近所の方から、電話があって
『ikoチャンの車が、子供のやった花火で真っ白よ~』と。
真っ白
ダッシュで駐車場に駆けつけると
駐車場の両隣に住む方たちが集まってヤイノヤイノと大騒ぎ。
パッと見た感じ、黒の私の車は黒いまま
じゃあ、何?と思って近づき、近所の方が指さす所を見たらね
あ ・ ・ ・ ・ ・
車の屋根の、ちょうど真ん中から運転席の方に向かって真っすぐに
1本の火薬の跡がスーーーッっと
駐車場の奥は、マンションの駐輪場になってるんだけど
たまたまソコにいた住人の方が
『花火をやってた子はアソコの家に逃げ込んだ』
と教えてくれ
駐車場横に住む方からは
『駐輪場から、こっちに向かって花火(ロケット花火)をやっててね
車に向かって飛んだし白い跡が付いたから、怒鳴ったら逃げたのよ』
と。
何歳くらいの子が何人いた、とか
背の大きい子だけは、コッチに逃げたとか
色んな情報が出てくる中、私はマンションの一室に逃げ込んだって方へ行きました
ピンポーン
インターホン越しに、『息子さんいます?』
女の人の声で、『息子はいません』
カチーン
スイッチが入っちゃった私は、なんて言ったか覚えてないけど
『…で、ココに逃げ込んだって見てる人がいるんで、とにかく呼んできて』
数分後…(この数分かかったので、私のイラ度はアップ)
『息子はやってないんだけど』
『 見た人がいるんで、とにかくココに出してきてっ』
やっと出てきた子は二人。
その時、この家の女の人は私の車を確認しに行ってました。
けど、この子たちったら
そろって
『僕じゃない、知らない』
『でも逃げたんでしょ?やってなくても、やった子は誰だか知ってるよね?』
『知りません』
は~~~~ん
中学1年生相手に、ブッチキレそうになったところに
新たな少年が1人出てきた。
『僕が一人でやりました。本当です、この子たちは関係ないんです』と。
この少年は、あくまでも自分一人でやったと言い張り
逃げた子も知らないと言う。
この家の女の人は
『やってない』
『証拠はあるのか』
『火薬の跡を見ると、駐輪場から撃ったものじゃない、良く見てみろ』
などなど…
駐車場横の自宅2階の窓から目撃したんだっというオバサンと言い争いに。
とにかく、やったって子の連絡先を知りたいんだけども?
と聞いても、名前も知らなけりゃ家も知らないと言うし
悪いんだけど、紙とペンを貸してアノ子に書かせてくれる?
となって、家に入っていったかと思えば
数十分も出てきやしない
しつこく、ピンポン連打をしたら、ようやく出てきたんだけどさ
いつまで待たせんだよっと思ったら
今度は
『落ち着いて考えたら、車に向かってはやってないってさ』
やりました、って告白していた子ですら
『あの…僕は車に向かってはやってません』
あげく、この女ときたら
『駐車場って私有地の事故なんだから、仮にやってたとしても弁償する義務はないからっ』
あ~ぁ。
ついにikoチャン、爆発
それまでは、近所のオバサンとウチのバァバがギャーギャー騒いでたんで
私は大人しくしてようっとなんて思っていたけどね
アンタね~~~~~っ
怒鳴り散らしました
それでも最後には
『コレでウチの子たちがやってなかったら、名誉棄損だからね覚えておきなさいよ』
まで言われ
上等じゃ~い 出るトコ出ろやっ
で。
110番通報しました、私
警察を呼んだのが分かって、『やってない』と言い張る女の人と少年2人は家にこもり…
『やりました』告白をした少年だけが外に出されてるのね。
わたし的には、この正直で友達をかばってる少年が可哀想にもなってきたんで…
2人っきりの時に声をかけてみました。
『今までココにいたオバサン達にも、これから来る警官にも言わない。
だから、私には正直に答えてほしい』
それでも『自分一人で…』と言い張ってはいたけれど
『嘘ついてるな…誰かをかばってるな…とかって分かるんだよ?
だいたい、みんなで家に入ったと思ったら話がコロコロ変わってくるでしょう?
それじゃ信じてくれって言っても信じられないでしょう?』
しばしの沈黙のあと
少年は全部正直に話してくれました
まぁ、結果はやっぱりね って内容でしたね。
警察がきても、1人の子だけが
『僕が一人で全部やりました。他の子は悪くないんです…』
としまいには号泣
その横で、ただ立ってるだけの女の人
やっと女が何かを言ったかと思ったら
『一人、この近所で顔を知られてるから出てきたくないって言ってるんでぇ…
ちょっとウチにきて話を聞いてもらえます?』
って、オマエの息子だろっ
炎天下の中
またもや数十分待たされ
『やった』という子の親に連絡してきてもらう事になったから、いましばらく待ってくれと言われ…。
一緒に外で待機していた警官に
私の怒りは、アノやったっていう子じゃなくて、あの女なんだって事を
やわらか~く話したりなんかして…
たら。
今度は駐車場を管理する不動産屋さん登場。
この女の人も、同じ敷地内に駐車場を借りてるんだけどね?
トラブルが多いんだって
駐車場内だから弁償しない、仕方ないでしょ?
発言に、相当キレてた不動産屋さんなんだけど
私たちは、彼女は2台分借りてると思っていたので、そのつもりで話をしてたら
2台分なんか貸してないっ、1台は無断駐車してんのかっ
と新たな火種まで飛び出してしまって
もう、グッチャグッチャになってしましました
最後はね
警官が少年3人に
誰がやって、誰がやってないんじゃなく
悪い事、危ない事をしようとしてる友達を止められないのも同じ事なんだよ
と説得してくれて
『やりました』って少年の親が到着してから、
車の傷の具合を確かめて、それぞれから一言づつお詫びを言って謝ってくれたので
それで許しましょう
って思ったんだけどね?
けどさー
例のアノ女だけは、腕組なんかしちゃって頭も下げないのよ
警官に
『じゃあ、これでイイですかね?』
と、許してやってね…的に言われたんだけどね?
『イヤまだ この人に謝ってもらってないんだけど』
と思いっきり指さしてやった。
それでも
『なんで私が謝らなきゃいけないのよ』
だよ?
やったって子の親は
『ウチの子をかばってくれただけですから、私が謝るので勘弁してください』
と頭を下げてきたけど…
あの女はお宅の子をかばってなんか無いわよ?
一人だけ悪者にしようとして、結局は自分の子しかかばってないんだよ?
って言いたかったけどねぇ。
少年と2人だけの約束しちゃったから、グッと我慢して
『謝れって言うなら謝るわよ』
と、ホントに言葉だけのゴメンナサイだけ言わせて、落ち着く事にしました
その様子を見ていた不動産屋さんが
『あの女、後ろからぶん殴ってやりたかった
後は、私が無断駐車の件で強く出るんで任せてくださいっ』
と言ってくれたので
お任せしちゃおうっと