休んでいいよ！の魔法

私は小学生の頃からスポーツを本格的に行っていたが、
指導者から「休んでいいよ」と言われた記憶がない。

たまにの休みも、休み慣れてないので、
どう休んでいいか分からなかった。
「明日は休養日だけど、明後日は練習上げるから調子整えるように！」
という休みのもらいかただったので、
遠まわしに「休むな！気を緩めるな！」
と言われているようで、
休むことに罪悪感を感じていた。

休まないと体がもたないと分かっていながらも、
休めないジレンマ。
たぶんアスリートのほとんどが
同じような境地に陥っていると思う。
少なからず、同じチームに所属していた仲間は
皆同じジレンマに苦しんでいた。

でも最近、同僚から
「休んでいいよ！」
という言葉をもらった。
体調改善・肉体改造のため、
同僚の指導の元、週２回筋トレをしている。
その際掛けてくれた言葉。
トレーニングをする上で当たり前の言葉だったと思うが、
「休んでいいよ！」
という言葉のモト、罪悪感なく休むのが
こんなにも精神的に解放されるのかと、
今更ながらに実感！

“タラ・レバ”の話だけど、
現役の頃にこの言葉を掛けてくれる指導者と出会っていたら、
どんなに良かったかと思う。

正直、ハタチの時に夢を諦めずにいたら、
今頃夢が叶っていたのかなぁと思う時はある。
けど、その時諦めた自分がいるから今の自分があるんだよね。
今私はとっても幸せ。
沖縄に来れてすごく良かった。
ボスに出会えてホントに良かった。
「休んでいいよ！」と言ってくれる
同僚に出会えてホントに良かった。

想像していた道とは全く違う道を歩んでいるけど、
今は自信を持って言える。
「幸せ」と。