2月13日(月) TaranaからCobarへ
今日から3、4日間ほどAdelaideに向かってハンドルを握る。
今日のゴールは32号線(Barrier Hwy)にある街Cobarだ。Cobarはアボリジニ語でBurnt Earth、熱い大地と言われている。
Rainville Creakを出発する頃は真っ青な空がCube3の少し直立したフロントガラスを通して一面に広がっていた。しばらくすると、なだらかな丘の斜面にBathurstの街が見えてきた。緑の芝生の中に古風な赤レンガ造りの建物が白い三角帽子を頭からかぶり、熱い日差しを遮ろうとしているように見える。幸子は公園を見つけると急に、「洗濯がしたい」と言った。公園の水道には、注意書きもないので小物の衣類を洗うことにした。Cobarの宿泊設備の状況が分からないため出来る時に出来ることをしたほうが安心なのである。とは言え私達が東京にいるときに外人が公園でその様な行為を見たらやはり変に思うのと同じだろうと想像しながら、幸子は周りの気配を気にしながら手っ取り早く事を済ませたのだった。幸子が洗濯物を干すのはいつもCaravan Parkで宿泊する時だった、また昼食やコーヒーブレイクの時に周囲の状況をみて干した。旅行中の洗濯事情は洗濯機、乾燥機を使用するのは敷布、毛布等など量の多少で判断し、少ない時は使わないようにしている。理由は1回のコストが$12~$15程であり、使い分けることがコストセーブつながるのである。毎日洗うものはシャワーの時に体も衣類も心も洗濯する。自分の洗濯物は自分でするようにした。私にとって旅行中の数少ないルーチン・ワークであった。
Wellingtonを過ぎ、2時頃Dubboに到着しWoolworths(スーパーマーケット)で食材やビールを購入する。Dubboからハイウェイ32号線はNarromineを過ぎると紐を張ったようにただひたすら真っ直ぐに進む、はるか彼方から陽炎の中を対向車が少しゆれながら近づいてくる。日本でドライブしてもこのように長いハイウェイは無い。もしかすると夏の北海道でこのような経験をしたかもしれない。
ナビゲーションで確認するとハイウェイ32号線の直線道路の距離はなんと120km、考えられない長さだった。そしてCube3は5時過ぎにCobarに到着した。
今夜のCaravan ParkでJim & Susanna夫妻と隣同士になった。Jimは私の車のナンバーを見てQld(Queensland)プレートであり、心に仲間意識がふつふつとわいて来たのだろう。彼らはこのParkに1週間ほど滞在しておりCairnsからNSW(New South Wales),VIC(Victoria)を6ヶ月間でラウンドすると話していた。私は旅行期間が1ヶ月でも長いと感じている。Aussieが日本人の短期間の旅行をJapanese Styleと皮肉って言う理由が理解できる気がする。今日のCube3の走行距離は570km。
今日から3、4日間ほどAdelaideに向かってハンドルを握る。
今日のゴールは32号線(Barrier Hwy)にある街Cobarだ。Cobarはアボリジニ語でBurnt Earth、熱い大地と言われている。
Rainville Creakを出発する頃は真っ青な空がCube3の少し直立したフロントガラスを通して一面に広がっていた。しばらくすると、なだらかな丘の斜面にBathurstの街が見えてきた。緑の芝生の中に古風な赤レンガ造りの建物が白い三角帽子を頭からかぶり、熱い日差しを遮ろうとしているように見える。幸子は公園を見つけると急に、「洗濯がしたい」と言った。公園の水道には、注意書きもないので小物の衣類を洗うことにした。Cobarの宿泊設備の状況が分からないため出来る時に出来ることをしたほうが安心なのである。とは言え私達が東京にいるときに外人が公園でその様な行為を見たらやはり変に思うのと同じだろうと想像しながら、幸子は周りの気配を気にしながら手っ取り早く事を済ませたのだった。幸子が洗濯物を干すのはいつもCaravan Parkで宿泊する時だった、また昼食やコーヒーブレイクの時に周囲の状況をみて干した。旅行中の洗濯事情は洗濯機、乾燥機を使用するのは敷布、毛布等など量の多少で判断し、少ない時は使わないようにしている。理由は1回のコストが$12~$15程であり、使い分けることがコストセーブつながるのである。毎日洗うものはシャワーの時に体も衣類も心も洗濯する。自分の洗濯物は自分でするようにした。私にとって旅行中の数少ないルーチン・ワークであった。
