ヒットした短歌: 8件
勇らは いづく行くらむ―。このゆふべ 寄席行燈の光り しめれり : 釈迢空 『倭をぐな』, 1947, 1955
人すくなく疊あかるし雨の夜の寄席に這入りて坐らむとすも : 古泉千樫 『屋上の土』, 1915, 1928
雨の夜家を出でつつゆくりなく場末の寄席に這入りけるかも : 古泉千樫 『屋上の土』, 1915, 1928
寄席にゐて古き小唄をきける時こほろぎ鳴けり耳の近くに : 古泉千樫 『屋上の土』, 1915, 1928
雨の夜の寄席の疊のあかるきにほそほそと鳴くこほろぎきこゆ : 古泉千樫 『屋上の土』, 1915, 1928
さしのぞけば向ふの寄席に人形の治兵衛踊れりなんとせうぞの : 北原白秋 『明治44年7月1日「創作」2巻7号』, 1911, [1911]
六代目円楽逝去。古泉は代わり映えのしない短歌を4つも「屋上の土」に入れている。割と退屈。釈の勇は吉井勇だろう。
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