますが、その前に、まずは自分の気持ちを整理してみることをお勧めいたします。

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