Wellingtonを過ぎ、2時頃Dubboに到着しWoolworths(スーパーマーケット)で食材やビールを購入する。Dubboからハイウェイ32号線はNarromineを過ぎると紐を張ったようにただひたすら真っ直ぐに進む、はるか彼方から陽炎の中を対向車が少しゆれながら近づいてくる。日本でドライブしてもこのように長いハイウェイは無い。もしかすると夏の北海道でこのような経験をしたかもしれない。
ナビゲーションで確認するとハイウェイ32号線の直線道路の距離はなんと120km、考えられない長さだった。そしてCube3は5時過ぎにCobarに到着した。
今夜のCaravan ParkでJim & Susanna夫妻と隣同士になった。Jimは私の車のナンバーを見てQld(Queensland)プレートであり、心に仲間意識がふつふつとわいて来たのだろう。彼らはこのParkに1週間ほど滞在しておりCairnsからNSW(New South Wales),VIC(Victoria)を6ヶ月間でラウンドすると話していた。私は旅行期間が1ヶ月でも長いと感じている。Aussieが日本人の短期間の旅行をJapanese Styleと皮肉って言う理由が理解できる気がする。今日のCube3の走行距離は570km。
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2月12日(月)
朝、8時15分、目覚める。この旅行も5日目になると慣れない寝床の為に首のあたりに少しコリを感じるようになっていた。私は車から降り上半身、首を軽く回していると見上げた空に真っ直ぐそそり立つ赤さびた色の岩山、そしてそれを下から支えるように森が囲んでいた。Megalong Velleyは町から離れた静かな谷にあった。幸子はいつものように大方の支度を終え、私の用意が終わるのを待っている。今日の目的地Jenolan Cavesに向かう。
カーナビを設定するとJenolan Cave到着時間は約1時間半後と表示された。私は旅行がスタートしてから、朝、運転席に座ると「今日も1日事故がありませんように」と声を出してからエンジンを始動するようになった。運転が慎重になるように呪いをかけている。
カーナビは少しメインロードから外れた牧場の間をぬける道を案内してくれるが私達にとっては、変化があり、草の緑と空の青さがきれいに見え、楽しいドライブになった。Jenolan Cavesに着く頃になると道は山間の狭い道になってきた。曲がりくねった細い道が終わるり前方を見るとスイスの町を連想させる建物が現れてきた。このCaveは時間帯により色々の見学コースが作られている。私達は11時スタートの
1時間30分,($35/per)のコースを選んだ。カウンターの受付係は「あなたたちは、とても良いコースを選んだ」と言ってくれた。私達はCave見学の$35は少し、高額かなと思っていたが受付係の言葉を信用することにした。Caveの入口の鉄の扉の前に見学する人たちが集まると、そこにいたCaveのユニフォームを着た係員は、説明を始めたが延々と15分以上話が止まらず、さらに扉を開け、10メートル程進むと次の扉のまえで又5分程、やっとCaveの中に入り全員が入場したら又、10分程の説明になる。私達は、その話を全て理化するほど英会話のレベルは高くなかったのでちょっと飽きてしまった。すると一人の男性が茶化したように先に進もうと言いだしたようだった。1時間30分の見学コースは鐘乳洞を見る前にすでに1/3が経過していた。鐘乳洞の内部は赤みを帯び、何か乾いているようで光沢が無かったよう感じた。九州や富士五湖で見たものに比べると、あまり感動しなかった。少し退屈な1時間30分であった。受付係がこのコース褒めていたので何か嫌な予感がしたのだが・・・・。
今日は、少し早目にCaravan Parkに入りたかった。こちらの日没は8時30分頃でありその時刻を過ぎると急に暗くなってくる。明るい内に食事のかたずけや、シャワーなど、明るいうちに済ませたかった。途中Lithgowのinfoで係員からTaranaのCaravan Parkが良いアドバイスされ幸子はそこに行ってみたいと言った。私達は急きょ予定を変更しRainvill Creak Flat Fallと呼ばれるCaravan Parkを目指した。係員の説明によると目印はTarana Station,そして隣接する小さなHotel とBarがあると説明された。私は、西部劇の映画でてくる田舎町を想像し胸を膨らませたのだった。1時間ほどドライブするとTaranaとおぼしき駅が見えてきた。それは私が期待していた通り、木造の古い建物にTarana Station Hotel & Bar書かれて、それ以外は何もなかった。
