検索ワード: 天文 天体 宇宙
ヒットした短歌: 23件
現在は宇宙時代と人の言へ宇宙邃くして視る眼及ばず
窪田空穂 『去年の雪』, 1966, 1967
足は地を踏みてはなれねわが頭かの天體につづくが吠に
窪田空穂 『冬木原』, 1946, 1951
蓬平天文を見て宿りたるものならねども星まどに笑む
与謝野晶子 『草と月光』, 0000, 1933-1934
經濟のなやみ失するとき人間のもてるカは宇宙に向はむ
窪田空穂 『老槻の下』, 1958, 1960
原子力宇宙と共に存せしを今にいたりて捉へたるなり
窪田空穂 『老槻の下』, 1958, 1960
人類が宇宙に占むる位置示す唯一のものかこの見る書籍
窪田空穂 『卓上の灯』, 1950, 1955
一入にて負へる宇宙の重さよりにじむ淚のここちこそすれ
与謝野晶子 『白櫻集』, 0000, 1942
日の光あかき空より逈かなる宇宙感覚来る樹氷きびしく光り
前田夕暮 『夕暮遺歌集』, 1948, 1951
水久の我と宇宙と相対し二にして一の境にし生く
窪田空穂 『清明の節』, 1966, [1966]
宇宙感覚を究めむとして山を行き新しき現実を吾はも見たり
前田夕暮 『歌稿 晩年歌稿』, 1947, [1947]
刻々に宇宙劫波のとどろきのよせくる音すおどろかめやも
太田水穂 『老蘇の森』, 1952, 1955
宇宙とは命の海なり目に見ゆる見えざる命うしほと動く
窪田空穂 『木草と共に』, 1961, 1964
あなめでた宇宙の紅を一もとに盛る牡丹ぞと思ひけるかな
与謝野晶子 『牡丹』, 0000, 1933-1934
宇宙より己れを觀よといにしへの釋迦、キリス卜もあはれみ敎へき
窪田空穂 『老槻の下』, 1959, 1960
空仰ぎ天文臺に何ごとか記るす外なるまほろしを見る
与謝野晶子 『心の遠景』, 0000, 1928
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