Cube3で走るオーストラリアの旅2012

シドニー、メルボルン、アデレードそしてタスマニアを訪れ、夫婦のんびり旅行のエピソードや楽しみ方を伝えたいと思います。

Cube3で走るオーストラリアの旅 2012 灼熱のWhite Cliffs

2012年05月31日 | 旅行
2月14日(火)  第2編 灼熱のWhite Cliffs
Wilcanniaから1時間ほどでWhite Cliffsの町に着いた。町の中は、静まり返っている。
2時過ぎだが太陽はまだ高く真上から照りつけている。Parro Danling NP等の情報を入手するためインフォメーションセンターに行き、 事務所に入るとエアコンの冷気が私達の体をアッと言う間に冷やしてくれた。ツーリストが珍しいのだろうか、奥から出てきた若い男性はニコニコしながら私達を快く迎えてくれた。色々なガイド冊子、地図を見ながら私達の質問に答えてくれた。彼は「今日は、この街に泊ったら良い」とアドバイスをくれた。そして私達が今日中にBroken Hillに行きたいと伝えるると、「車は Four wheels?」言いながら私達の車を見た。彼は腕を組み、少し考えながら「May be OK」と言った。彼が心配したのは、道路の状態であった。ここからBroken Hillへ行くには来た道を戻りWilcannia経由か、あるいはショートカットをして未舗装の道路を選択するか、二つの方法があったのだ。未舗装の道は距離が100Km程短縮されるのだ。その判断を彼がしてくれたのだが、何があろうとすべては「Own Risk」自己責任である。
 私達は丘の天辺にあるOpal miningを訪れた。この辺りでは一番太陽に近い場所である。
この丘だけが小高くなっており、そこからぐるりと周りを見渡すと、ただひたすら平らになった土地が続く。遮るものはなく、はるか彼方の地平線まで見渡すことが出来る。
ここで採掘したOpalを売っている店舗は山の斜面を掘り空洞になった場所にある。これは暑さをしのぐために内陸に来ると地中に住居や宿泊所を構えたりする。以前Coober Pedy(AdelaideからUluruへ向かう途中の町)で地下のホテルに宿泊したが湿気が多かったような記憶がある。店の入口に着きCube3を熱い日差しの中に止めた。何の気なしに駐車場の傍に置かれたボードを見ると営業時間が3時までとなっていた。私の時計はすでに20分を過ぎていたのだ。残念だが何もないこの景色を見ただけでもAustraliaを感じることが出来たこと又、無駄使いをせずに良かったと思いながら丘を後にした。
町は閑散としている。酒場とホテルが一緒になった建物も全ての窓とドアは閉められていた。道の向かいにある店の壁にWhite Cliffs GENERAL STOREの看板が掛っていた。
ガソリン(Fuel)、氷等も売っているが人の気配は感じられなかった。一番暑さの厳しい時間であり住民も外出は控えているのだろう。驚いたことに店の角にはGOLF COURSEの案何標識があった。丘から見た景色の中にはその様な施設があったのは気がつかなかったがおそらくサンドウエッジとパターしか使えないコースかもしれない。
 第3編へつづく