EVERYDAY I HAVE THE BLUES

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今まで気づこうとしなかったことに目を向けさせられる本

2021-09-10 21:09:00 | 読書
「人間たちの庭 ホテル・サピエンス」
レーナ・クルーン
末延弘子 訳

読むと考えさせられる本。
SFというか幻想的というか?
哲学なのか?答えは書いてなく、話を読むと今まで、目を向けてこなかったことに目を向けさせられる。
どういうジャンルの本か、言葉にするのは難しい。
短編の27章。

訳の末延さんの後書きが、作者のことをわかりやすく書いてある。

作者レーナのクルーン。クルーン一族には、学者や芸術家が多い。ドイツ系のフィンランド人。
レーナには、子どもの純粋で明晰な視点がある。
今まで気づこうとしなかったものに目を向けさせる眼差しがある。見え方もあり方もみんなそれぞれ違っている。

不思議な本だった。
レーナ・クルーンの本は、何冊か訳され出ている。他も読んでみたくなった。


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