きみだんごの日記帳

日記帳の形を借りて、創作活動の成果を発表していきたいと思います。
荒井公康

生きる道

2022-06-02 14:18:32 | 日記

マルクス=アウレリウスは、万物が変化流動し、業績も名誉も記憶もすべてが忘却される無常な時の流れの中で、その世界に働いている神の理法(ロゴス)、神の摂理を信じ、与えられた運命を愛し、自己の義務を誠実に果たすところに生きる道を見出した。万物が絶えず変化流動し、やがて忘却の淵に沈みゆく無常な人生への諦めやメランコリー(憂鬱)な気分、その無常な世界に神の定めた理法、神の摂理が働いていることへの信頼と帰依。この世の無常を諦観しながら、宇宙を支配する神の理法を信じ、運命を愛しておのれの日々の義務を誠実に果たすこと。ここに生きる道があるとした。2022/04/09

荒井公康