延び延びになっていたわが学年のNRT学力検査をようやく実施することができました。
約4週間前は学力検査対策として、
宿題は学習の振り返り練習プリントを連日出していたのですが、
当校を襲ったインフルエンザ様疾患の嵐にあえなく撃沈!!
宿題どころではなくなりました。
まずは、子どもたちの健康回復が第一に。
そして、ようやくみんなが教室に戻ってきたので、
また、休み始める前に、即実施ということに。
「みんな、実力で受けたまえ!!」とういうことになりました。
おうちの方や学校関係以外の方には、
NRT学力検査はどんな内容かはあまり知られていないと思います。
普段は小学生は、1枚、表裏のワークテストや自作テストをしています。
ところが、このNRT学力検査は、冊子になっていて、
答えを選択肢から選んだり、1年間の学習内容から出題されていますので、
2月以降の学習内容も含まれたりしています。
問題の傾向も、子どもたちいわく、
いわゆる(!?)いじわる問題、ひっかけ問題も多く、
学習内容を理解している子でも、
じっくり考えないとできないような難問が出題されています。
都会のように、入学試験を目指して学習塾に通っている子にとっては慣れている出題の方法でしょうが、
純朴な田舎の子どもたちにとっては、年1回の大きな試練です。
以前は、当県ではCRT学力テスト
(その学年の学習内容がどれぐらい身についているか検査するもの)
を採用していた学校も多かったようですが、
こちらは基本的な内容の問題が多く、子どもたちに自信を持たせることができます。
しかし、NRTは、全国的学力水準と比較して相対的に学力を把握するための検査ですので、
有り体に言うと、子どもたちの力を篩いにかけて偏差値で表し、
全国標準と比較することを目的としています。
ですから先述のように、普段目にしている出題のしかたより難しい出題の傾向があるのです。
また、問題数も多いので、子どもたちの集中力次第で、結果が違ってきます。
偏差値50が標準となります。
60を超えると大変優秀な学力集団であり、めったにありません。
今年の学年は、昨年の学年平均がたいへん60に近かったので、
今年子どもたちを担当した私たちとしては、
正直あまり下げたくないと思っています。
学年が上がると偏差値が下がる傾向はあるのですが・・・
業者に採点と分析資料の算出を依頼している学校なのですが、
学年の「算数」担当者としては、
結果がたいへん気になるのはいたしかたないこと・・・
検査終了後、自学級だけ、ざっと採点してみました。
「○○さん、う~ん、3桁のたし算、ひき算で、繰り上がり下がりをミスしている・・・」
「○○君、わり算の問題なのに、あわててかけ算しちゃってる・・・」
「やっぱり、今学習途中の『重さ』はかりの目盛りを正しく読めない子もいるわ・・」
胃が痛くなる思いで、偏差値も出していきました。
結果は、学級平均で偏差値60を若干超えていました。
よかった~ 偽りのない最初の感想でした。
低学年のときからしっかり鍛えられてきた子どもたちを受け継ぎ
1年間預かってきた立場としては、
子どもたちの「テストで見る学力」でしかありませんが、
下げずに次の学年に送り出せそうなので、やはり、ほっとしました。
子どもたちにとっても、教師にとっても
ストレスを感じる一つの山を越えて、
いよいよ、1年間の締めくくりです。
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