Cube3で走るオーストラリアの旅2012

シドニー、メルボルン、アデレードそしてタスマニアを訪れ、夫婦のんびり旅行のエピソードや楽しみ方を伝えたいと思います。

Cube3で走るオーストラリアの旅 2012 TaranaからCobarへ

2012年05月23日 | 旅行
2月13日(月) TaranaからCobarへ
今日から3、4日間ほどAdelaideに向かってハンドルを握る。
今日のゴールは32号線(Barrier Hwy)にある街Cobarだ。Cobarはアボリジニ語でBurnt Earth、熱い大地と言われている。
Rainville Creakを出発する頃は真っ青な空がCube3の少し直立したフロントガラスを通して一面に広がっていた。しばらくすると、なだらかな丘の斜面にBathurstの街が見えてきた。緑の芝生の中に古風な赤レンガ造りの建物が白い三角帽子を頭からかぶり、熱い日差しを遮ろうとしているように見える。幸子は公園を見つけると急に、「洗濯がしたい」と言った。公園の水道には、注意書きもないので小物の衣類を洗うことにした。Cobarの宿泊設備の状況が分からないため出来る時に出来ることをしたほうが安心なのである。とは言え私達が東京にいるときに外人が公園でその様な行為を見たらやはり変に思うのと同じだろうと想像しながら、幸子は周りの気配を気にしながら手っ取り早く事を済ませたのだった。幸子が洗濯物を干すのはいつもCaravan Parkで宿泊する時だった、また昼食やコーヒーブレイクの時に周囲の状況をみて干した。旅行中の洗濯事情は洗濯機、乾燥機を使用するのは敷布、毛布等など量の多少で判断し、少ない時は使わないようにしている。理由は1回のコストが$12~$15程であり、使い分けることがコストセーブつながるのである。毎日洗うものはシャワーの時に体も衣類も心も洗濯する。自分の洗濯物は自分でするようにした。私にとって旅行中の数少ないルーチン・ワークであった。
 Wellingtonを過ぎ、2時頃Dubboに到着しWoolworths(スーパーマーケット)で食材やビールを購入する。Dubboからハイウェイ32号線はNarromineを過ぎると紐を張ったようにただひたすら真っ直ぐに進む、はるか彼方から陽炎の中を対向車が少しゆれながら近づいてくる。日本でドライブしてもこのように長いハイウェイは無い。もしかすると夏の北海道でこのような経験をしたかもしれない。
ナビゲーションで確認するとハイウェイ32号線の直線道路の距離はなんと120km、考えられない長さだった。そしてCube3は5時過ぎにCobarに到着した。
今夜のCaravan ParkでJim & Susanna夫妻と隣同士になった。Jimは私の車のナンバーを見てQld(Queensland)プレートであり、心に仲間意識がふつふつとわいて来たのだろう。彼らはこのParkに1週間ほど滞在しておりCairnsからNSW(New South Wales),VIC(Victoria)を6ヶ月間でラウンドすると話していた。私は旅行期間が1ヶ月でも長いと感じている。Aussieが日本人の短期間の旅行をJapanese Styleと皮肉って言う理由が理解できる気がする。今日のCube3の走行距離は570km。