しかし駅を過ぎ5、6km走るがなかなかCaravan Parkを見つけることが出来なかった。
途中の民家で尋ねると、そこはさらに10km先にあるという。彼は私に「そのキャンプは
とても素晴らしい。良いところも見つけたね」と言ったがその言葉に少し不安を感じてしまった。けれどそのParkは、彼が言った通り今度は、緑のきれいな小川が流れる静かな公園であった。夕焼けに包まれた緑の芝生で焚火をしながら飲むビールそして焼酎。何とも言えないゆったりした気分が味わえる。闇になった空には海の砂をまいたように無数の星が散らばりMilky Wayが横たえている。今日のCube3の走行179km。
朝、8時15分、目覚める。この旅行も5日目になると慣れない寝床の為に首のあたりに少しコリを感じるようになっていた。私は車から降り上半身、首を軽く回していると見上げた空に真っ直ぐそそり立つ赤さびた色の岩山、そしてそれを下から支えるように森が囲んでいた。Megalong Velleyは町から離れた静かな谷にあった。幸子はいつものように大方の支度を終え、私の用意が終わるのを待っている。今日の目的地Jenolan Cavesに向かう。
カーナビを設定するとJenolan Cave到着時間は約1時間半後と表示された。私は旅行がスタートしてから、朝、運転席に座ると「今日も1日事故がありませんように」と声を出してからエンジンを始動するようになった。運転が慎重になるように呪いをかけている。
カーナビは少しメインロードから外れた牧場の間をぬける道を案内してくれるが私達にとっては、変化があり、草の緑と空の青さがきれいに見え、楽しいドライブになった。Jenolan Cavesに着く頃になると道は山間の狭い道になってきた。曲がりくねった細い道が終わるり前方を見るとスイスの町を連想させる建物が現れてきた。このCaveは時間帯により色々の見学コースが作られている。私達は11時スタートの
1時間30分,($35/per)のコースを選んだ。カウンターの受付係は「あなたたちは、とても良いコースを選んだ」と言ってくれた。私達はCave見学の$35は少し、高額かなと思っていたが受付係の言葉を信用することにした。Caveの入口の鉄の扉の前に見学する人たちが集まると、そこにいたCaveのユニフォームを着た係員は、説明を始めたが延々と15分以上話が止まらず、さらに扉を開け、10メートル程進むと次の扉のまえで又5分程、やっとCaveの中に入り全員が入場したら又、10分程の説明になる。私達は、その話を全て理化するほど英会話のレベルは高くなかったのでちょっと飽きてしまった。すると一人の男性が茶化したように先に進もうと言いだしたようだった。1時間30分の見学コースは鐘乳洞を見る前にすでに1/3が経過していた。鐘乳洞の内部は赤みを帯び、何か乾いているようで光沢が無かったよう感じた。九州や富士五湖で見たものに比べると、あまり感動しなかった。少し退屈な1時間30分であった。受付係がこのコース褒めていたので何か嫌な予感がしたのだが・・・・。
今日は、少し早目にCaravan Parkに入りたかった。こちらの日没は8時30分頃でありその時刻を過ぎると急に暗くなってくる。明るい内に食事のかたずけや、シャワーなど、明るいうちに済ませたかった。途中Lithgowのinfoで係員からTaranaのCaravan Parkが良いアドバイスされ幸子はそこに行ってみたいと言った。私達は急きょ予定を変更しRainvill Creak Flat Fallと呼ばれるCaravan Parkを目指した。係員の説明によると目印はTarana Station,そして隣接する小さなHotel とBarがあると説明された。私は、西部劇の映画でてくる田舎町を想像し胸を膨らませたのだった。1時間ほどドライブするとTaranaとおぼしき駅が見えてきた。それは私が期待していた通り、木造の古い建物にTarana Station Hotel & Bar書かれて、それ以外は何もなかった。
しかし駅を過ぎ5、6km走るがなかなかCaravan Parkを見つけることが出来なかった。
途中の民家で尋ねると、そこはさらに10km先にあるという。彼は私に「そのキャンプは
とても素晴らしい。良いところも見つけたね」と言ったがその言葉に少し不安を感じてしまった。けれどそのParkは、彼が言った通り今度は、緑のきれいな小川が流れる静かな公園であった。夕焼けに包まれた緑の芝生で焚火をしながら飲むビールそして焼酎。何とも言えないゆったりした気分が味わえる。闇になった空には海の砂をまいたように無数の星が散らばりMilky Wayが横たえている。今日のCube3の走行179km。