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ヒットした短歌: 16件
言わずもがな伊藤の独壇場。「子をつくるふぐりはあれと敵怒るふぐりは持たず醜男子ども」は圧巻。同時代にリスペクトされていたのは納得。前田の海狸はビーバー。前田は伊藤からいろいろと影響を受けている気配がある。北原や斎藤は作りが細かくて題材をうまく扱えていない。
子をつくるふぐりはあれと敵怒るふぐりは持たず醜男子ども。
伊藤左千夫 『[左千夫全集]』, 1903, [1903]
おのこ皆同じふぐりを汝がふぐり如何にさがれかしか冷え易き
伊藤左千夫 『[左千夫全集]』, 1903, [1903]
玆にして斷つを知らねば種牡牛のふぐりに同じ汝かふぐり玉
伊藤左千夫 『[左千夫全集]』, 1903, [1903]
大日本あきつ島根の民草が思ひあやぶむしがふぐり玉
伊藤左千夫 『[左千夫全集]』, 1903, [1903]
神代よりさげ傳へたるふぐり玉二つならべて何か恐るる
伊藤左千夫 『[左千夫全集]』, 1903, [1903]
牛飼ひの伊藤左千夫は親しかもふぐりあらはに胡坐ゐしといふ
前田夕暮 『歌稿 晩年歌稿』, 1949, [1949]
しけ海にいのち生かすと海狸はもふぐり咬切るといふ、その心になれ
前田夕暮 『南風』, 1929, [1929]
御民われ憂ひに堪ずろしや風に醜がふぐりの冷えむ思へば
伊藤左千夫 『[左千夫全集]』, 1903, [1903]
益良雄の大き宝のふぐりもよ、玉と世は呼ぶうべなもようべな
斎藤茂吉 『短歌拾遺』, 1906, [1906]
かまくらに蒙古の使者屠りけむ大丈夫子のふぐりしおもほゆ
伊藤左千夫 『[左千夫全集]』, 1903, [1903]
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